見れば見るほど個性的!ミラノ「平和の門」をご紹介します★

見れば見るほど個性的!ミラノ「平和の門」をご紹介します★ | イタリア観光ガイド

平和の門に行ってきました!

「あれ!?ここはパリ!?」一瞬目を疑いそうになる、ミラノにある凱旋門「平和の門」。実はパリのエトワール凱旋門ともゆかりのある平和の門の秘密を、このあとたっぷりとご紹介します。

平和の門とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ミラノの歴史が凝縮された門である点
  2. ミラノっ子の憩いの場、センピオーネ公園との調和
  3. 想像以上のビックスケールである点

ミラノの凱旋門「平和の門」は現地では「Arco della pace(アルコ・デッラ・パーチェ)」と呼ばれています。ミラノの近代史がぎゅっと凝縮された門があるのはセンピオーネ公園。まるでニューヨークのセントラルパークのような広大な敷地の入口を彩る平和の門は、想像以上に大きく、時間を割いてでも行く価値のある観光スポットです。

平和の門観光 押さえておくべき魅力とは?

ビル8階建て分のビックスケール

平和の門をみてまず驚くのがその大きさです。ミラノには観光スポットがあまりに多い為、ガイドブックなどで見る平和の門は写真が小さいことがしばしば…。それだけに、実際の大きさを目の当たりにし、思わず二度見してしまう人は少なく無いと思います。高さ約25メートル×幅約24メートル。ビルでいうと8階建てほどの高さに相当する巨大な白亜の外観を、まずはじっくりと御覧ください。

センピオーネ公園との見事なコラボレーション

平和の門が建っている場所は「センピオーネ公園」。ここは、地元ミラノっ子たちの憩いの場で、広大な緑が広がる、都市のオアシス的エリアです。もともとこの場所にあった古代ローマ時代の城壁を使ってつくられた平和の門。青い空と白亜の門とのコラボレーションも素敵ですが、豊かな緑とのコラボレーションもまた、絶妙です。公園の入り口で輝きを放つその姿を是非ご堪能ください。

平和を伝える精緻な彫刻

「凱旋門」と聞くと、なんとなくパリのシャンゼリゼ通りにある凱旋門を思い浮かべてしまいますが、”凱旋門”自体は世界各地にあります(ちなみにパリの凱旋門も、正式名称は”エトワール凱旋門”といいます)。一般的に、大きな戦争などでの勝利を称え、後世へ伝えるために造られる凱旋門。平和の門の場合は、当初、凱旋門として建て進めていたものが、途中で方針が変わった為、てっぺんには現在、ミラノの街へ入る平和の女神の彫刻があしらわれています。

周囲を囲むレリーフの秘密

平和の門は当初、ナポレオンのイエナの戦いでの大勝利を祝うための凱旋門として建設がスタートしました。しかし、建設途中でナポレオン失脚…。次にミラノを支配することになったフェルディナント1世の指揮のもと、平和の門として完成し、その姿を現在に伝えています。平和の門のまわりを囲むレリーフには、ナポレオン支配時代~終焉までの戦いや会議の様子を表すレリーフがたくさん。それら1つ1つを見ていくと、なんとも味わい深いものがあります。

わびさびのある細かな装飾

美しい彫刻は、門の内側にも続きます。天井には立体的な花の模様。両サイドには引き続きナポレオン関連のレリーフが施されています。平和の門は上部は比較的豪華な装飾がたくさん施されているのですが、下部はシンプルな箇所が多いのも特徴。このわび・さび感がまさに「新古典主義建築」と言われているもので、それまでの派手で官能的な雰囲気とは異なる洗練された印象がより平和の門の魅力を引き立てています。

平和の門 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Elisendaのスイーツ

「エリゼンダ」はミラノの大衆向けスーパー「Esselunga(エッセルンガ)」の中にあるスイーツショップ。マカロンやトリュフチョコなどのちょっとしたスイーツがお手頃価格で買うことができる点が魅力です。平和の門の周辺にもたくさんあるので、サンドイッチとスイーツを買ってセンピオーネ公園でピクニックや小休憩するのも良いですよ!是非覗いてみてください。

平和の門 ワンポイントアドバイス

”たくさんある!平和の門と、パリのエトワール凱旋門との共通点”
見ればみるほどパリの凱旋門(エトワール凱旋門)にそっくりな平和の門。高さは約半分(エトワール凱旋門は高さ約50メートルあります)ですが、着工年や落成年はほぼ同じ。いずれもナポレオンの命によって建設が始まり、彼の死後完成するなど、共通点は挙げればキリがありません。ミラノ・パリを周遊予定の方は是非2つの門の違いを現地で味わってみてください。

平和の門観光での注意点 押さえておくべき事項3選

平和の門観光での注意点
  1. イタリア語名も控えておきましょう。
  2. Porta Sempione と呼ばれることもあります。
  3. 英語名「Arch of Peace」「Sempione Gate」もチェック。

現地では「平和の門」といっても、もちろん通じません。イタリア語の「Arco della pace(アルコ・デッラ・パーチェ)」をどこかに控えておきましょう。「Porta Sempione(ポルタ・センピオーネ)」と呼ばれることもあります。看板などでは英語名も見かけますのでこちらもチェック!

まとめ

平和の門は、数あるイタリアの史跡の中では比較的新しいものになりますが、いかにも「ヨーロッパ」という雰囲気が旅情をさらに高めてくれます。特に春~秋の天気の良い日に望む平和の門は最高!春にはセンピオーネ公園内に桜なども咲いているので、日本ぽい雰囲気を感じることもできます。24時間いつでも無料で見学出来ますので、時間がない方も是非目の前まで行ってみてください。

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