ミラノ近郊ガッララーテ、サンタ・マリア・アッスンタ聖堂探訪★

ミラノ近郊ガッララーテ、サンタ・マリア・アッスンタ聖堂探訪★| イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂に行ってきました!

ミラノ近郊の街、ガッララーテ。小さいながらも清潔感があり洗練されたこの町で、街のシンボルである「サンタ・マリア・アッスンタ聖堂」を観光してきました!その魅力をご紹介します。

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. こじんまりしていてまわりやすい聖堂である点。
  2. 彫刻や絵の保存状態が良い点。
  3. エレガントな街の雰囲気も一緒に味わえる点。

ガッララーテ(Gallarate)はミラノから車で40分ほどのところにある小都市で、日本でいう、いわゆるベッドタウンのようなところです。駅周辺に観光、ショッピング、グルメスポットがぎゅっと集められている為、徒歩でまわりやすい点が魅力。街のシンボルであるサンタ・マリア・アッスンタ聖堂は、保存状態が良く、エレガントな街の雰囲気を一段と引き立たせてくれています。

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂 押さえておくべき魅力とは?

輝くほど真っ白な「外観」

晴れの日に見る、サンタ・マリア・アッスンタ聖堂の真っ白の外観は、それだけで神々しさが10倍も20倍もアップします。この正面部分は大聖堂全体の完成(1861年)から約10年後の、1870年に完成されたそう。19世紀の作品というと、イタリアの長~い歴史の中では、比較的新しいもの。縦約30メートル×横約27メートルの存在感のある全体像を、まずはじっくりと御覧下さい。

正面横にそびえる「鐘楼」

正面姿をじっくり見ていると気付くのが、その後ろに控えている「鐘楼(鐘つき堂)」の存在です。真っ白な聖堂と比較すると、鐘楼だけなんだか古ぼけていて別の施設のよう。というのも、こちらはなんと1454年に建てられたものなのだそうです。約45メートルある鐘楼は、今でも現役で使われているというのだから驚き!時間になると鳴る美しい鐘の音は、イタリアへの旅情を誘います。

天井を彩る「フレスコ画」

「シンプルな外観×豪華絢爛な館内」の組み合わせがお得意なイタリアの教会。サンタ・マリア・アッスンタ聖堂も、一歩中に足を踏み入れると、天井に、目を見張るような見事なフレスコ画があしらわれています。約89メートルの祭壇までの道に華を添えるはLuigi Cavenaghi(ルイージ・カヴェナギ)。聖堂の名前にもある「聖母マリア」にまつわる作品が多く、見ているだけでなんだか神聖な気持ちが芽生えます。

センセーショナルな「祭壇」

数年前、イタリアでちょっとした話題になったものがここ、サンタ・マリア・アッスンタ聖堂にあります。それは…現代アーティストのクラウディオ・パルミッジャーニ(Claudio Parmiggiani)の手がけた新しい祭壇です。確かに、意見が「かなり」割れそうな不気味な作品。歴史に残る有名彫刻作品からインスピレーションを受けているそうで、ミケランジェロのピエタ、ベルヴェデーレのアポロンなど世界的に有名な彫刻たちの「頭」も、採用されています。

超名家の手がける「パイプオルガン」

再び上に目を向けると、館内でもひときわ新しく輝きを放つものがありました。それは、パイプオルガン。これは1987年に、ガッララーテ近郊の街、Azzio(アッツィオ)の企業「Mascioni(マッショーニ)社」が手掛けたものだそう。マッショーニ社(マッショーニ家)といえば、ミラノのドゥオーモのパイプオルガンなども手掛けた超名門。今回は叶いませんでしたが、いつかその音色を聴いてみたいと思っています。

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

お肉料理

「海なし州」ことロンバルディア州。ミラノの名物「ミラノ風カツレツ」をはじめ、同州はお肉を使った郷土料理がたくさんあります。ここ、ガッララーテでもお肉料理のメニューが豊富。こだわりの店では、オーダー時に焼き加減の好みなども聞いてきますので、リクエストしたい方は、事前に焼き加減にまつわるイタリア語をチェックしておきましょう。

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂 ワンポイントアドバイス

「全国津々浦々にあるサンタ・マリア・アッスンタ」
おそらく「サンタ・マリア・アッスンタ聖堂」をネットで調べると、イタリア津々浦々のサンタ・マリア・アッスンタ聖堂(教会)がヒットすることと思います。この「サンタ・マリア・アッスンタ」というのはいわゆる「聖母被昇天」のこと。これを祝う祝日もあり、なんと日本のお盆にあたる8月15日がその日に当たります。

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂での注意点 押さえておくべき事項3選

サンタ・マリア・アッスンタ聖堂での注意点
  1. 英語が通じない場合もあります。
  2. 聖堂の中では静粛に。
  3. 館内は無料で見学出来ます。

ガッララーテの街は中高年の方を中心に、イタリア語しか話せない人もたくさんいます。若い方であれば、比較的ある程度英語でのやりとりが出来るので、もし何かあった時は英語が話せる方を探して、手伝ってもらいましょう。聖堂は無料で入場可能ですが、ミサなどの時間は静かに見学しましょう。

まとめ

2018年に設置された奇抜な祭壇をきっかけに、ちょっとした話題になったガッララーテのサンタ・マリア・アッスンタ聖堂。目の前に広がる「リベルタ広場(Piazza della Libertà)」も噴水やメリーゴーランドなどが設置されていてとても見応えがあります。旅行の折、ミラノの喧騒に疲れたら、是非、ガッララーテの街でのんびりとしたひとときをお過ごしください。

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