ウォールアートも楽しめる!ミラノ、サン・カリメロ大聖堂

ウォールアートも楽しめる!ミラノ、サン・カリメロ大聖堂|イタリア観光ガイド

サン・カリメロ大聖堂に行ってきました!

サン・カリメロ大聖堂はミラノ中心部にある大聖堂。クラシックとモードが絶妙に織り交ざったユニークな雰囲気が特長です。街歩きの際も立ち寄りやすくて◎大聖堂の魅力をご紹介します★

サン・カリメロ大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ユニークなウォールアートとのコラボレーションを楽しめる点。
  2. 駅チカ好アクセスである点。
  3. 1600年以上の歴史を持つミラノきっての歴史ある大聖堂である点。

「サン・カリメロ大聖堂(Basilica di San Calimero/バジリカ・ディ・サン・カリメロ)」は、 地下鉄M3線、Crocetta(クロチェッタ)駅からスグのところにある大聖堂。周辺は学生も多く、一見モード感で溢れているのですが、実は、大聖堂自体の歴史は1500年以上あり、ミラノ有数の重厚長大な歴史文化と、最先端都市から溢れる活気を一度に味わうことが出来る点が特長です。

サン・カリメロ大聖堂 押さえておくべき魅力とは?

参道を彩る「ウォールアート」

約300メートルほど続くサン・カリメロ通り(Via San Calimero)の真ん中あたりに建つ、サン・カリメロ大聖堂。石畳×お洒落な街灯が連なる遊歩道(参道)は、ただ散歩するだけでも旅情気分が高まります。そして、サン・カリメロ通りの名物と言えばウォールアート!写真は作品の一部で、ミラノの著名人たちが名言と共に、壁に大きく描かれています。

赤レンガの綺麗な「外観」

ミラノのモード感を全身に浴びながら遊歩道を進むと、サン・カリメロ大聖堂が見えてきます!490年に創設されたミラノきってのご長寿大聖堂なのですが、外観は1882年にアンジェロ・コッラ(Angelo Colla)の手によって修復されたため、想像以上に綺麗です。入口上のモザイク画にあしらわれた大聖堂のシンボル、聖カリメウス(サン・カリメロ)が目印。館内に入る前に一枚写真を撮っておきましょう。

外観とコラボする「ウォールアート」

さて、館内に入る前に誰しも気になってしまうのが…外観横に広がるド派手なウォールアートです。前項でご紹介したウォールアートもこちらも、1981年生まれのアーティスト、イヴァン・トレソルディ(Ivan Tresoldi)の作品。詩人でもあるイヴァン・トレソルディ。外観横の壁には、詩から引用した文章がアートとして描かれており、一見相反するもののように見えますが、長い歴史を持つ大聖堂と絶妙にマッチしています。

豪華な「モザイク画」

教会の起源は490年に遡るものの、17世紀にフランチェスコ・マリア・リキーニ(Francesco Maria Richini)によって再度整えられ、その後、アンジェロ・コッラによる修復もあったため、昔の面影を残すところは数少なくなっています。その中で、目を引くのは中央祭壇奥のモザイク画。元の大聖堂の外観を活かして制作されており、三位一体という聖書の教えについて説いた作品のまわりに、たくさんの天使たちが舞う、とても華やかな一枚に仕上がっています。

16世紀の面影を残す「地下聖堂」

大聖堂の中で最も歴史を感じられる場所が、地下聖堂(クリプタ)です。16世紀の面影を残す地下聖堂(実際は半地下)は、天井にフィアメンギーニ(Fiammenghini)のフレスコ画が描かれており、半地下でありながら明るい印象です。見どころは、フロアの中に設置された井戸。この場所で聖カリメウスの遺物が発見された為、彼の”井戸に投げ込まれた”という伝説をもとに、後年、井戸が設置されました。

サン・カリメロ大聖堂 是非食べてほしい逸品

Gorgonzola Piccante

「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」はゴルゴンゾーラチーズ(ロンバルディア州ゴルゴンゾーラ地区発祥)の一種。特にチーズの持つ独特の風味が好きな方にオススメの一品です。そのままハチミツやワインと一緒に楽しんでも良いですし、お料理として食べても、味がしっかりと出ているのでオススメ!ミラノでも多くの店で、気軽に食べることが出来るので、見つけたら是非食べてみてください。

サン・カリメロ大聖堂ワンポイントアドバイス

「ミラノのウォールアート」
経済最先端都市ミラノは、いたるところでモード感溢れる景色に出会うことが出来ます。ウォールアートも、ミラノらしい風景のひとつ。ご紹介したサン・カリメロ通りのもの以外には、ミラノ地下鉄M2線 モスコヴァ(Moscova)駅近く、フォッパ広場(Largo la Foppa)からガリバルディ通り(Corso garibaldi)方面へ入るとスグの所にあるグッチプロデュースの大きなウォールアートが有名ですので、もしご興味があれば、観に行ってみてください。

サン・カリメロ大聖堂観光での注意点

サン・カリメロ大聖堂観光での注意点
  1. 7時45分から12時、16時半から18時半迄開いています。
  2. 日曜は午後のみ開いています。
  3. 入場無料です。

サン・カリメロ通りは遊歩道になっている為、歩きやすい一方、スリやひったくりに遭う可能性が高めです。話しかけられても基本は無視!嫌なことはしっかりと断って、強い態度で接するようにしましょう。

まとめ

サン・カリメロ大聖堂は、一見大聖堂とウォールアートがコラボレーションする異色の宗教施設に見えますが、それがミラノらしさに溢れていて、旅の良い思い出になると思います。フィレンツェやローマ、ナポリなどの他都市の教会では、まずお目にかかることの出来ない風景。周辺の学生街の賑わいと共に是非ご堪能ください。周辺はお店やレストランも多いのでショッピングや食事とセットでの観光もオススメです。

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