アーチの織りなす美を満喫!ミラノ、サンタンジェロ教会
サンタンジェロ教会に行ってきました!
ミラノ中心部、在ミラノ日本国総領事館(Consolato Generale del Giappone)から歩いて5分ほどのところにあるミラノのサンタンジェロ教会について、魅力の数々をご紹介します!
サンタンジェロ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3
- ミラノ中心部にあり徒歩や地下鉄で楽々アクセス出来る点。
- 教会+修道会の複合施設でとても大きく、見ごたえがある点。
- 目の前の華やかなサンタンジェロ広場で、イタリアらしい風景に出会える点。
「サンタンジェロ教会(Chiesa di Sant’Angelo/キエーザ・ディ・サンタンジェロ)」はミラノ中心部にある大きな教会。すぐ隣に修道院も併設されており、とても見ごたえのある建物となっております。目の前に広がる広場も賑わいがあり◎週末は花などが売られ、さらにカラフルに彩られます。
サンタンジェロ教会 押さえておくべき魅力とは?
「Fontana san francesco」
サンタンジェロ教会を目指す際の目印にもなる聖フランシスコの噴水(フォンターナ・サン・フランチェスコ)。教会前に広がるサンタンジェロ広場の一角にある八角形の噴水で、20世紀を代表するイタリア人彫刻家、ジャンニーノ・カスティリョーニ(Giannino Castiglioni)によって手がけられました。いまにも動き出しそうな聖フランシスコは必見。2ショット写真を撮っている観光客もよく見かけます。
サンタンジェロ広場横の「Angelicum」
サンタンジェロ教会正面右手にある建物も、ミラノのちょっとした観光スポットとして知られています。こちらは、サンタンジェロ教会の修道院兼複合施設。”アンジェリクム(Angelicum)”という名前で、20世紀の有名建築家ジョヴァンニ・ムツィオ(Giovanni Muzio)が1939年から足掛け10年近くかけて建設しました。アーチの織りなす美が見どころ。
館内を彩る「礼拝堂たち」
中に進むと奥行きの広さ、そして左右にずらりと並ぶ礼拝堂の数に、とにかく圧倒されます。礼拝堂は全部で19つ。それぞれミラノの貴族や職業組合(ギルド)らが所有していたもので、特に右手奥にある礼拝堂(Cappella di Sant’Antonio di Padova)の右手に飾られた、シモーネ・ペテルツァーノ(Simone Peterzano/カラヴァッジォの師匠にあたる人物です)の作品は、多くの人が魅了される名画です。
中央祭壇手前の「アーチ」
縦に伸びる通路(身廊)と横に伸びる通路(翼廊)の交わるあたりにあるアーチの装飾。イエスさまの磔刑のモニュメントの上に描かれている絵もオーラ満点で、とても印象に残ります。ミラノ出身の画家、ステファノ・マリア・レニャーニ(Stefano Maria Legnani)が手掛けた聖母の戴冠。中央の青い服を着た人物が、サンタンジェロ教会のシンボル、聖母マリアです。
光注ぐ「中央祭壇」
アーチの先にはドーム屋根(クーポラ)、そしてその奥に中央祭壇があります。中央祭壇も天井、左右を彩る絵画が印象的。また、真ん中には1708年にジョヴァンニ・バッティスタ・ドミニオニ(Giovanni Battista Dominioni)によって制作された大理石の彫像が光ります。左右の壁に設置されたシンメトリーのパイプオルガンも珍しいので必見です。
サンタンジェロ教会 是非食べてほしい逸品
Chinotto san pellegrino
日本でもよくみかけるロンバルディア州サンペレグリノ(San Pellegrino)のミネラルウォーター。イタリアでは様々なフレーバーウォーターが発売されているので、気軽なお土産としてオススメです。特にイタリアで定番の柑橘系、キノット(Chinotto)を使ったフレーバーウォーターは珍しくてオススメ。街歩きの際に一度手に取ってみてください。
サンタンジェロ教会ワンポイントアドバイス
「Convento Sant’Angeloと呼ばれることもあります」
サンタンジェロ教会は1552年にフランシスコ会(カトリックの修道会のひとつ)の教会兼修道院として整えられました。ゆえに、「サンタンジェロ教会」の他に、「サンタンジェロ修道院(コンヴェント・サンタンジェロ)」と呼ばれることもあります。案内板や観光ガイドなどを見た際混乱しないようにご注意ください。
サンタンジェロ教会観光での注意点
- 月曜から土曜は6時半から19時45分迄開いています。
- 入場無料です。
- 最寄り駅はTuratiです。
サンタンジェロ教会の最寄り駅は地下鉄M3線の「トゥラーティ」です。ミラノ中央駅から所要時間約8分。電車はおおよそ5分に1本到着するので無理せず事故等に気を付けて向かってください。
まとめ
ちなみにイタリアで「サンタンジェロ」といえば「聖天使」のことを指します。しかし、サンタンジェロ教会のシンボルは「Santa Maria degli Angeli(天使の聖母マリア)」。この呼称はフランシスコ会で使われる為、ミラノ以外でも「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ」の名を耳にすることがあるかもしれません。是非、イタリア旅行を楽しみつつフランシスコ会の文化にも触れてみてください。
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