行かなきゃモッタイナイ!フィレンツェ「ピッティ宮殿」の魅力
ピッティ宮殿 に行ってきました!
日本人にも大人気のイタリアの都市フィレンツェ。ここでは数ある観光スポットの中でも、見どころの多い「ピッティ宮殿」について、詳しくご紹介します。
ピッティ宮殿 とは?絶対行くべき理由ベスト3
- イタリアの栄華の歴史を垣間見ることが出来る点。
- 自然と宮殿との調和を楽しめる点。
- イタリアの誇る世界遺産のひとつである点。
「ピッティ宮殿 (Palazzo Pitti/パラッツォ・ピッティ)」はフィレンツェ市内にあるお屋敷。ウィフィツィ美術館やドゥオーモなどのある市内中心部から少しだけ離れた場所にある為(徒歩約10~15分)、幾分人も少なく、ゆっくりと見学することができます。広大な敷地の中にはイタリアきっての貴重な財宝がたくさん!周りに広がるボーボリ庭園(Giardino di Boboli)との調和も見事です。
ピッティ宮殿 観光 押さえておくべき魅力とは?
シンプルながら存在感のある外観
あまりの大きさに、初めて見た瞬間は「こんなに広いところ、観光しきれるのか…」途方に暮れてしまいそうなピッティ宮殿ですが、実は敷地内はいくつかのエリアに分かれています。その中でいわゆる「宮殿」らしい住まいの面影を残す部分は「王様と皇帝のお住まい(アパルタメンティ・インペリアーリ・エ・レアーリ/Appartamenti Imperiali e Reali)」エリア。メインの建物の丁度半分を占めております。
Sala Bianca
こげ茶色の外観とのギャップもあいまって、見た瞬間思わず目がくらみそうになってしまうのが「Sala Bianca(サラ・ビアンカ/白の部屋)」です。ビアンカ(白)にまとめられたお部屋は、白色のまぶしさが、シャンデリアや金の調度品の輝きをさらに引き立てていて、とっても華やか!今も現役でイベント時などには使用されているお部屋は、居るだけで「白」のレフ板効果で美人見え間違いなし!?じっくりご堪能ください。
Sala Verde
「白」があれば「緑」もある!?「Sala Verde(サラ・ヴェルデ/緑の部屋)」は、館内に入るとまもなく登場する部屋で、昔々はメディチ家のフェルディナンド・デ・メディチ大公子の衛兵たちの控えの間としても使われていました。「緑の部屋」となったのはそれから約100年あとのこと。地元フィレンツェの職人たちによってつくられた緑のタペストリーや壁紙が室内を彩り、現在のような味わいのある部屋へと生まれ変わりました。
Camera della Regina
「女王の部屋」と言う意味を持つ「カメラ・デッラ・レジーナ」。女性なら誰もが中を覗きたくなってしまうのではないでしょうか?!現在の内装は、メディチ家女王様…ではなく、その後にこの地に住んだサヴォイア家の王女マルゲリータ(マルゲリータピッツァの名前の由来となった人物です!)の嗜好に合わせたもの。ロイヤルブルーの壁紙や調度品がサヴォイア家を彷彿とさせる優雅な雰囲気となっております。
Camera del Re
「女王の部屋」のすぐ近くには「王様の部屋(カメラ・デル・レ)」もあります。こちらはフランスのロレーヌから買い付けた黄色のシルクが基調のお部屋(お部屋ごとにきちんと統一感が出ている点は、さすがおしゃれ大国イタリア…と思わず唸ってしまいます)。こちらもメディチ家ではなくサヴォイア家の王様、ウンベルト一世仕様になっており、部屋のいたるところにサヴォイア家の紋章を見て取ることが出来ます。
ピッティ宮殿 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品
La Via del Tè
「イタリアなのに(コーヒーじゃなくて)紅茶?!」と思われた方にこそ是非飲んでほしいのがフィレンツェ発の紅茶メーカー「ラ・ヴィア・デル・テ」です。イタリアの他の都市でも買えるチャンスはあるのですが、やはりフィレンツェはフレーバーのラインナップが桁違い!5ユーロ前後で気軽に試せるミニパックもあるので、お土産にももってこいです♪
ピッティ宮殿 ワンポイントアドバイス
「Eleonora di Toledo col figlio Giovanni」
ピッティ宮殿は、もともとはメディチ家のお妃さまへの贈り物でした。お妃さまの名前は、エレオノーラ・ディ・トレド。彼女のお顔はピッティ宮殿から15分ほど歩いた所にある、フィレンツェの人気観光スポット、ウフィツィ美術館にて拝見することができますよ!作品のタイトルは「エレオノーラ・ディ・トレドと子息の肖像(作:Agnolo Bronzino)」。落ち着いた表情とともに、豪華絢爛なドレスのデザインも見逃せない1枚です。
ピッティ宮殿 観光での注意点 押さえておくべき事項3選
- 徒歩で行く場合は明るいウチに帰りましょう。
- 回るエリアを事前に吟味しておきましょう。
- 想像以上に広いので、時間に余裕をもって行動しましょう。
ピッティ宮殿はフィレンツェの中心地から少しだけ離れた場所にあります。暗くなると観光客もグっと減るので、特に旅慣れていない方は、事件や事故にお気を付けください。宮殿部分は広大な敷地のほんの一部。回るエリアによってチケットの種類も異なるので、事前に計画を立ててから現地へ向かいましょう。
まとめ
アクセスがほんの少しだけ悪いため、長らく行ったことのなかったピッティ宮殿。いざ足を運んでみたら、想像以上にのんびりと観光が出来、大満足でした。ピッティ宮殿に続くパラティーナ美術館(Galleria Palatina)も超超超オススメ!美術品や歴史に興味がある方は是非半日~一日かけてじっくり宮殿周辺を巡ってみてください。
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