大きすぎて唖然…!ナポリ郊外「カゼルタ宮殿」ってどんなトコ?

大きすぎて唖然…!ナポリ郊外「カゼルタ宮殿」ってどんなトコ? | イタリア観光ガイド

カゼルタ宮殿に行ってきました!

一生に一度行ってみたかったナポリ郊外のカゼルタ宮殿。想像以上のダイナミックな世界遺産に圧倒されてしまいました。私の旅行記をもとに、その魅力についてたっぷりご紹介します!

カゼルタ宮殿とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ナポリ王国の栄華を知ることが出来る点。
  2. 18世紀に建てられた最も大きな宮殿である点。
  3. イタリア世界遺産の1つである点。

カゼルタ宮殿は、南イタリアのナポリから30キロほど離れた郊外にあるカゼルタという都市に建てられた宮殿です。イタリアの世界遺産の1つでもあり、とにかく圧倒的なスケール感に誰もが驚きを隠せません。18世紀に建てられた最も大きなお城としても名高く、今は亡き、ナポリ王国のかつての栄華を「これでもか!」というほど思い知らされます。

カゼルタ宮殿観光 押さえておくべき魅力とは?

見たこともないような大きな「宮殿」

カゼルタ宮殿はとにかく大きい!周りに目立つ建物がないこともあり、その大きさには思わず呆気に取られてしまいました。横、約247メートルの5階建ての宮殿は、縦にしても東京・池袋の「サンシャイン60(約240メートル)」よりさらに大きいです…。まずは建物に近づく前に、全体を収めるべく、眼前に現れた瞬間に遠景を1枚撮影しましょう。

敷地内を彩る「彫刻」たち

カゼルタ宮殿は王様のお住まいとして建設が開始されました。ゆえに、ナポリ市内にある卵城やヌオーヴォ城などの「城塞」目的の城たちと比べると、外も中もなんとも優雅で上品です。写真は、宮殿内に入るとすぐに登場する玄関上の彫刻たち。中央が時の王様「ナポリ王カルロ7世」の姿です。気が遠くなるほど大きな宮殿に施された見事な彫刻たちは、現地に行ったからこそ味わえる最高級の美術品です。

可愛らしい「春夏秋冬の部屋」

カゼルタ宮殿の中にある部屋の数はなんと1200!その中で約3パーセントの部分だけ現在見学可能となっています。「ちょっとしか見られないのかぁ」なんて、ちょっぴりがっかりしていたのですが…冗談じゃない!広い部屋だと一辺40メートル以上もあり、30分もすると結構ぐったりします(笑)。そんな中で一番テンションが上がったのが、四季をモチーフにした部屋。シャンデリアや絵画の色味などが少しずつ異なり、どの部屋も感覚的に楽しむことが出来ました。

大きスギ!「プレゼピオ」

イタリアのクリスマスに欠かせない「プレゼピオ」。これはイエスさまが生まれたシーンを再現した飾り(ジオラマ)で、家によっては「クリスマスツリーは飾らなくともプレゼピオは絶対!」というところも少なくありません。そんなプレゼピオですが…カゼルタ宮殿のモノはやはり「超巨大」でした。なんと専用の部屋に飾られているのだから驚き倍増。イタリア広しと言えど、ここまで大きなものはなかなかお目にかかれません。是非足を運んでみてください。

広大な「庭園」風景

カゼルタ宮殿はお庭の広さも尋常ではありません。正直、宮殿から見ると、どのくらい奥まで広がっているのか、さっぱりわからないほど。春~秋の季節の良い頃は、レンタサイクルなどで巡るのがオススメだそう。バスも走っているので、見学時間に余裕がある方は、乗り物をうまく利用しながら、庭園もご堪能ください。一日中ここでのんびり過ごせそうなほど大きな敷地。自然がいっぱいで、子供から大人まで皆で楽しめる点も魅力です。

カゼルタ宮殿で見つけたグルメ 是非食べてほしい逸品

San Marzano

「サン・マルツァーノ」はひとことでいうとミニトマト。ですが、長細い独特の形をしています。カゼルタのあるカンパニア州の名産品のひとつなのですが、ちょうどカゼルタ宮殿が完成する10年前(1770年)に、ペルーからナポリ王に献上されたことが栽培のきっかけとなりました。今は亡き、ナポリ王国に思いを馳せられる逸品。是非パスタやピザ、サラダなどで試してみてください♪

カゼルタ宮殿 ワンポイントアドバイス

「春~秋は直射日光や地面からの照り返しにご注意ください」
カゼルタ宮殿は「観る」というより「歩く」宮殿。特に南イタリアの夏は、最近では最高気温が40度を超えることもあり、日が長いのもあいまって17時を過ぎても外は、まだまだ「灼熱」です。広大なカゼルタ級での庭は、コンクリートが白色のため、照り返しがキツイです。日焼け、熱中症には十分ご注意ください。

カゼルタ宮殿観光での注意点 押さえておくべき事項3選

カゼルタ宮殿観光での注意点
  1. とにかく広いので、時間に余裕をもって行動しましょう。
  2. 見学できる部屋はすべてではありません。
  3. ナポリ市内からは離れた場所にあります。

カゼルタ宮殿はとにかく広い!屋内外をじっくり見学したい方は、1日かけての見学がオススメです。見学できる部屋は限られていますが、それでも2時間は見学時間を確保しておきましょう。ナポリの観光ガイドで紹介されることが多いですが、実際には、ナポリ市内にある宮殿ではありません。念のため、お気を付けください。

まとめ

ヨーロッパの宮殿マニア憧れの聖地カゼルタ宮殿。今回、ついに行くことが出来、さらにイタリアへの恋心が増しました。あまりに大きすぎて庭園を十分に見学出来なかったのが心残り…。レンタサイクル(Noleggio Bici Reali)が4ユーロで借りられるとわかった為、次回は庭園を中心に、あらためて訪問したいと思っています。みなさまも、是非遊びに行ってみてください!

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