一生に一度触れたい麗しの絶景!ジェノヴァ「ディ・ネグロ公園」
ディ・ネグロ公園に行ってきました!
古くより港町として栄えた北イタリアの都市ジェノヴァ(ジェノバ)。高台にある「ディ・ネグロ公園(ヴィレッタ・ディ・ネグロ公園)」では、歩くごとに、ジェノヴァの黄金時代の足跡を感じることができます。
ディ・ネグロ公園とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 一度見たら忘れられない眺望が望める点
- 日本好きのイタリア人にとっての聖地である点
- 緑の風景に、全身デトックス出来る点
「ディ・ネグロ公園(ヴィレッタ・ディ・ネグロ/Villetta Di Negro)」はジェノヴァの高台にある見事な眺望が広がる公園です。日本にまつわるものが数多く展示されている「エドアルド・キヨッソーネ東洋美術館」があることでも有名。それ以外にも、滝や、美しい草木が生い茂る園内は、いつだって旅の疲れをそっと癒してくれます。
ディ・ネグロ公園観光 押さえておくべき魅力とは?
ジュゼッペ・マッツィーニの像
イタリアはかつては小さな国の集合体でした。それを「イタリア」という1つの国にするべく立ち上がったのが、ジュゼッペ・マッツィーニです。歴史上とても重要な彼は、ローマなどイタリア各地に立派な像が建てられています。ここ、ジェノヴァではちょうどディ・ネグロ公園へと続く入口付近(Piazzale Giuseppe Mazzini/ピアッツァーレ・ジュゼッペ・マッツィーニ)に建てられているので、公園に向かう時に是非合わせて御覧ください。
ディ・ネグロ公園へと続く大階段
ディ・ネグロ公園へのアプローチの仕方はいくつかあります。バスや電車などで行くのもアリですが、元気があれば是非、階段で上ってみてください。公園へと続く階段のある通りの名前は「Salita dinegro(サリタ・ディネグロ)」。長くのびる、味わいのある階段は、途中でくるりと後ろを向けば、いつだってふもとの絶景に出会うことが出来ます。
エドアルド・キヨッソーネ東洋美術館
「エドアルド・キヨッソーネ東洋美術館(Museo d’Arte Orientale Edoardo Chiossone/ムゼオ・ドァルテ・オリエンターレ・エドアルド・キヨッソーネ)」は、公園の中にひっそりとたたずむ日本ゆかりの美術館。1875年に政府の命により来日したイタリア人のエドアルドが当時集めたコレクションが展示されており、行けば、じんわりと、日本人であることを誇りに感じることができます。
ジャン・カルロ・ディ・ネグロの手がけた自然の風景
エドアルド・キヨッソーネと並ぶこの公園の重要人物が「Gian Carlo Di Negro(ジャン・カルロ・ディ・ネグロ)」侯爵です。彼こそがこの公園の総合プロデューサー!ジェノヴァ出身の詩人で、1802年からこの公園の整備に着手し、園内に美しい自然の風景を創造しました。公園は第ニ次世界大戦の際、イギリス軍の爆撃を受けたものの、終戦後にジェノヴァ市の手によって再び美しい姿を取り戻しています。
ディ・ネグロ公園から望む見事な眺望
ディ・ネグロ公園のハイライトはなんといっても、公園から見下ろすジェノヴァ市内、その先のリグーリア海の美しい港の風景です。特に日の入りの頃は街が茜色に染まり、最高にロマンチック。遠くに見える船、その手前に広がるヨーロッパの家々の屋根、教会の鐘楼…。日本では決して見ることの出来ないポストカードのような景色を、一生に一度是非見に行ってみてください。
ディ・ネグロ公園 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品
Genovese
ジェノヴェーゼは「ジェノヴァ風の」という意味。ですが、イタリア人も、ほぼ全員が「ジェノヴェーゼ」と言われたらバジル(Basilico/バジリコ)たっぷりのジェノヴェーゼソースのことを思い浮かべます。本場のジェノヴェーゼは、松の実(Pinoli/ピノーリ)が入っている点がポイント。そして、意外にも「ニンニクなし」のレシピが主流です。
ディ・ネグロ公園 ワンポイントアドバイス
「食べ歩きにはフォカッチャがオススメ♪」
ジェノヴァの誇る名物料理はジェノヴェーゼだけではありません。日本でも有名な物の1つが「フォカッチャ(Focaccia)」。マットレスのような、長方形のふわっとしたパンで、街中で、1-2ユーロで買うことができますよ!味の種類も豊富なので、食事にゆっくり時間が取れない方はフォカッチャを買って、公園のベンチで食べるのもオススメです。
ディ・ネグロ公園観光での注意点 押さえておくべき事項3選
- 人のいる場所を選んで過ごすようにしましょう。
- 散策は履きなれた靴が正解。
- ジェノヴェーゼパスタはアレルギーを念のためご確認ください。
公園は人気(ひとけ)がない場所に行くと、一気に治安が悪くなります。地元の人がいる場所をできるだけ選びながら散策するようにしましょう。階段を利用する方は履きなれた靴が正解。またジェノヴェーゼを食べる方は、アレルギー(松の実)がないか、念のためご注意ください。
まとめ
中世には港町としての地の利を活かし、栄華を築き上げたジェノヴァ。ディ・ネグロ公園や、そこから見渡す街の風景の中にも、そこかしこに栄華の足跡を見て取ることが出来ます。北イタリアに位置しながら冬でも温暖な気候が続く点も魅力。是非ジェノヴァに来たら、ディ・ネグロ公園散策を通じて、ジェノヴァの黄金時代の息吹を感じてみてください。
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