ヴェネツィアらしさ満点「アカデミア美術館」をご案内♪

ヴェネツィアらしさ満点「アカデミア美術館」をご案内♪ | イタリア観光ガイド

アカデミア美術館に行ってきました!

街全体が絵画のように美しいヴェネツィアですが、街一番の美術館は、さらなる輝きを放っています。ここではヴェネツィアいち有名な「アカデミア美術館」の見所を、たっぷりご紹介します。

アカデミア美術館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ヴェネツィアいち有名な美術館である点。
  2. 落ち着いた雰囲気の中で絵画を楽しめる点。
  3. いにしえのヴェネツィアの景色に触れられる点。

アカデミア美術館はヴェネツィアいち有名な美術館。もともとこの地にあった「サンタ・マリア・デッラ・カリタ教会」を改装し、誕生しました。観光中心地から少し距離があるため、落ち着いた雰囲気の中でじっくり美術鑑賞が出来る点が魅力。ヴェネツィアをモチーフにした作品も多い為、現地で実際に見た景色と照らし合わせながら、作品たちを楽しむことが出来る点も魅力です。

アカデミア美術館見学 押さえておくべき魅力とは?

中心部から少し離れた立地の魅力

実はアカデミア美術館は、サン・マルコ広場などのある観光密集エリアから、少しだけ離れた場所(徒歩約15分)にあります。サン・マルコ広場から歩いて「アカデミア橋(Ponte dell’ Accademia)」を渡って来るも良し。ヴェネツィアっぽさ満点の、水上バスを利用したい方は、美術館と同名の乗り場「Accademia/アッカデミア」が最寄りですので、そちらで降りましょう。現地の落ち着いた雰囲気はそれだけで、ちょっとだけ、ホッとします。

美術館の象徴!一風変わった「最後の晩餐」

数ある名画の中でもひと際キャッチ―なのがこちら!「レヴィ家の饗宴(Convito in casa di Levi/コンヴィート・イン・カーザ・ディ・レヴィ)」です。なんと、縦約5.5メートル×横約13.1メートルの超巨大な作品。実はこの絵画、当初は「最後の晩餐」というタイトルだったそうなのですが、あまりの生々しい”最後の饗宴”(笑)っぷりから、タイトルの変更を余儀なくされたそう。見れば見るほど人間臭さがにじみ出ていて、クセになる一枚です。

かっこよくも愛らしい「ライオンの彫刻」

こちらはイタリアの有名な彫刻家「アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova)」のライオンの彫刻です。館内には絵画以外にも彫刻作品や調度品などの展示もあり、中でもこちらのライオンの彫刻は、愛らしさも相まって多くの人が2ショット写真を撮っていました。宗教画がニガテな方でも楽しめる作品。実は館内にはもう1匹、別のライオンもいます。是非探してみてください♪

部屋全体がアート!アルベルゴの部屋

まるで壁紙のように、部屋の形に合わせて描かれた絵画。これは当時、この部屋(Sala dell’Albergo)のために描かれた作品で、館内でも特にユニークなスポットです。絵画の名は「聖母の神殿奉献(Presentazione di Maria al tempio/プレゼンタツィオーネ・ディ・マリア・アル・テンピオ)」。階段を上っていく可愛らしい乙女こそがマリア様で、ブルーのワンピースを着た愛らしい姿がとても印象的な作品です。

ヴェネツィアでみる「ヴェネツィア」

アカデミア美術館には中近世にヴェネツィアで活躍した「ヴェネツィア派」という流派の画家たちの作品が、多数展示されています。ヴェネツィア派の作品はイタリア各地で観ることが出来ますが、やはりお膝元でじっくり観たい!中でも有名な画家、カルパッチョ(Carpaccio/上の写真の絵の作者)や、カナレット(Canaletto)の作品は多数展示されており、昔のヴェネツィアの風景を、絵画の中でたっぷりと見て取ることができます。

アカデミア美術館 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Esse

「エッセ」はイタリア語でアルファベットの「S」のこと。まるでヴェネツィアの中心を流れる大運河(カナル・グランデ)のような形をした、シンプルレシピのクッキーです。ヴェネツィア(特にブラーノ島)名物のひとつで、日本人の口にも合う素朴な味わい。こだわりの一品が欲しい方はお菓子屋さんへGO!バラマキ土産等でご検討の方は、チェーン系のスーパーで探してみてください。

アカデミア美術館 ワンポイントアドバイス

「イタリア各地にある”アカデミア美術館”」
アカデミア美術館はイタリア語で「Gallerie dell’Accademia(ガレリエ・デル・アッカデミア)」。「Accademia」はいわゆる英語の「アカデミー」に当たる言葉のため、「アカデミア美術館」という名の美術館自体は、イタリア各地に存在します。中でもフィレンツェの「アカデミア美術館」が有名。インターネットで情報収集する際は、検索バーの最後に「ヴェネツィア(伊:Venezia)」と入れると、混乱が幾分回避できます。

アカデミア美術館観光での注意点 押さえておくべき事項3選

アカデミア美術館観光での注意点
  1. 観光中心部からは少し離れています。
  2. 移動時間も考慮して、スケジュールを組み立てましょう。
  3. 時間があれば、周辺散策もオススメです。

アカデミア美術館は、ヴェネツィアの観光地中心部から少し離れた場所にあります。見学予定の方は見学時間以外に「移動時間」も念頭に置いて、スケジュールを組みましょう。美術館方面まで足を延ばした折には、ローカルな雰囲気漂う、周辺エリアの散策もオススメです。

まとめ

アカデミア美術館は、教科書に登場するような有名作品は少ないものの、絵画本来の良さとじっくり向き合うことが出来る雰囲気や展示方法が魅力です。数年かけて行われてた改装工事によって、さらにパワーアップ中!天候が変わりやすいヴェネツィアでは、雨の日や肌寒い日の観光スポットとしても重宝します。是非機会があったら足を運んでみてください。

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