ナポリで美術鑑賞。パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館

ナポリで美術鑑賞。パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館|イタリア観光ガイド

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館に行ってきました!

「パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館(ゼヴァロス・スティリアーノ宮美術館)」は、かつてゼヴァロス・スティリアーノ氏をはじめとする名門貴族たちが住んでいたお屋敷を用いた美術館。個人的に印象深かった展示作品を5つ厳選してご紹介します。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館とは?行くべき理由

おすすめのポイント
  1. カラヴァッジョの遺作が見られる点。
  2. 展示数約120点で、1つ1つの作品とゆっくり向き合える点。
  3. 年間を通じてごった返すことが少ない点。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館は、正式名称を「Gallerie d’Italia di Napol(ガッレリエ・ディタリア・ディ・ナポリ)」といいます。イタリアの大手銀行がオーナーを務めるGallerie d’Italia。ミラノ・ナポリ・ヴィチェンザの3都市に展開する美術館で、ナポリはパラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ(ゼヴァロス・スティリアーノ宮)の中に美術館を構えているため通称「パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館」と呼ばれています。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館 魅力とは?

Martirio di sant’Orsola

まるでルーブル美術館とモナリザの関係のよう!?パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館における、カラヴァッジョの「聖オルソラの殉教(Martirio di sant’Orsola/マルティリオ・ディ・サントールソラ)」は館内でも別格の特別待遇を受けています。その理由は…この作品が”彼の遺作”だから。1610年7月18日に38年の生涯を終えたカラヴァッジョ。本作は、同年5月27日に依頼主に送られた遺作として知られています。

親しみを感じる、ナポリの風景

サルヴァトーレ・フェルゴーラ(Salvatore Fergola)の描くナポリの風景も、見逃せません。ナポリ出身で18世紀から19世紀にかけて風景画で名を馳せたサルヴァトーレ・フェルゴーラ。写真はナポリ湾の嵐(Tempesta nel golfo di Napoli)を切り取った一作で、遠くにはナポリのシンボル、ヴェスヴィオ山が大きく描かれています。

カルロ・ブランカッチョの描く19世紀のナポリ

サルヴァトーレ・フェルゴーラよりも少しだけ後にナポリで生まれたカルロ・ブランカッチョ(Carlo Brancaccio)。彼の描く19世紀後半のナポリの風景もまた、興味深いものがあります。写真はまさに、パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館のあるトレド通りの様子を描いた一枚(Napoli, Via Toledo – Impressione di pioggia)。現代的かつ若さ溢れる現在のトレド通りとはまた違った、優雅な趣が印象的です。

彫刻作品の数々

館内には絵画だけでなく、彫刻作品も多く展示されています。写真はピエタ(イエスさまが亡くなった直後の様子をテーマにした芸術作品)。17世紀初頭に制作されたもの(作者不明)で、絵画とはまた違った3次元ならではの迫力がたまりません。その他、ラファエレ・ベラッツィ(Raffaele Belliazzi)、ヴィンチェンゾ・ジェミート(Vincenzo Gemito)といった19世紀にナポリで活躍した彫刻家たちの作品も必見。

大作揃いの、特別展

館内では通常の展示品に加え、特別展(Mostre/モストレ)も目玉企画が目白押しで見逃せません。さすがはイタリア!レオナルド・ダ・ヴィンチやヴィーナスの誕生などの傑作を残したボッティチェリ などの有名画家の特別展が開かれることもあり。また、ヨーロッパの名だたるアーティストの傑作に思いがけず触れることの出来るチャンスも待っています(ご参考までに写真はルーベンス展の時の一枚です)。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館 是非食べてほしい逸品

120 Grammi

「チェントヴェンティ・グラーミ」はイマドキのパスタテイクアウト専門店。店先にメニュー表を絵で表した可愛らしい看板が掲げられており、それだけでテンションが上がります。テイクアウト用の容器やお店の雰囲気、全ての世界観が統一されていて、可愛い!歩きながらカップに入ったパスタを食べる時は、カップヌードルを食べている時の気持ちにちょっと似ていて、なんだかいつも不思議な気持ちにさせられます。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館ワンポイント

「ナポリで観られるカラヴァッジョの作品」
独特の世界観や、彼自身のドラマチックな人生も相まって、イタリアでもファンが多いカラヴァッジョ。ナポリでは本美術館以外に「カポディモンテ美術館(Museo e Real Bosco di Capodimonte)」「ピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア教会(Pio Monte della Misericordia)」でカラヴァッジョの作品が鑑賞できます。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館観光での注意点

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館での注意点
  1. 入場料は5ユーロです。
  2. 月曜から金曜の10時から19時迄開いています(最終入場時刻は18時30分です)
  3. 土日はお休みです。

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館は銀行の一部を美術館として開放している為、開館日や時間が変わる可能性があります。最新情報は公式HPにてご確認ください。

まとめ

パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館はイタリア貴族のお屋敷の中に名画が飾られている、日本ではなかなかお目にかかれないスタイルの美術館です。カラヴァッジョの作品はなんと1部屋にたった1枚だけ!逆に、小さな部屋に10枚以上の絵画が展示されている部屋もあり、オーナーの個性を感じます。予備知識があれば、さらに美術品と深く向き合えること間違いなし!本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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