見てうっとり、渡ってうっとり。ヴェローナ、スカリジェロ橋

見てうっとり、渡ってうっとり。ヴェローナ、スカリジェロ橋|イタリア観光ガイド

スカリジェロ橋に行ってきました!

北イタリアの都市ヴェローナ。街の中心部がハートの形をしていることでも有名なヴェローナには、この町にふさわしい、なんともロマンチックな橋、スカリジェロ橋(カステルヴェッキオ橋)があります。

スカリジェロ橋とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. なんとも絵になる、ヨーロッパらしい橋である点。
  2. 時間ごとに移りゆく絶景を楽しめる点。
  3. カステルヴェッキオ(ヴェッキオ城)とセットで観光出来る点。

ヴェローナ駅から歩いて約20分(約1.5キロ)の所にある「スカリジェロ橋(Ponte scaligero/ポンテ・スカリジェロ)」。ここは、すぐ隣に建つカステルヴェッキオ(Castelvecchio)というお城の橋だったことから「カステルヴェッキオ橋(Ponte di Castelvecchio)」とも呼ばれています。お城から続く名橋は、異国情緒満点!季節や時間ごとに変わる表情は、どれだけ見ていても、見飽きることがありません。

スカリジェロ橋 押さえておくべき魅力とは?

ギザギザした橋のかたち

スカリジェロ橋の特徴はなんといっても、動物の口のような、ギザギザの形。橋を渡っていると、なんだか巨大な生き物に食べられてしまったかのような錯覚に陥ります。ギザギザした形の理由は、すぐお隣にあるカステルヴェッキオ(ヴェッキオ城)の一部だから。いずれも、同じ赤レンガ×大理石でつくられていて、遠くから見ると1つの建物のように見えます。

橋のたもとにある塔の謎

スカリジェロ橋には、右岸の方だけ、たもとに大きな塔が建っています。これはカステルヴェッキオが、街を外敵から守るための要塞として機能していた頃の名残。(昔は、目の前を流れるアディジェ川の向こう岸にはオーストリア領が広がっていました。)本当は左岸の方にも同じ塔があったのですが、こちらはフランス軍により破壊され、現在もその状態のまま、保存されています。

橋に繋がれた、愛の南京錠

日本でも恋人の聖地などでよく見かける、ハート型の南京錠。ここヴェローナはロミオとジュリエットの舞台となった”愛の街”とだけあって、街のいたるところでハート型の南京錠を見かけます。スカリジェロ橋も聖地のひとつ。景観保護や安全上の観点から、何度も取り付けの中止が呼びかけられ、撤去作業も行われているのですが、それでも多くの人たちが、この地に愛の南京錠を付けにやってきます。

隣にそびえるカステルヴェッキオ

スカリジェロ橋の隣にあるカステルヴェッキオ(”古い城”の意)は、現在、観光客向けに博物館として開放されています。お城が出来たのはスカリジェロ橋が出来るすぐ前。もともとはサン・マルティーノ城という名前だったのですが、後年、サン・ピエトロ城、サン・フェリーチェ城の2つの城が出来た為「ヴェッキオ(古い)」の名を冠することとなりました。

橋から望む絶景

14世紀に要塞や脱出経路の目的で造られたスカリジェロ橋も、長い時を経て、いまや立派なデートスポットとなっております。敵の攻撃をガードするために高く積まれた赤レンガも、カップルたちにとっては絶好のパーテーション!橋から望むことの出来る美しい古都の眺めは、イタリア人カップルたちもお墨付きですよ!是非、とっておきの風景を、一緒にお楽しみください。

スカリジェロ橋 是非食べてほしい逸品

Radicchio

「ラディッキオ」はヴェローナ周辺でよく食べられる葉野菜。日本でも「トレビス」の名前で最近スーパーなどに並ぶようになりました。見た目は紫キャベツのような雰囲気で、ちょっとだけ独特の香りがします。高級野菜の一つですので、是非、現地でお試しあれ♪強い香りが心配な方は、サラダなどではなく、ピザ等の味の濃いメニューをチョイスすると、いくぶん香りが和らいで、食べやすくなります。

スカリジェロ橋 ワンポイントアドバイス

「Ponte della Vittoriaにも行ってみて♪」
ヴィットリア橋(ポンテ・デッラ・ヴィットリア)はスカリジェロ橋のすぐお隣にある橋です。スカリジェロ橋から歩いて約10分。目と鼻の先…!とはいかないのですが、スカリジェロ橋の全景を望みたい方は、行かないテはありません。道中はヴェローナ旧市街を通るので、散策を楽しみながら向かうことが出来ると思います。

スカリジェロ橋観光での注意点

スカリジェロ橋観光での注意点
  1. 駅から少し歩きます。
  2. 舗装されていない石畳にご注意。
  3. 夏でも日暮れ以降は多少ひんやりします。

スカリジェロ橋は駅から20分ほど歩きます。景観保護の観点から、石畳の道があまり舗装されていないため、ヒールなどは避けた方が無難です。また、北イタリアのヴェローナは、夏でも日が暮れると、気温が一気に下がります。冷え性の方は対策をしておくと◎

まとめ

ちなみにスカリジェロ橋を流れるアディジェ川は、イタリアで2番目に長い川。イタリアの他の都市にも滞在予定の方は、旅先で再びアディジェ川と再会するチャンスがあるかもしれません。アディジェ川はアルプスの近くに水源があるため、水の質が良いことでも知られています。是非、スカリジェロ橋からヴェローナの水辺の風景を目で味わった後は、舌でも味わってみてください♪

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