世界の流行発信源!ミラノ「ノヴェチェント美術館」がとにかくカッコイイ!

世界の流行発信源!ミラノ「ノヴェチェント美術館」がとにかくカッコイイ! | イタリア観光ガイド

ノヴェチェント美術館に行ってきました!

世界を牽引する流行最先端の都市、ミラノ。ここにある「ノヴェチェント美術館」は思わず「さすがミラノ!」とつぶやいてしまうほどの「美」で溢れています。ここではノヴェチェント美術館の魅力を、たっぷりご紹介します。

ノヴェチェント美術館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. イタリア、現代アートの総本山である点。
  2. ドゥオーモのすぐ横で、アクセス抜群である点。
  3. 大きな窓から見る美しい中近世の街並みと、館内とのギャップ。

「ノヴェチェント美術館(Museo del Novecento/ムゼオ・デル・ノヴェチェント)」の「ノヴェチェント」は「1900年代」の意。もともとドゥオーモのすぐ横に建てられていたアレンガリオ宮殿を改装し、2010年にオープンしました。博物館は、一歩中に入ると外の風景とはガラリと異なる現代アートの世界が広がっています。

ノヴェチェント美術館 押さえておくべき魅力とは?

とっつきやすいテーマがたくさん

「イタリアの美術館って素敵だけど、宗教画が多くてなんだかとっつきにくい」「世界史に詳しくないから誰の絵かわからない」なんて方にこそオススメしたいのが、ノヴェチェント美術館です。ここは現代アートが中心のため、テレビCMやアパレル、雑貨やさんなどでも見たことのある作品もたくさん展示されています。写真はアンディ・ウォーホルの「マリリンモンロー」。誰もが一度は目にしたことがある作品なのではないでしょうか?

ユーロコインのボッチョーニ

写真を見て「コレ、見たことあるかも」と思った方はイタリア通!そう、こちらのウンベルト・ボッチョーニ(Umberto Boccioni)の傑作「Forme uniche della continuità nello spazio(日:空間における連続性の唯一の形態)」は、イタリアの20セントコインのデザインになっているのです。同作品は世界に何点か展示されている為、他の国で見たことがある方もいるかもしれません。ボッチョーニはノヴェチェント美術館の目玉アーティストの一人。是非彫刻をはじめ、絵画などもじっくり味わってみてください。

アメデオ・モディリアーニ

一度見たら忘れられない印象的な人物像を描く「アメデオ・モディリアーニ(Amedeo Modigliani)」。オークション史上最高額で落札されることもあるイタリアが生んだ、超売れっ子アーティストの彼の作品も、ノヴェチェント美術館ではゆっくり楽しむことができます。イタリア出身の画家とだけあって、地元イタリア人たちにも大人気。お土産アイテムなどでも見かける彼の絵を是非ミラノの真ん中で、じっくり味わってみてください。

館内から望む、麗しの絶景

ノヴェチェント美術館最大の目玉は、この大きな窓から望む、ドゥオーモの景色といっても過言ではないのでしょうか?「これだけは見たい!」と入場する人もいるのだとか。美術館の最上階にあるこちらのスペースも実は作品の一部。ルーチョ・フォンタナ(Lucio Fontana)というアーティストの傑作「Struttura al neon(ストゥルットゥーラ・アル・ネオン)」が天井いっぱいに飾られており、外からも窓越しにネオンの光を楽しむことが出来るようになっています。

20世紀を彩る女性像

ノヴェチェント美術館で特に興味をそそられたのが、20世紀の女性たちがモデルとなった作品です。現代の作品とだけあって、ファッションやメイクもなんだか親近感が沸くものばかり。イタリアで多く見かける、宗教画や貴族たちの絵画とはまた違った味わい深さがありました。写真の絵はアントニオ・ドンギ(Antonio Dongh)の1936年の作品「Margherita(マルゲリータ)」。鮮やかな色彩と何気ない日常風景が魅力的な一枚です。

ノヴェチェント美術館 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Spontini

「スポンティーニ」は日本へも進出しているイマドキのイタリアンピザ。最初に見た時は、あまりのイタリアのピザとの違いに、かなりの衝撃を受けましたが、食べてみると…んまい!1953年創業の、ふわっふわの切り売りピッツァは、ノヴェチェント(1900年代)ならではの逸品。ミラノ市内に複数店舗出店していますので、是非イタリアの20世紀のピザをご体感ください。

ノヴェチェント美術館 ワンポイントアドバイス

「フィレンツェにもある”ノヴェチェント美術館”」
ノヴェチェント美術館はフィレンツェにもあり、こちらも人気の観光スポットです。現地ではミラノの方は「Museo del Novecento」フィレンツェの方は「Museo Novecento(ムゼオ・ノヴェチェント)」と呼び分けていますが、どちらも日本語にすると「ノヴェチェント美術館」となりますので、事前にインターネットなどで情報収集する予定の方はご留意ください。

ノヴェチェント美術館見学での注意点 押さえておくべき事項3選

ノヴェチェント美術館見学での注意点
  1. 開館時間にご注意。
  2. Milano Cardは割引適用「外」です。
  3. Tourist Museum Cardは割引適用です。

ノヴェチェント美術館は月曜は14時30分開館(午前休)となりますので、ご注意ください。また、観光客向けの割引パスをご検討中の方は「Tourist Museum Card」だと入場無料に。一方「Milano Card」の方は割引等は一切ありませんので、こちらもお気を付けください。

まとめ

イタリアで現代アート…というと、少し変わったイメージを持たれるかもしれませんが、流行最先端都市、ミラノでみる現代アートはオツなものがあります。ノヴェチェント美術館は、現地の若者にも人気のスポットで、館内には美男美女のミラノっ子がたくさん!個人的には彼らのデートの様子も目の保養になりました(笑)アクセスも抜群の美術館、是非足を運んでみてください。

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