斬新過ぎて感動。ローマ、モンテマルティーニ美術館

斬新過ぎて感動。ローマ、モンテマルティーニ美術館|イタリア観光ガイド

モンテマルティーニ美術館に行ってきました!

イタリアの首都ローマには、数えきれないほどたくさんの美術館があります。その中で、個人的に”ユニークな美術館ベスト3”に入るのではないか⁉と思う「モンテマルティーニ美術館」をご紹介したいと思います★

モンテマルティーニ美術館とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. 発電所を利用した奇抜な館内の様子を楽しめる点。
  2. 貴重な古代ローマ彫刻を鑑賞できる点。
  3. ローマの偉大な歴史をたっぷり感じることができる点。

「モンテマルティーニ美術館(Centrale Montemartini/チェントラーレ・モンテマルティーニ)」は、ローマの南方面に広がるオスティエンセ地区にある美術館。周辺は再開発によって整えられた、どちらかというとローマの中でも現代の香りのする場所なのですが、美術館の中に一歩足を踏み入れると古代ローマ時代の宝物がざっくざく。それらが展示されている場所もまた、とってもユニークなんです!

モンテマルティーニ美術館 押さえておくべき魅力とは?

再開発エリアに立つ美術館

ローマ・テルミニ駅から南へ5キロほど進んだ所にある「モンテマルティーニ美術館」。周辺はローマの再開発エリアで、観光ガイドなどで紹介されるローマの歴史地区の風景とはまた赴きの異なる「現在のローマ」を楽しむことが出来ます。モンテマルティーニ美術館は最寄駅(Garbatella)から徒歩約5分!途中セッティミア・スピッツィキーノ橋(Ponte Settimia Spizzichino)という美しい橋を通るので、写真撮影をお忘れなく!

発電所の名残があるユニークな美術館

モンテマルティーニ美術館の最大の特長は発電所をリノベーションした美術館であるという点。1912年から1960年まで稼働していた火力発電所を利用し、1997年にオープンしました。モンテマルティーニ美術館のイタリアでの呼び名「Centrale Montemartini」が「Centrale termoelettrica Giovanni Montemartini(ジョヴァンニ・モンテマルティーニ火力発電所)」の略となっている点にも、当時の名残アリ。

ユニークな展示スタイル

なんだか展示されている場所が特殊過ぎて、一瞬「展示されているものって本物なの⁈」なんて疑ってしまいそうになる館内。もちろん全て本物で、元々ローマ市内にある世界最古の美術館として知られる”カピトリーノ美術館(1734年オープン)”の中にあった展示品たちを移設し、美術館として整えられています。ちなみに写真は美の女神、アフロディーテの彫像。紀元前につくられた作品を5世紀にコピーしたものが展示されています。

多岐に渡る展示品

こちらはかつての発電所のボイラー室(Sala Caldaie)をリノベーションしたフロア。床にあしらわれたモザイクは、1903年にサンタ・ビビアナ教会(Chiesa di Santa Bibiana)付近の地下道の建設工事中に偶然見つかったもので、狩りの様子が描かれています。展示品は彫刻作品が多めですが、モザイク画の展示も多く、これ以外にもローマの浴場に使われていたモザイク等、貴重な宝物を鑑賞することが出来ます。

世界最古の機関車

こちらも元ボイラー室の広大なスペースを活かした場所で、ローマ教皇ピウス9世(Pio IX)のためにつくられたイタリアに現存する最も古い蒸気機関車が展示されているエリアです。1859年7月3日より運行開始。写真の車両は教皇の礼拝堂専用車両として活躍していたもので、中央にある金色の「PPIX」のアルファベットが、ピウス9世紀のための車両であることを示しています。

モンテマルティーニ美術館 是非食べてほしい逸品

Pasticceria Andreotti dal 1931

「パスティッチェリア・アンドレオッティ・ダル・ミッレノヴァンタトレントゥーノ」は、モンマルティーニ美術館のあるオスティエンセ地区周辺で人気の老舗お菓子屋さん。1931年にマルコ・アンドレオッティが開いた店で、現在ではシンプルな焼き菓子だけでなくケーキやカフェ類なども充実していて、甘党の方は大興奮間違いなし!のスポットとなっております。駅と美術館との間にあるので、是非立ち寄ってみてください。

モンテマルティーニ美術館 ワンポイントアドバイス

「モンマルティーニ美術館の親にあたる”カピトリーノ美術館”」
モンマルティーニ美術館の所蔵品は、もともとは”カピトリーノ美術館”のコレクションだったものが中心。カピトリーノ美術館は1734年に一般公開された世界最古の美術館で、ローマ建国のシンボル「カピトリーノのメスオオカミ」の彫刻があることで知られています。「Capitolini card」というお得な2館セット券(13.5ユーロ)があるので、ご興味のある方はセットで訪ねてみてください。

モンテマルティーニ美術館での注意点

モンテマルティーニ美術館での注意点
  1. 入口はオスティエンセ通り(Via Ostiense)沿いにあります。
  2. 入場料は7.5ユーロです。
  3. カピトリーノ美術館(カピトリーニ美術館)とのセット券(13.5ユーロ)もあります。

火曜から日曜の9時から19時迄開いています。12月24日、31日は14時迄。最終入場時刻は閉館時刻の1時間前で、月曜、元旦、メーデー、クリスマスはお休みです。

まとめ

モンテマルティーニ美術館は2度め、3度めのローマ旅行で「オスティエンセ地区を巡ってみたい」と考えている方に特におすすめしたいスポット。エリア一帯は現在のローマの息遣いが聞こえてくる場所で、イマドキっぽいお店やレストランもたくさん並んでいます。歴史地区ド真ん中にあるカピトリーノ美術館(Musei capitolini)とセットで訪れるのも、2つの違った良さが味わえるのでGoo。是非検討してみてください♪

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