海の魅力に負けないオーラ!南イタリア、アマルフィ大聖堂
アマルフィ大聖堂に行ってきました!
イタリアきっての景勝地。南イタリア、ナポリ近郊の街アマルフィにあるアマルフィ大聖堂には、蒼い海に負けないくらいの溢れんばかりの魅力があります。詳しく見ていきましょう!
アマルフィ大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 南イタリアらしさのある大聖堂である点。
- 教会のパーツごとに様々な様式美が見られる点。
- 世界遺産に認定されたアマルフィにある点。
「アマルフィ大聖堂(Duomo di Amalfi/ドゥオーモ・ディ・アマルフィ)」はアマルフィの街の中心にある教会。正式名称は「Cattedrale di Sant’Andrea(カテドラーレ・ディ・サン・アンドレア)」ですが、街で最も重要な教会にあたるため「ドゥオーモ」の名を冠しています。数度の改築によって、場所毎に様々な様式で改築されている点が魅力。世界遺産に認定された海の景色と一緒にお楽しみください♪
アマルフィ大聖堂 押さえておくべき魅力とは?
Piazza Duomo
「ドゥオーモ広場(ピアッツァ・ドゥオーモ)」は、日本でいう東大寺×奈良公園のようなもの。ドゥオーモ広場があってこそ、さらにアマルフィ大聖堂が光輝いて見えます。街の中心部にある広場は、老舗カフェや美しい噴水(後述)等、見所も多いため、素通りするだけではもったいない!是非教会に入る前に、少し時間を取って周辺を散策してみてください。
Fontana di Sant’Andrea
こちらがドゥオーモ広場にある「聖アンドレアの泉(フォンターナ・ディ・サンタ・ァンドレア)」です。一見、イタリアの広場によくある、なんてことない噴水のようにも見えるのですが、アマルフィのシンボル的存在なので是非立ち寄ってみて!1760年につくられ、1869年から現在の場所にある噴水。実は、少し前にお色直しされ、近年美しさにさらに磨きがかかりました。
外観を彩るモザイク
アマルフィ大聖堂の外観の中で特に目を引くのは、正面上部にある三角屋根のモザイク画、そして寄木細工のような美しい柄模様です。外観全体は1861年にこの地方を襲った強風被害の後、再建された比較的新しいものですが、もちろん元のデザインは踏襲されています。モザイクの中央にいるのはイエスさま。その下には最後の晩餐の絵画などでもおなじみの、12人の弟子たちの姿が丁寧に表現されています。
Campanile
大聖堂の隣にある、やや茶色がかった「鐘楼(カンパニーレ)」。これは大聖堂の外観とは打って変わって、1108年から1276年の間に設置された、大変古いものです。もちろんこちらもその後修復されていますが、場所によって修復された年が異なる為、結果として下部・中部・上部それぞれ雰囲気がガラリと変わる点も見どころです。てっぺん部分は南イタリアらしい黄×緑のマヨリカ焼きのタイルが敷き詰められていてとってもキュート!よく見ると、星や花などの模様も見て取れます。
Chiostro del Paradiso
アマルフィ大聖堂は館内にも見所がたくさんあります。その中で、時間がない方にも絶対に見て欲しいのが「天国の回廊(キオストロ・デル・パラディーゾ)」です。ここは1266年から68年にかけて建てられたアマルフィの貴族達の墓地。イタリアというよりアラブの王宮のようなエキゾチックな雰囲気で、イタリアにいながらにして別の場所にワープしたかのような感動を味わうことが出来ます。
アマルフィ大聖堂 是非食べてほしい逸品
ANDREA PANSA
「アンドレア・パンサ」は1830年創業のお菓子屋さん。アマルフィ大聖堂の階段横、聖アンドレアの泉の目の前にある超有名店です。いわば、伊勢神宮行ったら、赤福に立ち寄るようなもの?!アマルフィ大聖堂にいったら、お土産には多くの人がアンドレア・パンサの郷土菓子をチョイスします。少々混んでいますが、カフェスペースもあるのでタイミングが合えばお茶もオススメですよ♪
アマルフィ大聖堂ワンポイントアドバイス
「アマルフィまでの行き方」
アマルフィには電車が通っていません。というわけで、公共交通機関を使ってアマルフィへ行く場合、バスや船でアクセスすることになります。多くの観光客が同じ方法でアクセスする為、人の流れに身を任せて行けば、あまり道に迷うことはないと思いますが、もし少しでも不安があれば、現地発着ツアーなどを利用してみるのもテです。
アマルフィ大聖堂観光での注意点
- 天国の回廊は入場料(3ユーロ)アリです。
- ドゥオーモ広場ではお手回り品にはご注意を。
- 船やバスで行く方は時間に余裕をもって計画をたてましょう。
大聖堂は入場無料ですが、部族施設である天国の回廊は有料です。ドゥオーモ広場はスリや軽犯罪の多発スポット。特にカメラで撮影している時などは、気を抜かないようご注意ください。公共交通機関を利用される方は、余裕を持ったスケジューリングをしましょう。
まとめ
アマルフィはローマやミラノなどに比べると日本人観光客が少なく、イタリア情緒をさらに感じることが出来ます。北イタリアと合わせて周遊される方は、マヨルカ焼きのタイルや、植生などから、北イタリアにある有名なドゥオーモ(ミラノ,フィレンツェ等)との雰囲気の違いも楽しめることでしょう。是非、アマルフィ大聖堂で、縦に長いイタリアの醍醐味を味わってみてください!
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