フェデリコ・フェリーニとアートの街、リミニ、ボルゴ・サン・ジュリアーノ

フェデリコ・フェリーニとアートの街、リミニ、ボルゴ・サン・ジュリアーノ|イタリア観光ガイド

ボルゴ・サン・ジュリアーノに行ってきました!

リミニ駅から歩いて約10分。ティベリオ橋(Ponte di Tiberio)の先に広がるボルゴ・サン・ジュリアーノ地区は、アート好きな人、映画監督フェデリコ・フェリーニ好きな人にはたまらない、素敵な空間が広がっています!

ボルゴ・サン・ジュリアーノとは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. フェデリコ・フェリーニの作品にまつわるウォールアートが楽しめる点。
  2. カラフルな街並みが写真映えする点。
  3. 観光客が少なく、ローカルな雰囲気が楽しめる点。

エミリア=ロマーニャ州の州都ボローニャから電車で約1時間。海沿いの街リミニは、イタリアいち有名な映画監督フェデリコ・フェリーニの故郷として有名です。中心部にあるボルゴ・サン・ジュリアーノ(Borgo San Giuliano)には彼のファンたちが描いたウォールアートがたっくさん!カラフルな街並みと、ウォールアートとのコラボレーションは、見ているだけで心のビタミンチャージが出来ます。

ボルゴ・サン・ジュリアーノ 押さえておくべき魅力とは?

Via Giovanni Battista

「ジョヴァンニ・バッティスタ通り(ヴィア・ジョヴァンニ・バッティスタ)」は、猫が好みそうな、くねくねと蛇行する細道に、フェデリコ・フェリーニの有名作品をモチーフにしたアートがたくさん描かれています。写真は「カサノヴァ(Il Casanova di Federico Fellini)」をモチーフにしたアート。通りはティベリオ橋を渡ってすぐのところから始まるので、散策の起点にもぴったりです。

街の中心部にある五差路

ジョヴァンニ・バッティスタ通りを東へ向かって数十メートル進むと、開けた五差路に出ます。ここもウォールアートの密集エリア!特にフェデリコ・フェリーニの名作×リミニの観光スポットとのコラボレーション作品が多く見られるので、旅情もさらにアップすること間違いありません!観光客も比較的多いエリアなので、細道の散策に不安がある方にもオススメです。

Piazzetta Gabena

ジョヴァンニ・バッティスタ通りを北側に進むと、ジョヴァンニ・ベルナルディ通り(Via Giovanni Bernardini)沿いに「ガベナ小広場(ピアゼッタ・ガベナ)」が見えてきます。フェデリコ・フェリーニの作品の中でも、ジェルソミーナなど、印象的な女性が登場する作品にまつわるアートがたくさん!絵の愛らしい雰囲気もあいまって、いるだけで乙女心がうずきます。

Via San Giuliano

街(地区)と同じ名前を冠した「サン・ジュリアーノ通り(ヴィア・サン・ジュリアーノ)」は街の目抜き通り。ウォールアートも選りすぐりのものが、たくさんあります。写真のようなフェデリコ・フェリーニにまつわるもの以外にも、アドリア海にまつわるもの、リミニのモニュメントにまつわるものもたくさん!「この絵は何がモチーフか」当てっこしながら歩くのも楽しいです。

カラフルな色使いの「家」

ボルゴ・サン・ジュリアーノをしばらく散策していると、どの家もカラフルなことに気付きます。これは昔、この町が漁業を中心に生計を立てる人達が多かった為。漁師たちが帰宅する時に、どれが自分の家かわかるように、このようなカラフルな家にしたそうです。カラフルな家の壁にウォールアートが描かれるようになったのは、1980年になってから。その後、1994年のフェデリコ・フェリーニの死をきっかけに、彼の作品にまつわるのものがどんどん増えていきました。

ボルゴ・サン・ジュリアーノ 是非食べてほしい逸品

Sardoncini

「サルドンチーニ」はリミニまわりに広がるアドリア海一帯で獲れる片口イワシ。お土産には缶詰や瓶詰がオススメですが、現地では、是非新鮮なものをお召し上がりください。オススメは串焼きタイプのSpiedini di sardoncini(スピエディーニ・ディ・サルドンチーニ)。夏の暑い日にお酒と一緒に食べると、夏バテも一気に吹き飛びますよ!添えてあるレモンの酸味も、疲れを癒してくれます★

ボルゴ・サン・ジュリアーノ ワンポイントアドバイス

「2年に一度の街のお祭り」
ボルゴ・サン・ジュリアーノは2年に1度、偶数年の9月第一週めの週末に「Festa de’ Borg(フェスタ・デ・ボルグ)」というお祭りを開催します。ティベリオ橋がライトアップされたり、街の人たちがミニコンサートを行ったり、手作り感満載なあたりが、なんとも温かみのある素敵なイベント。もしタイミングが合えば、是非参加してみてください。

ボルゴ・サン・ジュリアーノ観光での注意点

ボルゴ・サン・ジュリアーノ観光での注意点
  1. 明るいウチに散策しましょう。
  2. 住民の迷惑にならないように観光しましょう。
  3. 地図を手元にもっておきましょう。

ボルゴ・サン・ジュリアーノは海沿いのリゾート地と比較するといわゆるかなりの下町です。細道が多い&夜は治安が悪くなるので、散策は明るいウチに行いましょう。また、写真撮影は住民たちに配慮しながら行いましょう。

まとめ

私は初めてボルゴ・サン・ジュリアーノに行った時、フェデリコ・フェリーニの作品を一本しか観たことがありませんでした。しかし、可愛らしい家々に描かれたレトロな雰囲気のウォールアートは吸い込まれるような魅力があり、その後、彼の作品を観るきっかけにもなりました。是非、映画ファンの方以外もボルゴ・サン・ジュリアーノに遊びに行ってみてください♪

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