ジュデッカ島のシンボル的存在。ヴェネツィア、レデントーレ教会

ジュデッカ島のシンボル的存在。ヴェネツィア、レデントーレ教会|イタリア観光ガイド

レデントーレ教会に行ってきました!

ヴェネツィア本島の目と鼻の先にある離島「ジュデッカ島」のシンボル的存在「レデントーレ教会」。対岸からでもわかる大きくて華やかな教会は、目の前、そして中に入るとさらに感動がこみ上げてきます。

レデントーレ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ジュデッカ島をセットで見学できる点。
  2. ヴェネツィアを代表する画家の作品を鑑賞できる点。
  3. 美しい教会の佇まいを間近で見られる点。

「レデントーレ教会(Basilica del Redentore/バジリカ・デル・レデントーレ、若しくはChiesa votiva del Santissimo Redentore/キエーザ・ボティーヴァ・デル・サンティッシモ・レデントーレ)」は、ヴェネツィア本島の目と鼻の先にあるジュデッカ島という離島の中に立つ教会です。水上バスで簡単にアクセス可能。毎年伝統的なお祭りが開催される、ヴェネツィアの重要観光スポットのひとつです。

レデントーレ教会 押さえておくべき魅力とは?

ジュデッカ島に立つ姿

レデントーレ教会はとにかく大きい!ヴェネツィア本島(対岸)から眺めても、レデントーレ教会の姿だけは、はっきりくっきり確認することが出来ます。16世紀にヴェネツィアを襲ったペスト終息への感謝の意を込めて、1577年に建設が始まり、1599年に20年以上もの歳月をかけて、完成したレデントーレ教会。街をペストから救った救世主(レデントーレ)への敬意を詰め込んだ、カッコイイ全体像をまずはゆっくりお楽しみください。

白の眩しいファサード

アンドレア・パッラーディオ(Andrea Palladio)主導のもと、建設がスタートしたレデントーレ教会。目の前まで来た人だけが味わうことの出来るお楽しみが、ファサード(正面口)の彫刻鑑賞です。階段の先に続く細やかな彫刻があしらわれた外壁。扉の左右には聖マルコ(左)とアッシジの聖フランチェスコ(右)の大きな像が立っています。

ティントレットの名画

レデントーレ教会は、館内にヴェネツィアを代表する画家たちの名画が多数飾られていることでも有名。そのウチの一つが、ティントレット(Tintoretto)の「キリストの鞭打ち(Flagellazione di Cristo)」です。館内右手奥の礼拝堂に掲げられた作品。ティントレットが70歳の時に手掛けられた作品で、サイズも大きく大変見ごたえがあります。

フランチェスコ・バッサーノの名画

こちらはフランチェスコ・バッサーノ(Francesco Bassano)の「キリストの降誕(Nascita di Gesù)」。右手手前の礼拝堂に掲げられた祭壇画で、フランチェスコ・バッサーノはこれ以外に、対照的な場面を切り取った一枚「キリストの復活(Resurrezione di Cristo)」も手掛け、館内左手の礼拝堂に飾られています。

パオロ・ヴェロネーゼの名画

最後は最も多くの人を集めている、パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Veronese)の「キリストの洗礼(Battesimo di Cristo)」。実は館内には2つ同テーマの作品があり、こちらはパオロ・ヴェロネーゼの死後、彼の息子らが完成させたもの。ティントレットとフランチェスコ・バッサーノの祭壇がある礼拝堂の間に飾られています(もう一つは聖具室という場所にあります)。

レデントーレ教会 是非食べてほしい逸品

Sarde in Saor

「サルデ・イン・サオール」は、火を通したイワシに玉ねぎ、レーズン、松の実などを入れてつくるマリネ。さっぱりしているのでついつい食べ過ぎてしまいます。サルデはイタリア語で「イワシ」、サオールはヴェネツィアの方言で「フレーバー(味)」。一年中食べられますが、特にレデントーレ祭り(後述)で食べる料理として知られているので、見かけたら召し上がってみてください。

レデントーレ教会ワンポイントアドバイス

「Festa del Redentore」
レデントーレ教会では、毎年7月第3日曜日に「レデントーレ祭り(フェスタ・デル・レデントーレ)」が行われます。ペスト終息を祝って始められた大変歴史あるお祭り、この日に合わせてヴェネツィア本島からレデントーレ教会(ジュデッカ島)に架けられる長さ約330メートルの橋がお祭りの風物詩です。

レデントーレ教会観光での注意点

レデントーレ教会での注意点
  1. 月曜から土曜の10時から17時迄開いています。
  2. チケット売り場は閉館時刻15分前にクローズします。
  3. 入場料は3ユーロです。

日曜、クリスマス、元旦、復活祭、8月15日は一般見学不可となります。入場料が細かい(3ユーロ)ので、事前に土産物店やレストラン、カフェなどで小銭をつくっておくようにしましょう。

まとめ

なお、レデントーレ教会のあるジュデッカ島までは思いのほか簡単に行くことができます。…というのも駅前から水上バスに乗るだけ!教会の最寄りの停留所「Redentore(レデントーレ)」で下船すれば目の前が教会となります。対岸から船に乗る場合は約3分で到着。簡単に足をのばすことの出来る離島のひとつなので、興味がある方は是非上陸してみてください。

 

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