あの世界名作劇場の聖地!ミラノ、サン・バビラ教会
サン・バビラ教会に行ってきました!
ミラノのお洒落エリア”サン・バビラ地区”を象徴するサン・バビラ教会(サン・バビラ聖堂)。買い物とセットでの観光にももってこいの魅惑のスポットをたっぷりとご紹介します。
サン・バビラ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 地下鉄サン・バビラ駅上にある好アクセスの教会である点。
- ミラノのお洒落エリアとセットで楽しめる点。
- 可愛らしい赤レンガが魅力的な教会である点。
「サン・バビラ教会は(Basilica di San Babila/バジリカ・ディ・サン・バビラ)」はミラノのドゥオーモから約1キロ。地下鉄のサン・バビラ駅を降りて地上に上がると、目の前に現れる教会です。周辺は旬のお店が連なるお洒落エリア。可愛らしい赤レンガの教会は、大都会ミラノのビル群の中のアクセントになっており、教会の外でも中でもミラノらしい風景を楽しむことが出来ます。
サン・バビラ教会 押さえておくべき魅力とは?
可愛らしい赤レンガの「外観」
地下鉄サン・バビラ駅の改札を抜け、地上に上がると目の前に現れる可愛らしい外観。周辺ににょきにょきと生えるビル群とのギャップが、さらに教会を味わい深いものへといざなってくれます。現在私たちが見ることの出来る教会の正面口は、建築家チェーザレ・ナヴァ(Cesare Nava)によって20世紀に入ってからネオクラシック様式で整えられたもの。入口扉上には黄金の背景の中にイエスさまが描かれています。
後ろに控える「鐘楼」
教会の後ろに控える鐘楼も、ネオクラシック様式で整えられたもの。もともとは、この教会の前身となる建物があった時代から既に塔自体はあったのですが、1575年に一度解体。その後、数百年の時を経て再び設置されることになったものの、第二次世界大戦の空爆で大破し、現在の形(1927年時代のネオクラシック様式の時の姿)へと変遷を遂げました。
ライオンの「モニュメント」
教会の前にあるライオンのモニュメントも見逃せません!名前は「コロンナ・デル・レオーネ(Colonna del Leone)」。オリジナルのものは1628年に一旦の完成を迎えたものの、その後第二次世界大戦の空爆により損傷。現在は、ミラノの再開発の流れを受けて、すこ~しだけ教会のそばにお引越しし、再建されました。教会を見つめる可愛らしいライオン(レオーネ)の眼差しにもご注目。
館内の「モザイク画」
中にはいると何層ものやわらかなアーチの先に、中央祭壇があります。天井には教会のシンボルである聖バビラの姿も。横にいる3人の子供たちは一緒に殉教したお弟子さん。その上には天使の姿も見えます。ルイジ・カヴェナギ(Luigi Cavenaghi)によって1890年に描かれたフレスコ画。20世紀に入ってからモザイクが重ねられ、現在の姿になりました。
マンゾーニの「洗礼の場所」
館内の一角にある柱には、なにやらレリーフがはめ込まれており、ちょっとした人だかりが出来ています。ここは1785年3月8日、アレッサンドロ・マンゾーニが洗礼を受けた場所。マンゾーニといえば、1967年より10年以上、イタリアの紙幣に肖像画として起用されたほどの、イタリアが誇る偉大なる作家。この地で洗礼を受けた時、その後の華やかな未来を誰が予想出来たでしょうか…。
サン・バビラ教会 是非食べてほしい逸品
Cassoeula
「カッスーラ」は豚肉とキャベツを煮込んだ料理。決して高級食材を使うワケではないのですが、本格的な物を作ろうとするとちょっと大変…というのも、豚の皮・耳、豚足等色々な部位を入れて煮込むからです。家でも簡単バージョンは作れるのですが、材料の種類が多ければ多いほど味の深みが増します。冬にミラノにお越しの際は、大鍋で何時間もぐつぐつ煮込んだカッスーラを是非ご賞味ください。
サン・バビラ教会ワンポイントアドバイス
「有名アニメの”聖地”」
サン・バビラ教会は1995年に放送されていたアニメ「ロミオの青い空」の物語にも登場する教会。主人公と親友との再会の場所、そしてその後の重要なシーンでも登場します。アニメファン、世界名作劇場ファンの方はロミオの青い空をきっかけにサン・バビラ教会を訪れることもあるのだそう。ご旅行前後に観るチャンスのある方は、是非チェックしてみて下さい。
サン・バビラ教会観光での注意点
- 平日は7時半から12時、15時半から19時迄開いています(冬季)
- 休日は8時半から13時、16時から19時半迄開いています(冬季)
- 夏季と冬季で開館時間が多少変動します。
サン・バビラ教会は平日も休日も、日中に長めのお昼休みがありますのでご注意ください。また目の前の通りは車の往来が激しいので気を付けて横断しましょう。念のため…車は右側通行(日本と逆!)となります。
まとめ
サン・バビラ教会は白の眩しいミラノのドゥオーモや王宮、スカラ座などとはまた違った、あたたかみのあるレンガの色合いと味わい深さが魅力の教会です。ビル群の中に佇む姿もなんだかミラノらしくてオツなもの。ショッピングともセットで立ち寄りやすい場所にありますので、扉が開いていたら中を覗いてみてください。ミラノのよき思い出がまた1つ増えること請け合いです。
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