これで無料⁉ミラノ、フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館

これで無料⁉ミラノ、フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館|イタリア観光ガイド

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館 に行ってきました!

「フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館」はミラノ中心部、サンタンブロージョ(S. Ambrogio)駅から10分ほど歩いた所にある元教会を利用した美術館です。リノベーションされた外観もかっこよく、館内もモード感満点!

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館 とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. ミラノらしいリノベーションされた教会を楽しめる点。
  2. フランチェスコ・メッシーナの作品を堪能できる点。
  3. 超充実の内容でありながら、入場無料である点。

「フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館(Studio Museo Francesco Messina/ストゥーディオ・ムゼオ・フランチェスコ・メッシーナ)」は、ミラノ市内にある元教会を利用した美術館です。イタリアでは有名なフランチェスコ・メッシーナのアトリエが一般公開されているもの。充実した内容でありながら、なんと無料で見学できる点も大きな魅力です。

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館 魅力とは?

サン・シスト通りに立つ教会

サン・シスト通り(Via S. Sisto)沿いに立つフランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館。「サン・シスト」とは美術館の元々の名前に由来するもので、外観や扉上の碑文(写真)からもお察しの通り、ここは17世紀から20世紀後半迄「サン・シスト・アル・カッロビオ教会(Chiesa di San Sisto al Carrobbio)」という名の、教会でした。

デコラティブな外観

さて、外観を見た時に真っ先に目を引くのが、まるでジャックと豆の木のワンシーンかのように、教会にぐるりと絡まるツタのような物体です。こちらはレオナルド・ラヴァ(Leonardo Nava)によって2018年に制作、設置されたオブジェ。約45メートルあるヘーゼルナッツの木の枝を組み合わせて作ったオブジェで、教会をさらにモードな雰囲気へと、引き立ててくれています。

フランチェスコ・メッシーナという人物

美術館の名前にある「フランチェスコ・メッシーナ」は、シチリア生まれの彫刻家の名前。フランチェスコ・メッシーナはお役目を終えたサン・シスト・アル・カッロビオ教会を修復し、1974年から美術館兼アトリエ(スタジオ)としてオープンさせました。見どころその1は、色鮮やかな石膏の彫刻たち。フランチェスコ・メッシーナらしい作品のひとつで、ミラノの有名なバレリーナたちを多く、モチーフにしています。

イタリア人にはおなじみ、馬のオブジェ

館内にあるフランチェスコ・メッシーナの作品は約80点。その中で小さいながらも存在感を放っているのが、10頭の馬のブロンズ像(Cavallo)たちです。フランチェスコ・メッシーナの馬のブロンズ像と言えば、RAI(イタリア国営放送,日本のNHKのような存在)のロゴマークとなった「瀕死の馬(Cavallo morente)」のオブジェがイタリアでは超有名。「フランチェスコ・メッシーナの作品といえばRAIの馬!」という人には、たまらない展示品となっております。

美しき人物描写

こちらはダンス(バレエ)をする女性のオブジェ(Danzatrice)。馬のブロンズ像と同様に、フランチェスコ・メッシーナが好んで制作したテーマで館内には1945年から1979年にかけて制作された、約30点の美しいダンサーたちの彫像が展示されています。その他、人物にまつわる彫像といえば、ローマ教皇ピウス12世(Pio XII)のブロンズ像も有名。是非これらはお見逃しなく。

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館 是非食べてほしい逸品

Scamone

「スカモーネ」はいわゆるランプ肉のこと。イタリアではシンプルにそのまま焼いて、オリーブオイルと塩でいただくことが多いです。心なしか、日本のものより、脂っぽくない!タンパク質も豊富なので、たくさん歩くことの多い海外旅行中はは、ランチやディナーで食べると、翌日疲れを引きずらないのでオススメです。メニュー表の「Secondo piatto(第二の皿,セコンド・ピアット)の欄に載っていると思いますので、是非イタリアのランプ肉を、お味見してみてください。

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館 ワンポイントアドバイス

「日本で見る、フランチェスコ・メッシーナ」
フランチェスコ・メッシーナの作品は、日本でも楽しむことが出来ます。例えば関東では、箱根(神奈川県)にある「彫刻の森美術館」がオススメ。1986年にはフランチェスコ・メッシーナ展も開催されており、現在も、屋外展示にてEva(エヴァ)などの作品を楽しむことが出来ます。彫刻の森美術館にはイタリアが誇る巨匠、アルナルド・ポモドーロの作品(こちらも超有名です)などもありますので、気になる方は是非行ってみてください。

フランチェスコ メッシーナ スタジオ美術館での注意点

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館 観光での注意点
  1. 入場無料です。
  2. 火曜から日曜の10じから17時半迄開いています。
  3. 最寄り駅迄は約10分歩きます。

フランチェスコ・メッシーナ・スタジオ美術館は外観だけ見ると、ミラノでよく見る教会とほとんど変わりがありません。美術館のような建屋を想像していらっしゃる方は、来館前にもう一度、外観の様子をチェックしておきましょう。

まとめ

なお、フランチェスコ・メッシーナが手掛けたダンサーの彫像は、カルラ・フラッチ(Carla Fracci)やLuciana Savignano(ルチアーナ・​サヴィニャーノ)など、ミラノのスカラ座で活躍した有名バレリーナをモチーフにしています。ミラノでバレエ鑑賞やスカラ座見学をご予定されている方、観劇に興味がある方も楽しめる内容かと思いますので、是非、立ち寄ってみてください。

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