子連れでも楽しめる!ワクワクがいっぱいのトリノ、中世の村

子連れでも楽しめる!ワクワクがいっぱいのトリノ、中世の村|イタリア観光ガイド

中世の村に行ってきました!

トリノの歴史地区からスグの所にある、中世の村。ここは小さい子どもから大人まで一緒に楽しめるワクワクレジャースポットなのです。無料エリアもいっぱい!魅力を詳しくご紹介します。

中世の村とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 感覚的に楽しめるスポットである点。
  2. ほとんどのエリアが入場無料である点。
  3. フォトジェニックなスポットが満載な点。

「中世の村(Borgo Medievale/ボルゴ・メディエヴァーレ)」は1884年に開催されたトリノ万博に合わせてつくられたレジャー施設。平たく言うと、日本の「日光江戸村」のような所で、公園の一角に15世紀のピエモンテ州の風景が再現されています。ほとんどの施設が無料で入れる上、写真映えも抜群。カッコイイ鎧や剣、お城など、感覚的に楽しめるものが多いので、小さなお子様にも親しみやすいと思います。

中世の村 押さえておくべき魅力とは?

エントランスエリアの跳ね橋

写真は中世の村の入口に設置された「跳ね橋(伊:Ponte levatoio)」。ここを抜けると、一気に現代から、15世紀の中世の街へタイムスリップ出来ます。施設内は1882年から約2年間かけて、ポルトガル人のアーティストさんらを中心につくられたもの。施設自体も100年以上前につくられたものなので、近世の人たちが思い描いた、中世を風景を目の当たりにする…という、なんとも面白い体験ができます。

村のシンボル、教会

中世の村の中には商店街や広場など、様々な施設が再現されています。中でもヨーロッパらしい風景のひとつが「教会」。実際にトリノ近郊にある「ランヴェルソの聖アントニオ修道院(Abbazia di Sant’Antonio di Ranverso)」と、アヴィリアーナにある「聖ジョヴァンニ教会(Chiesa di San Giovanni)」からインスピレーションを受けたもので、本物と見比べると、さらに楽しむことが出来ます。

Fontana di Salbertrand

「サルベルトランドの噴水(フォンターナ・ディ・サルベルトランド)」も中世の村のシンボル。トリノから100キロほど離れたフランス国境付近の村、サルベルトランドの街の中にある噴水などをモデルにしてつくられたものです。私は写真で本物の噴水を見たことがあるのですが、なるほど瓜二つ!中世の村の中で、待ち合わせスポットとしてもぴったりの、癒しの風景が広がっています。

レンガ造りの家々

こちらはサルベルトランドの噴水の隣にあるレンガ造りの建物たち。「ブッソレーノ(Bussoleno)」という、トリノから60キロほど離れた村にある家々をモデルにつくられています。街中の宮殿のような華やかさは無いですが、レンガ造りの建物がいかにも中世の普通の人たちの暮らしを連想させます。施設内の建物はすべてピエモンテ州の街々をモデルにつくられているので、臨場感たっぷりですよ!

La Rocca

「ラ・ロッカ」は中世の村の中で唯一の有料エリア。ディズニーランドでいうシンデレラ城のようなもの?!中に入って、当時のお城の風景を覗き見ることが出来ます。個人的には、イタリア周遊中は名城巡りのチャンスが幾度となくあるので、何もここでお城を見学しなくても…とは思いますが、ロールプレイングゲームに登場しそうなカッコイイ、レンガのお城なので、気になる方は中に入ってみてください。

中世の村 是非食べてほしい逸品

Caffè del Borgo Medievale

「カッフェ・デル・ボルゴ・メディエヴァーレ」は、中世の村の中にあるカフェレストラン。目の前を流れるポー川を眺めながら食事やドリンクを楽しむことができます。カフェ利用だけもオッケー。小さな子連れファミリーも多いので、気楽な雰囲気で食事を楽しむことができるでしょう。ピエモンテ州やトリノの名物も一通り楽しむことができますし、夏は店先で絶品ジェラートを楽しむこともできます。

中世の村ワンポイントアドバイス

「目的地の設定にご注意」
中世の村は「ヴァレンティーノ公園(Parco del Valentino)」という広大な公園の一角にあります。ヴァレンティーノ公園の敷地面積は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと同じくらい(約42ヘクタール)。ヴァレンティーノ公園を目的地に設定してしまうと、設定場所によって、中世の村がすぐ目の前だったり、遠かったり様々なので、検索の際は目的地を「Borgo Medievale(中世の村)」にしましょう。

中世の村での注意点

中世の村での注意点
  1. 近くに電車の駅がありません。
  2. 夏と冬で開館時間が異なります。
  3. Rocca(お城)に入る為には入場料が必要です。

中世の村は広大な公園の一角にあります。近くに電車の駅がないので(最寄り駅まで約1.2キロ)体調を整えて、動ける服装で向かいましょう。冬は夏より1時間早く閉館します。また、お城部分に入る為には5ユーロの入場料が必要です。

まとめ

中世の村はお子様連れでトリノ観光をされる方に特におすすめの施設。広大な公園の中にあるので、中世の村や、周りの芝生を散策しながら、トリノの街で暮らしているかのような気分で、のんびり旅行を楽しむことが出来ます。駅から歩くのが大変な場合は、バスやトラム(路面電車)、タクシーなどをうまく活用してみてください。最近ではレンタサイクルも登場し、これらも便利です。

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