これだけは絶対!ローマ「フォロ・ロマーノ」必見ポイント5選
フォロ・ロマーノに行ってきました!
ローマの古代遺跡群「フォロ・ロマーノ」。あまりに広く、漠然とし過ぎているため「何を見たらいいかわからない!」という方も多いのではないでしょうか?ここではオススメのものを5つ、厳選してご紹介します。
フォロ・ロマーノとは?絶対行くべき理由
- ローマの古代遺跡を目の前で見られる点
- 教科書に載っていた風景がてんこもりな点
- イタリアきっての世界遺産である点
「フォロ・ロマーノ」は、ローマの中心部にある古代ローマの遺跡群。とっても簡単に言うと、今から2500年~2600年前に栄えた世界の中心部が、まるっと土の中から出てきたような所です。いまだ発掘は続けられており、日々新しい発見もあります。イタリアきっての世界遺産。日々、世界中からの旅人が、壮大な古代ロマンを求め、足を運んでいます。
フォロ・ロマーノ観光 押さえておくべき魅力とは?
Tempio dei Dioscuri
「カストルとポルックス神殿(ディオスクーリ神殿)」はフォロ・ロマーノの象徴的存在。ガイドブックの表紙でもおなじみの風景です。イタリア語では「テンピオ・デイ・ディオスクーリ」。ローマの空に向かって長く伸びる3本の柱は、凛としたオーラが、とにかく雄々しくてカッコイイ!「カストル」と「ポルックス」はギリシア神話に登場する双子の英雄(2人あわせて「ディオスクーリ」とも呼ばれます)で、国を勝利に導いた双子たちへの感謝の意を込め、この神殿は建てられました。
Tempio di Saturno
ものによってはもはや、ほとんど原形をとどめていないような遺跡もたくさんあるフォロ・ロマーノの中で、ひときわ見応えのある遺跡が「サートゥルヌス神殿(Tempio di Saturno/テンピオ・ディ・サトゥルノ)」です。こちらもガイドブックでおなじみの風景。「サートゥルヌス」は、ギリシャ神話に登場する農業の神様のことで、信仰のために建てられた神殿ですが、国の金銀を保管するための金庫のような役割も果たしていたそうです。
Tempio di Antonino e Faustina
サートゥルヌス神殿よりもさらに建物らしい形をしている遺跡が「アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿(テンピオ・ディ・アントニオ・エ・ファウスティナ)」です。フォロ・ロマーノの中には神々を祀る為の大きな神殿がたくさんありますが、アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿は11世紀と17世紀に再建されたため、他のものと比べてかなり建物らしい形をしている点が魅力。皇帝アントニヌスが妻のためにささげたというエピソードもロマンチックな遺跡です。
Arco di Settimio Severo
フォロ・ロマーノの中には神殿とともに「凱旋門」も多数みられます。中でも「セプティミウス・セウェルスの凱旋門(アルコ・ディ・セッティモ・セヴェルノ)」は保存状態が良く、見応え抜群。戦勝記念に建てられた、幅約25メートル×高さ約23メートルの大きな門は、近くで見ると、戦争で勝利を収めるまでのあゆみが細やかなレリーフの中に見て取れます。
Tabularium
「タブラリウム(タブラーリウム)」は当時、国の法律や重要な記録などを保管していた場所。色の違う上階部分はなんと、市庁舎として現役で使われています。遺跡自体の魅力もさることながら、ここの魅力は中からフォロ・ロマーノの雄大な姿を独り占めできること。フォロ・ロマーノのお隣にある「カピトリーニ美術館(Musei capitolini)」からアーチ部分に入ることが出来、フォロ・ロマーノの遺跡群を一望できます。
フォロ・ロマーノ 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品
Pecorino romano
イタリアといえばチーズは欠かせません!中でもローマのご当地チーズ「ペコリーノチーズ(ペコリーノ・ロマーノ)」は、古代ローマ時代(紀元前1世紀)にはすでに食べられていたと言われている、歴史ある一品です。日本の漬物のように、塩分を効かせて、保存目的で造られていたそう。そのまま食べても◎また、カルボナーラパスタを頼むと材料として必ず使われていますので、是非試してみてください。
フォロ・ロマーノ ワンポイントアドバイス
「フォトスポットも要チェック」
フォロ・ロマーノは遠景での1枚も絵になるので是非写真に収めてください。定番は「パラティーノの丘(Palatino/パラティーノ)」からのショット。フォロ・ロマーノへの入場券で、合わせて丘へも入れますので、時間があれば是非足を延ばしてみてください。また、先ほどご紹介したタブラリウム(カピトリーニ美術館のチケットでアクセス可)も、幾分人が少ないのでゆっくり撮影することができます。
フォロ・ロマーノ観光での注意点 押さえておくべき事項3選
- チケットは「コロッセオ」「パラティーノの丘」とセットです。
- 夏は熱中症対策にご注意。
- 午後になるとどんどん混みあいます。
チケットはコロッセオ(Arena Colosseo)、パラティーノの丘と3施設共通券となります。遺跡は高い建物がないので、特に夏場は熱中症にご注意を。また、午後割引券などもあるため、ランチ後の時間になると、どんどん混雑します。早めの来訪が吉。
まとめ
もともと古代史に疎かった私。はじめての来訪では、フォロ・ロマーノの魅力をほとんど感じることなく帰路についてしまいました。もしこれからローマへ足を運ぶ予定の方は、事前に本記事等を参考に、フォロ・ロマーノの遺跡たち関するエピソードを頭の中に入れておくと、より大きな感動を味わえることと思います。是非この記事が旅の思い出をさらに色濃くしてくれますように…!
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