3つの顔を持つ魅惑の世界!ジェノヴァ、ドーリア・トゥルシ宮殿

3つの顔を持つ魅惑の世界!ジェノヴァ、ドーリア・トゥルシ宮殿| イタリア観光ガイド

ドーリア・トゥルシ宮殿に行ってきました!

ジェノヴァの街中にあるドーリア・トゥルシ宮殿はなんと3つの顔を持つ珍しいスポットなんです!いったいどのような所なのか?!思わず行きたくなってしまう魅力を、徹底解説いたします♪

ドーリア・トゥルシ宮殿とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 現役の市庁舎として活躍している点。
  2. かつての栄華を偲ばせる豪華な佇まい。
  3. 超有名な品もアリ!ストラーデ・ヌオーヴェ美術館

北イタリアの海辺の町、ジェノヴァの街中にあるドーリア・トゥルシ宮殿は、ジェノヴァきっての観光スポットの1つです。すぐお隣に連なる”赤の宮殿””白の宮殿”とセットでの観光が定番。2つの宮殿に引けを取らない豪華な建物はなんと、一部は市庁舎として今日でも使われているというのだから驚き。もちろん、私たち観光客が楽しめる美術館エリアの魅力も期待以上です。

ドーリア・トゥルシ宮殿 押さえておくべき魅力とは?

現役の「市庁舎」としての側面

入り口から「美」で溢れるドーリア・トゥルシ宮殿。高い天井、磨かれた大理石の柱…。これらは16世紀に建てられたジェノヴァ周辺の貴族たちの館の特長のひとつです。周辺に立ち並ぶ同じような建物の中から、ドーリア・トゥルシ宮殿を見つける為の目印は入口上の「Municipio(ムニチピオ)」の文字!ムニチピオとはイタリア語で「市庁舎」のことで、なんとここ、ドーリア・トゥルシ宮殿は、長い時を経て現在はなんと市庁舎として使われております。

宮殿の中にある「市役所」の風景

館内は市役所がメインですが、一部は美術館「ムゼイ・ディ・ストラーデ・ヌオーヴェ(Musei di Strada Nuova)」として私たち観光客へも開放されています。チケットを買って入口を抜けると、眼前に広がるこの大階段も貴族の館の特長!ゴージャスな雰囲気満点でありながら、突然壁に”市のお知らせ”などが貼ってあったりするのを見ると、そのギャップに思わず笑ってしまいそうになりました。

豪華絢爛な「宮殿」としての側面

見学エリアをさらに進むと、歩くほどに、当時の栄華を「これでもか!」というほど、見せつけられます。写真は大広間(Salone di rappresentanza)の天井画。イタリア人は教会以外に、市役所で結婚式を挙げることもある為、市役所機能を持ったドーリア・トゥルシ宮殿のこの大広間も、頻繁に、結婚式会場として使われることがあるのだそうです。(ここで挙式出来るカップルがうらやましい!)

気楽に楽しめる「美術館」ゾーン

見学エリアには、地元ジェノヴァ産の陶器や、ジェノヴァが海洋大国として栄えた時代に海外から手に入れたタペストリーや古銭等の舶来品も数多く展示されています。イタリア語や英語がほとんどわからなくても大丈夫!展示品に添えられた案内板に記載されている、贈られた国の名前や、その艶やかな輝きを見ているだけで、当時いかにジェノヴァが栄えていたか、容易に想像することが出来ます。

これがお目当ての人も数知れず!「Il Cannone」

さて、ドーリア・トゥルシ宮殿の存在を知るきっかけが、このバイオリン「イル・カンノーネ(Il Cannone)」だったという方も、多いのではないでしょうか!?豪快な音色を奏でることから「大砲」の意を持つイタリア語の名前が付けられた有名なヴァイオリン、イル・カンノーネは、現在ジェノヴァ市が所有している為、ドーリア・トゥルシ宮殿内に飾られています。1742年につくられた名器。普段、あまり楽器の世界に触れる機会のない方も、せっかくなので是非展示室へ立ち寄ってみてください。

ドーリア・トゥルシ宮殿 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Focaccia

イタリアの代表的なパン「フォカッチャ」は、ここジェノヴァが”発祥の地”という説が有力です。貴族…というよりも、どちらかというと庶民たちに好まれた一品ですが、街には現在でもフォカッチャ専門店がいっぱいあり、1-2ユーロで気軽に食べることが可能です。日本の「食パン専門店」のように、店ごとに形や味わいもさまざまなので、観光の際は、是非食べ比べてみてください。

ドーリア・トゥルシ宮殿 ワンポイントアドバイス

「Niccolò Paganini(ニコロ・パガニーニ)」
先ほどご紹介したイル・カンノーネ。この名器の持ち主がジェノヴァ出身の演奏家、ニコロ・パガニーニです。ドーリア・トゥルシ宮殿に来た方の中には、他の見学エリアをすっとばしてでも、イル・カンノーネの展示エリアにいの一番に直行する人も多数!展示室でもパガニーニについて理解を深めることは出来ますが、時間があれば是非、来館前に彼の音楽や人となりをチェックしてみてはいかがでしょうか?見学がさらに楽しめることと思います。

ドーリア・トゥルシ宮殿での注意点 押さえておくべき事項3選

ドーリア・トゥルシ宮殿観光での注意点
  1. チケットは3館共通券になります。
  2. 月曜休館です。
  3. 白の宮殿→ドーリア・トゥルシ宮殿へも行くことができます。

ドーリア・トゥルシ宮殿のチケットは赤の宮殿(Palazzo Rosso)白の宮殿(Palazzo Bianco)と共通チケットになります。 月曜はお休み。また白の宮殿の中からドーリア・トゥルシ宮殿へ行くこともできます。

まとめ

実は世界遺産「レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ(Strade Nuove e Palazzi dei Rolli)」を構成する建物のひとつでもあるドーリア・トゥルシ宮殿。目の前の「ガリバルディ通り(Via Garibaldi)」も街で一番賑わいのある通りのひとつで、季節を問わずジェノヴァらしさを満喫することが出来ますよ!アクセスも良い為、初めてのジェノヴァ旅行の方にも最適。是非足を運んでみてください。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。