超ド級の美しさ!ヴェナリア・レアーレの世界遺産「ヴェナリア宮殿」

超ド級の美しさ!ヴェナリア・レアーレの世界遺産「ヴェナリア宮殿」| イタリア観光ガイド

ヴェナリア宮殿に行ってきました!

北イタリアの街、ピエモンテ州トリノ郊外のヴェナリア・レアーレ地区にある「ヴェナリア宮殿(ヴェナリア城)」。車やバスを利用しないとなかなか行くことが出来ない場所にあるのですが、それでもここは”わざわざ行って欲しい”魅力に溢れています!

ヴェナリア宮殿とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 1997年から世界遺産に認定されている点。
  2. イタリア人に人気のイタリアの観光地である点。
  3. 数々の旅行関連の賞を総なめにしている点。

「ヴェナリア宮殿(Reggia di Venaria Reale/レッジア・ディ・ヴェナリア・レアーレ)」は「サヴォイア王家の王宮群」の1つとして、1997年より世界遺産にも認定されている、イタリアの人気観光地です。特に国内での支持率が高く「イタリア国内人気観光スポットランキング」などをテレビや雑誌で行うと、必ずランキング入りするほど!2019年には「イタリアで最も美しい公園」に、宮殿内の庭がノミネートされました。

ヴェナリア宮殿 押さえておくべき魅力とは?

とにかく大きな外観

世界遺産「サヴォイア王家の王宮群」の中には、トリノ王宮をはじめとする、イタリア国内でも有数の巨大な宮殿が数多く含まれています。その中でヴェナリア宮殿は、ずば抜けて「大きい」!建物や庭、付帯設備などを全て含めると、その広さは約95ヘクタールあるのだとか!現地に到着したら、まずは王宮群の中でもずば抜けたスケール感を持つ全体像を、肌で感じてみてください。

可愛らしい中庭の噴水ショー

チケットを見せて奥へ進むと、まもなく宮殿の中庭に、可愛らしい噴水が見えてきます。その名も「鹿の噴水(Fontana del Cervo)」。いまでも現役で使われている噴水で、時間になると噴水ショー「Teatro d’Acqua(テアトロ・ダ・ァクア)」で私たちを元気良くもてなしてくれますよ!優雅な音楽、光に合わせて最大約12メートルまで勢いよく吹き上がる噴水。特に夏場は最高の涼を得られるスポットとなることでしょう。

ギャップが美しい「聖ウベルト礼拝堂」

実は1600年代につくられた宮殿は、その後まもなく、戦争によって大きなダメージを受けてしまいます。しかし、何百年もかけ、少しずつ修復がなされ、ここ「聖ウベルト礼拝堂(Cappella di Sant’Uberto/カッペッラ・ディ・サン・トゥベルト)」は1961年のトリノ万博に合わせて見事に復活。外観は男性的な茶系ですが、中は白色の女性らしい優雅な世界が広がっています。

約80ヘクタールを誇る「庭園」

ヴェナリア宮殿のハイライトの1つが、この「Giardini(ジャルディーニ/庭園)」です。フランスのヴェルサイユ宮殿にも似た、広大な庭園は、なんと広さ約80ヘクタールあるのだそう!敷地の中には池あり、お花畑あり、レストランありで1日じゅういても飽きないほどです。遠くにはアルプスの山並みも望むことができ、ただいるだけで、なんとも贅沢な心地になることができます。

ガレリア・グランデ(Galleria Grande)

庭園と双璧をなす、もう一つのヴェナリア宮殿の顔。それは。なんといってもこの「ガレリア・グランデ(大広間)」でしょう。あまりの白さ、あまりの美しさに初めて行った時は、写真を100枚以上撮ってしまったほど…。高さ約15メートル、長さ約80メートル×約12メートルの広間は、床のバイカラーのタイルもアクセントになっていて、本当に息をのむ美しさです。

ヴェナリア宮殿 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Caffè Vergnano

「カッフェ・ヴェルニャーノ」は1882年にヴェナリア・レアーレのあるピエモンテ州で産声をあげたカフェメーカーです。イタリアではコーヒーの定番ブランドの一つで、自宅用のコーヒー豆などもスーパーにいくとたくさん並んでいますよ!お土産にも最適。街には写真のような直営のカフェもあるので、現地でその味を試してみるのも良いかもしれません。

ヴェナリア宮殿 ワンポイントアドバイス

「チケットの種類がたくさんあります」
ヴェナリア宮殿はとにかく広くて建物が多い!ゆえに、チケットの種類も多岐にわたり、だいたい8種類ほどラインアップされています。初めて来訪される方は「全エリア入場可能チケット(Tutto in una Reggia/トゥット・イン・ウナ・レッジァ)」がおすすめ。2回目以降の方は「庭園のみ(I Giardini)」等も良いでしょう。

ヴェナリア宮殿観光での注意点 押さえておくべき事項3選

ヴェナリア宮殿観光での注意点
  1. はぐれた時の待ち合わせ場所を決めておきましょう。
  2. シャトルバスを利用する方は、時間に余裕をもたせておきましょう。
  3. 月曜休館です。

ヴェナリア宮殿には、日本のような迷子の呼び出しサービスなどがありません。はぐれた時のルールを事前に決めておくと安心です。また、トリノの街中とを結ぶシャトルバス(Venaria Express)を利用される方は、到着時刻が変わることがしばしばありますので、時間に余裕を持たせておきましょう。

まとめ

個人的に「トリノでオススメの場所はどこ?」と聞かれたら「ヴェナリア宮殿」と答えるほど、お気に入りのスポット。季節ごとに変化する庭園の景色×白亜の宮殿とのコラボレーションは絶妙で、特に、花いっぱいの春と、イチョウが黄金色に染まる秋は、最高に美しく、見ているだけで元気をもらえます。是非皆さまもトリノに来た際は、足を延ばしてみてください。

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