モンツァで絵画鑑賞するならココ!チヴィチ博物館

モンツァで絵画鑑賞するならココ!チヴィチ博物館|イタリア観光ガイド

チヴィチ博物館に行ってきました!

ミラノ近郊の街モンツァ。駅から7~8分歩いた所にある「チヴィチ博物館(市立博物館)」は、モンツァの中心部にあるため、他の観光スポットとセットで巡りやすい魅惑のスポットです♪

チヴィチ博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. モンツァの誇る名画の多くが所蔵されている点。
  2. 2014年に改装された現代的な建物を合わせて楽しめる点。
  3. モンツァ中心部にあり、初めてのモンツァ観光の方も巡りやすい点。

「チヴィチ博物館(Musei Civici di Monza/ムゼイ・チヴィチ・ディ・モンツァ)」は、ミラノのベッドタウン、モンツァの街中にある博物館(美術館)です。イタリアらしい中世の宗教画から近代の人々の暮らしや自然風景を描いた名画。斬新な切り口で展開される現代画などが一堂に会しているので、誰でもきっとお気に入りの作品が見つけられること請け合いです。

チヴィチ博物館 押さえておくべき魅力とは?

イタリアを代表する画家、グイド・レーニ

優美な作風が魅力的なイタリアを代表する画家「グイド・レーニ(Guido Reni)」。彼が1635年に手掛けたイエスさまの養父、聖ヨセフと幼子イエスさまを描いた油絵は、普段よく見る聖母マリアとイエスさまの絵(いわゆる”聖母子像”)と違った新鮮さを感じます。宗教画ではありますが、聖ヨセフの優しげな表情とつやのあるイエスさまは普通の親子を見ているような親近感を覚えます。

戦後に描かれたコンテンポラリーアート

先ほどとガラリと作風が異なるこちらの絵はファウスト・ピランデッロ(Fausto Pirandello)の「Nudo allo specchio(鏡の中のヌード)」。ローマ出身で20世紀に活躍したファウスト・ピランデッロ。ヌードをテーマにした作品を多く手掛けていて、普段イタリアの絵画館でよく見る中近世ヨーロッパの宗教画などとは、また違ったパワーを感じます。

恋人を描いた艶めかしい作品

フランチェスコ・アイエツ (Francesco Hayez)の「カロリーナ・ズッキの肖像(Ritratto di Carolina Zucchi)」も、艶めかしい表情が魅力的な一作。ブレラ絵画館(ミラノ)の所蔵する「接吻」が有名なフランチェスコ・アイエツ。カロリーナ・ズッキは彼の恋人だった女性で、これ以外にもさらに大胆で官能的な構図の作品が多く残されています。

モンツァ出身の画家の名画①

心癒される風景が魅力的な画家、カルロ・フォサッティ(Carlo Fossati)。19世紀のモンツァ出身の画家で、チヴィチ博物館でこそ楽しめる作品なので必見です。こちらは縦約1.4メートル×横約3.4メートルの超ロングサイズの絵画。無邪気にトンボ採りをする3人の子供の構図は、カトリックやイタリアの歴史に明るくない方でも、すっと作品の世界に入っていける魅力的な一枚です。

モンツァ出身の画家の名画②

こちらも19世紀らしい長閑な自然風景が魅力的な一枚。モンツァ出身の画家、エウジェニオ・スプレアフィコ(Eugenio spreafico)の作品で、彼の作品も館内には複数展示されております。、こちらはガチョウの飼育係を描いた「La guardiana delle oche」。何気ない日常を描いた作品は、異国の風景でありながらどこか親しみを感じます。

チヴィチ博物館 是非食べてほしい逸品

Tinca

「テンチ(ティンカ)」はコイ科の淡水魚。綺麗な湖の多いロンバルディア州でよく食べられる魚で、写真のようにフライにしたり、オーブン焼きにしたりマリネやリゾットにしたり…日本の一般的な白身魚と同じ要領で、様々なレシピに使われます。日本ではあまり馴染みがない魚ですが、食べやすいのでお肉料理に疲れてしまった時は、是非味わってみてください。

チヴィチ博物館 ワンポイントアドバイス

「チヴィチ博物館と双璧をなす、モンツァ大聖堂付属博物館」
モンツァで博物館といえば、チヴィチ博物館…そしてもう一つが「モンツァ大聖堂付属博物館(Museo e Tesoro del Duomo di Monza)」です。ここは街で最も重要な教会であるモンツァ大聖堂にまつわる様々な宝物が展示されている有名観光スポット。略称で「Museo Monza」などと呼ばれることもありますので、混同しないようご注意ください。

チヴィチ博物館での注意点

チヴィチ博物館での注意点
  1. 入場料は6ユーロです。
  2. 月曜火曜はお休みです。
  3. 日や季節によって開館時間が大きく異なるのでご注意ください。

金土日は10時から13時と15時から18時迄開いています。水曜は夏季(6月から9月)は15時から18時、冬季(10月から5月)は10時から13時と15時から18時迄。木曜は夏季は15時から18時と20時から23時迄、冬季は15時から18時迄開いています。

まとめ

モンツァ市内で最も充実した芸術作品のラインナップを誇るチヴィチ博物館。思いがけず雨に降られてしまった時の観光スポットとしてもオススメです。テオドリンナ・レジーナ通り(Via Teodolinda Regina)に立つ建物は、2014年に有名デザイナーチームによって新しく建てられたもの。ガラス張りのカッコイイ佇まいも必見です。

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