まばゆいばかりの金色の世界!トリノ、コンソラータ教会
コンソラータ教会に行ってきました!
初代イタリア王国の首都が置かれたことでも知られる、北イタリアの都市トリノ。ここには、驚くほどキラッキラな教会があります。名前は「コンソラータ教会」。一体どんな場所なのか!?詳しくご紹介します。
コンソラータ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3
- トリノ随一のきらっきらの教会を見学できる点。
- 地元の人たちと教会との繋がりを感じられる点。
- 有名カフェ「アル・ビチェリン」の目の前の教会である点。
「コンソラータ教会(Santuario della Consolata/サントゥアーリオ・デッラ・コンソラータ)」は豪華な歴史的建造物を数多く所有するピエモンテ州の州都、トリノの中でも、特にまばゆく輝く内装が印象的な教会です。高級住宅地に立地している為、いつ行ってもエレガントな人たちがたくさん。教会の中はもちろん、外にある有名カフェ、アル・ビチェリンにも、思わず憧れてしまうような素敵なイタリア人たちがたくさんいます。
コンソラータ教会 押さえておくべき魅力とは?
教会前の「コンソラータ広場」
コンソラータ教会が建っている広場が「コンソラータ広場(Piazza della Consolata/ピアッツァ・デッラ・コンソラータ)」です。ここは、トリノ中心部に家を構える人たちの憩いの場。街中にあるものの、観光中心地からちょこっとだけ外れた場所にあるため、落ち着いておしゃべりやお茶を楽しむことができます。コンソラータ教会を見学する前に、まずは広場の風景を目に焼き付けておきましょう。
美しい白の「外観」
さて、トリノきってのエレガントなコンソラータ広場の一角に、コンソラータ教会はあります。現在私たちが見ることの出来る教会の姿は、主に1904年に地元の建築家カルロ・チェッピ(Carlo Ceppi)によって拡張・修復したもの。噂の「キラッキラ」の世界は、外からでは全く想像がつきませんが、秘密の世界は、もう目の前ですよ!はやる気持ちを抑えて、広場に溶け込む洗練された白の外観もお楽しみください。
教会の横にそびえる「鐘楼」
コンソラータ教会の外観をぐるりと見渡すと、傍らにレンガ造りの鐘楼(鐘つき堂)を発見。教会本体がバロック様式なのに対して、鐘楼はロマネスク様式。平たく言うと”創られた時代が違う”ことがわかります。そう、この鐘楼はコンソラータ教会の前に建っていた教会(聖アンドレア教会)に付属する鐘楼なんです。10世紀の終わりから11世紀頃つくられ、以来、今日まで変わりゆく街を見守り続けています。
キラッキラの「中央祭壇」
お待たせしました!キラッキラの答えは、コンソラータ教会の中にあります。館内に入ると目が眩みそうなほどの金の世界。なんだか日本の金閣寺や中尊寺金色堂を思い出してしまいます。写真の祭壇はトリノの有名建築を数多く手がけた巨匠、フィリッポ・ユヴァラを中心に整えられたもの。天井画も美しく、見れば見るほど、当時のトリノの栄華を思い知らされます。
半地下にある「礼拝堂」
金箔を惜しみなく使った館内の一角で興味を引いたのが、こちらの半地下にある礼拝堂(Cappella/カッペッラ)。なんと、1階から覗けるようになっています。中央祭壇よりは、多少すっきりとした印象ですがこちらもピンク基調の大理石や細かな彫刻が豪華!その他、外にある美しい円柱のモニュメント(Colonna/コロンナ)も魅力的で、いずれも聖母子像が飾られていました。
コンソラータ教会 是非食べてほしい逸品
Al bicerinの本店グルメ
「アル・ビチェリン」は、いまや、カフェ…というより”観光地”となりつつある、1763年創業の老舗店。コンソラータ教会の目の前にあり、週末などは、観光客&世界中からのメディアで、異様な賑わいを見せています。アル・ビチェリンの名物はなんといっても「ビチェリン」というトリノのご当地ドリンク。…なのですが、イートインのみの販売なので、時間がない方は、焼き菓子なども美味しくてオススメです。
コンソラータ教会 ワンポイントアドバイス
「Porta Susa駅からのアクセスもオススメ」
トリノには「Porta Nuova(ポルタ・ヌォーヴァ)駅」と「Porta Susa(ポルタ・スーザ)駅」の2つの大きな駅があります。一言でいうと前者が「東京駅」後者が「品川駅」のような存在。ポルタ・ヌォーヴァ駅に停まる電車の方が多いのですが、もしお手持ちの切符がポルタ・スーザ駅にも停まるものだったら、そちらで下車しましょう。教会まで、700メートルほど近い場所で降りることができます。
コンソラータ教会観光での注意点
- マナーを守って見学しましょう。
- 雨の日は足元にご注意ください。
- 地図を持っていると◎
教会はかなりわかりにくい場所にあります。個人旅行の方は地図のご準備をお忘れなく!また周辺は古い石畳が続くので、足元にはご注意を。日常的に地元の方が利用する教会ですので、マナーを守って見学しましょう。
まとめ
コンソラータ教会は、ガイドブックなどでは「老舗カフェ”アル・ビチェリン”の隣にある教会!」という風に書かれることが多いですが、出来たのはコンソラータ教会の方が圧倒的に先!元となる教会は、なんと5世紀には既にこの地にあったそうです。トリノの人たちの傍に常に存り続ける、コンソラータ教会。是非、イタリアの地元の人たちが日常的に利用する、歴史ある教会の良さを味わってみてください。
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