行けば話題になること間違いなし。ローマ、コロンナ美術館

行けば話題になること間違いなし。ローマ、コロンナ美術館|イタリア観光ガイド

コロンナ美術館に行ってきました!

不朽の名作「ローマの休日」のクライマックスのシーンでロケ地として使われたことで、日本人の間でもよく知られている「コロンナ宮殿(コロンナ美術館)」。ここは、ちょっと見学の難易度が高い!?ことでも知られています。

コロンナ美術館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 宮殿と美術館をセットで観光出来る点。
  2. イタリア国内外の有名画家たちの作品を観賞出来る点。
  3. ローマの休日のロケ地巡りが出来る点。

「コロンナ美術館(Galleria Colonna Museo e Pinacoteca/ガレリア・コロンナ・ムゼオ・エ・ピナコテカ)」は、コロンナ宮殿の一部を美術館として開放しているもの。映画「ローマの休日」の重要なシーンで使用されたことから、日本人の来場者も多く、HPやパンフレット等一部資料も、日本語版があるくらいです。もちろん映画を見ていなくても全く問題なし!ここでは、美しい美術作品に焦点をあてて、見どころをご紹介します。

コロンナ美術館 押さえておくべき魅力とは?

雅な世界へ続く、入場ゲート

コロンナ美術館のあるコロンナ宮殿は、ローマの名門貴族、コロンナ家が14世紀に建てたお屋敷。一族は今もこの家に住んでいます。プライベートツアー等を除き、一般来場する場合の美術館への入口は、宮殿の裏手(住所:Via della Pilotta, 17)。もし時間に余裕があれば、少し早めに現地に行き、ぐるりと宮殿全体を見渡してから中へお進みください。約500室ある大宮殿は、ローマの中でも群を抜く華やかさです。

館内のハイライト、大広間

コロンナ美術館の中で最も有名なのが、映画「ローマの休日」のクライマックスシーンに登場する「大広間(サラ・グランデ)」です(トップ画ご参照)。長い廊下の左右には絵画がいっぱい!その中には4枚の絵入りの鏡も飾られており、これらがさらに空間を広く、ゴージャスなものへといざなっています(写真は、カルロ・マラッタ(Carlo Maratta)とジョヴァンニ・スタンキ・デイ・フィオーリ(Giovanni Stanchi Dei Fiori)による絵入りの鏡です)。

Mangiafagioli

美術館はコの字型になっており、順路したがって進めば全ての部屋に行くことが出来ます。こちらは大広間の少し先の部屋にある、アンニーバレ・カラッチ(Annibale Carracci)の「豆を食べる人(マンジャファジョッリ)」。庶民の何気ない日常が絶妙に切り取られた一作で、ローマのレストランのメニュー表や壁にも時々この絵が飾ってあることが少なくありません。

Angelo Custode

こちらは突き当たりの部屋に飾られているグエルチーノ(Guercino)の「守護天使(アンジェロ・クストーデ)」です。ボローニャ出身のグエルチーノですが、ローマにも彼の傑作はたくさんありますよ!特にコロンナ美術館は、グエルチーノの作品を楽しむにはもってこいの場所。こちらの「サラ・デッラ・カペッラ(Sala Della Cappella)や、大広間などに5枚以上彼の作品があります。

イタリア人以外の有名画家の作品もいっぱい

コロンナ美術館には、イタリア人以外の有名画家の作品もたくさんあります。こちらはベルギーの画家、ヤン・ブリューゲル (父)(Jan Brueghel il Vecchio)の作品。ギリシャ神話に登場するオルペウス(オルフェウス)にまつわる物語を描いた一枚で、1594年に描かれ、その後18世紀にコロンナ宮殿のコレクションに加わりました。

コロンナ美術館 是非食べてほしい逸品

Giuliani Roma

「ジュリアーニ・ローマ」は1949年創業のマロングラッセが有名なお菓子屋さん。イタリアのマロングラッセの名店は、北イタリアに集中しているので、ジュリアーニ・ローマは、ローマで美味しいマロングラッセを味わいたい方には、見逃せないスポット。お土産として持って帰るのが楽ちんなマロンペースト(瓶)やチョコレート菓子などもあるので、是非様々な用途で利用してみてください。

コロンナ美術館ワンポイントアドバイス

「コロンナ美術館が気に入った方にオススメのスポット」
コロンナ美術館の魅力にハマった方にオススメなのが、コロンナ美術館から歩いて5分のところにある「ドーリア・パンフィーリ美術館(Galleria Doria Pamphilj)」です。こちらも貴族のお屋敷を利用して整えられた美術館。ローマで最も美しい「大広間」が見られる二大スポットとしても有名ですので、2つを見比べてみるのもオツです。

コロンナ美術館観光での注意点

コロンナ美術館観光での注意点
  1. 通常は土曜の午前のみ一般公開されています。
  2. 開館状況が流動的なので、最新情報をご確認ください。
  3. 入場料は12ユーロです。

パンデミック以降、開館状況が流動的になっています。公式HP(一部日本語表記あり)に最新情報が掲載されていますので、ご来館の際は、そちらや現地観光案内所などで開館時間を今一度、ご確認ください。

まとめ

コロンナ美術館は、団体ツアーに限り、平日も中を公開しています。日本人にも人気のスポットの為、団体ツアー旅行等で、旅程に含まれていることもありますので、指定日に足を運べない方は、それらを利用して訪れるのも良いでしょう。絵画の一つ一つに案内プレートが無い為、美術鑑賞の際、少し苦労するかもしれませんが、パンフレット等日本語の資料が充実していますので、是非それらを有効活用してみて下さい。

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