イタリアの誇るお宝が集結!トリノ、イタリア統一国立博物館

イタリアの誇るお宝が集結!トリノ、イタリア統一国立博物館|イタリア観光ガイド

イタリア統一国立博物館に行ってきました!

ピエモンテ州の州都トリノは、イタリア王国の初代首都。ゆえに、イタリアの誇る数々のお宝を、現在でも多数所蔵しています。これらが一堂に会すイタリア統一国立博物館。行けば行くほどハマっていくこと間違いなしです。

イタリア統一国立博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 世界遺産の中にある博物館である点。
  2. 街中にあり好アクセスな点。
  3. 世界史ファン垂涎のお宝が、目白押しな点。

「イタリア統一国立博物館(リソルジメント博物館)」は、ピエモンテ州トリノの中心部、世界遺産のカリニャーノ宮(Palazzo Carignano)の中にある博物館です。粋を集めたサヴォイア家の宮殿と、イタリアの誇る重要なお宝の数々をセットで見学できる点が魅力。街中にあり好アクセスなので、雨の日の観光スポットとしてもおすすめです。

イタリア統一国立博物館 押さえておくべき魅力とは?

イタリアをかたちづくる、小国たちの国旗

「リソルジメント」とはイタリア統一運動のこと。悠久の歴史を誇るイタリアですが、実は約150年前までは小さな国の寄せ集め。「イタリア」という国自体は、ありませんでした。館内では順路に沿って、時系列に「イタリア王国」が出来るまでの道のりが紹介されています。入口で出迎えてくれるのは、イタリア統一前の小国たちの国旗。どれがどの国か、わかりますでしょうか!?

Stanza dorata

カリニャーノ宮はイタリア統一から約200年前。1679年から84年頃に、サヴォイア家の住居として整えられました。ゆえに博物館の中にはサヴォイア家の住まいとしての面影も随所にみられます。こちらは、イタリア統一後の初代国王となった、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の「黄金の部屋(スタンツァ・ドラータ)」。彼は1820年にこのカリニャ―ノ宮で生まれました。

Camera dei Deputati del parlamento subalpino

「カメラ・デイ・デプターティ・デル・パラメント・スバルピーノ」はいわば、国会議事堂。カリニャ―ノ宮はサヴォイア家の住まいとして使われた後、国会議事堂としても使用されることとなり、この地で数々の重要な会議が行われました。ごく稀に、中まで入れるチャンスも…。基本的には外から覗くだけですが、それでも独特のオーラがあって興味深いです。

中近世ヨーロッパの貴重な展示品

館内は30の部屋に分かれていて、それぞれに貴重なアイテムが展示されています。その中で、馬車、兵隊の着ていた軍服といった展示品は、イタリア史を全く知らなくても、イタリア語がわからなくとも楽しめることでしょう。総展示数は約2,600点。館内のスタッフに滞在予定時間を言うと、1部屋にかける目安の所要時間や、見所を教えてくれるサービスも行っていますので、気になる方は相談してみてください。

Sala Plebisciti

「サラ・プレビシーティ」は写真の絵のタイトルが、そのまま部屋の名前になったもの。約120平方メートルの大きな白亜の部屋で、壁にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世と、二代目イタリア王国首相となったベッティーノ・リカーソリの貴重な2ショットの絵画が飾られていました。なんとここ、結婚式会場等のイベント会場としても使えるのだそう。他にもイベントで利用できる部屋がいくつかあり、お国柄の違いに驚かされました。

イタリア統一国立博物館 是非食べてほしい逸品

Eataly Torino Lagrange

「イータリー・トリノ・ラグランジェ」は、イタリア統一国立博物館から2-3分ほど歩いた所にあります。日本でも人気の伊グルメデパートはここ、トリノが発祥の地。本店は街中から4-5キロ離れた所にあるのですが、ラグランジェ店でも一通りのアイテムを揃えることが出来ます。イートインコーナーも充実。メニューは全て英語も併記されているので、注文しやすいです。

イタリア統一国立博物館ワンポイントアドバイス

「歴史を知ればもっと楽しい!」
トリノは日本でいう”京都”のような側面があるところ。イタリアの中近代史や文化芸術について事前に知識を入れておくと、より一層楽しめる街です。「そもそも歴史に興味がない!」「旅行前に時間が取れない!」という方は、イタリア統一前後(1700年代後半から1800年代後半)だけ、おさらいしておけば十分楽しめます。時間があれば是非インターネットなどで検索してみてください。

イタリア統一国立博物館観光での注意点

イタリア統一国立博物館観光での注意点
  1. イタリア語名も控えておきましょう。
  2. 入場料は10ユーロです。
  3. 月曜休館です。

イタリア統一国立博物館は、ガイドブックによって訳し方が微妙に異なります。伊語名(Museo Nazionale del Risorgimento Italiano)も控えておくと、安心。入場料は10ユーロ、月曜日はお休みなのでご注意ください。

まとめ

私は過去何回かイタリア統一国立博物館へ足を運んだことがあるのですが、一度目は、正直イタリアについての知識がほとんどなかった為、あまり楽しむことが出来ませんでした。(但し、世界遺産の宮殿訪問という観点ではとても楽しめました)。イタリアの歴史について少し学んでから再訪すると・・・楽しい!(笑)。是非ご来館の際は、「楽しい!」と思える範囲で、ちょっとだけイタリア史について学んでから足を運んでみてください♪

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