ミラノで2番目に凄い！サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会

2020.10.17ロンバルディア州

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会に行ってきました！

ミラノにあるサンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会は、教会と言うより、もはや美術館！日頃キリスト教に馴染みのない方も是非足を運んでほしい、素晴らしい美の世界が広がっています。

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会とは？絶対行くべき理由

おすすめのポイント

お洒落さん注目の、ミラノ最旬エリアにある点。
壮大なキリスト教の世界観に浸れる点。
見所が多く、カトリック教徒でなくとも美に触れられる点。

ミラノの旬が集まるサン・バビラ地区にある「サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会（Chiesa di Santa Maria della Passione/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ）」。ミラノでドゥオーモに次ぐ、2番目に大きいかつ重要な教会で、遠方からも一年中来訪者が絶えません。館内はとにかく絵や彫刻がたくさん！教会と言うより美術館のような雰囲気で、独特な重厚感に満ちています。

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会押さえておくべき魅力とは？

浅い浮彫の美しい外観

聖母マリアに捧げられたサンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会。ミラノの彫刻家ジュゼッペ・ルスナティ（Giuseppe Rusnati）の手によって制作が始まった壮大な外観は、イエスさまの受難についてのエピソードが記されています。とにかく細かな彫刻と、優雅な立体感が魅力的。中央扉の上には、イエスさまが十字架から降ろされるシーン（いわゆる”キリストの降架”）のシーンが表現されています。

ミラノでみるもうひとつの、最後の晩餐

館内はとにかく絵がたっくさん！基本的には宗教画かつイエスさまの十字架への道のりを描いたものなので、ちょっぴり怖い絵も多め。ですが、こちらの最後の晩餐(Ultima cena)は誰にでも馴染みやすいテーマなのではないでしょうか!？イエス様の向かい側に座っているような気持ちにさせられる構図。鮮やかな色合いや、イエスさまに福音記者ヨハネがもたれかかっている点など興味深い点が多い作品です。

八角形のクーポラ

写真だけみると四角い印象のサンタマリア・デッラ・パッシオーネ教会ですが、祭壇上に八角形のクーポラ（丸屋根）があり、中から見ると美しい装飾が施されています。写真は祭壇付近から撮影したもの。16世紀につくられたもので、とにかく絵画だらけの館内で、グレー×ゴールドの模様が、異彩を放っていました。ちなみにキリスト教において、数字の「8」は大切な数字。八角形の建物は、教会巡りをするとたびたび登場するので意識してチェックしてみてください♪

パイプオルガン

サンタマリア・デッラ・パッシオーネ教会を、より一層威厳あるものにしているのが、祭壇付近にある2つのパイプオルガンです。祭壇左のものが1985年、右のものが2001年に復元されたもの。バロック様式でつくられていて、豪華絢爛。現在でもこれらを使ったコンサートが行われており、ホームページ（もしくは現地）でチケットを買うことができますよ！興味のある方は早速チェックしてみてください。

Sala capitolare

「サーラ・カピトラーレ」は平たく言うと重役会議室のようなところ。教会における大事な事項を決める為の部屋です。長らく修復中だったのですが、最近お色直しをして見学可能に。ちょっぴり秘密基地のような雰囲気の部屋は、普段なかなか見ることの出来ない空間なので必見ですよ！壁中に描かれた宗教画は圧巻。「ここで悪さは出来ないな（笑）」なんて、異教徒ながら思ってしまいました。

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会是非食べてほしい逸品

Pavé – Gelati&Granite

「パヴェ・ジェラーティ・エ・グラニテ」は、サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会近くのお洒落なジェラート店。イタリアっぽさには欠けるのですが、ニューヨークやロンドンにありそうなモードな雰囲気がミラノならではでオススメです。パヴェ自体は市内数か所にあるのですが、それぞれ扱うものが微妙に異なります。ジェラーティ・エ・グラニテ（ジェラートとグラニテ）を扱う当店は特に夏は街歩きのお供にもってこいです。

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会ワンポイントアドバイス

「セットで訪れたいサン・バビラ地区」
サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会の最寄り駅周辺に広がるサン・バビラ地区は、ミラノのショッピング街のひとつ。旬なショップが軒を連ねるエリアなので、高級ブランドではなく、ちょっとお洒落な雑貨や、アパレルを買いたい！なんて方にもってこいです。お馴染みのショップでも「ミラノ限定デザイン」などが置いてある場合も…。是非、ショッピングも満喫してきてください♪

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会での注意点

12時から15時30分はお昼休みです。
日曜日は開館時間が異なります。
イベントなどが行われている場合があります。

教会は日曜は9時半から18時30分まで開館しています。（平日は8時少し前から18時頃まで開いています。）12時から（日曜は12時30分から）15時30分まではお昼休みで扉が閉まっているので、観光ルートを検討する際、ご留意ください。

まとめ

サンタ・マリア・デッラ・パッシオーネ教会はミラノの中心部から1キロ強ほど離れた場所にあります。ゆえに、2度目、3度目のミラノ旅行を計画されている方にオススメ。いくぶん賑わいも落ち着き、オシャレなショップやレストランを左右に見ながら、教会まで向かうことが出来ると思います。最寄り駅は、San babila（サン・バビラ）。是非足を延ばしてみてください。