ミラノが発信する未来の住まい!「垂直の森」とは!?
垂直の森に行ってきました!
イタリアは古代ローマ時代から続く、麗しの風景が魅力ですが、たまには未来の世界に目を向けるのも良いですよ!ここではミラノの最旬スポット「垂直の森」についてご紹介します。
垂直の森とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 私たちの暮らしの未来が凝縮されたレジデンスビルである点
- ミラノの最旬エリアのランドマークである点
- 世界的にも珍しい特徴的な建築である点
「垂直の森」は2014年にミラノの再開発地区にお目見えしたレジデンスビルの名前です。一度見たら忘れられない特徴的な姿は、建築に詳しくない方でも思わず見入ってしまうこと請け合い!周辺に広がるミラノの再開発地区「Porta Nuova(ポルタ・ヌオーヴァ)」エリアも、ミラノの「これから」がぎゅっと詰まった賑わいのあるスポット。ミラノに吹く、新しい風を体いっぱい感じることができます。
垂直の森 押さえておくべき魅力とは?
一度見たら忘れられない不思議な姿
街のいたるところから見ることの出来る「垂直の森(伊:Bosco Verticale/ボスコ・ヴェルティカーレ)」。「Torre De Castillia(通称”Torre E/タワーE”)」と「Torre Confalonieri(通称”Torre D/タワーD”)」の2つのマンションから構成されています。マンションはよく見ると木・木・木がいっぱい!高さはそれぞれ110メートル(26階建て)と76メートル(18階建て)。高層ビル自体が少ないイタリアにおいて、垂直の森はかなり奇抜で目立つ存在です。
植物から感じる四季のうつろぎ
垂直の森を構成する木々はもちろん全て「本物」。ゆえに、季節によって様々な表情を見せてくれます。上の写真は初夏に撮影したもの。一方、冒頭の写真は年末に撮影したものです。夏の生命力あふれる姿も、冬の凛とした洗練された姿も魅力的。空港から街中へ向かう電車やバスからも見ることができますので、是非ミラノに行くたびに、くるくる変わる垂直の森の表情を楽しんでみてください。
周りを彩る超高層ビルたち
イタリア広しと言えど、ここまで高層ビルがにょきにょき立ち並ぶエリアはここ、ポルタ・ヌオーヴァエリアくらいなのではないでしょうか!?私も初めてここへ来た時は、日頃見ているイタリアのロマンチックなの風景との違いに衝撃…!現在、国内の超高層ビルのトップ10の中のほとんどがここにあると言っても過言ではないほど。垂直の森に行った際は、是非周辺に建つ、150メートル超えの超高層ビルの姿もお楽しみください。
地面にも広がる緑の景色
垂直の森の良さは、マンション内だけでなく、ちゃんと「緑」が街全体に広がっている所。マンションと共存するように広がる芝生は、週末になるとカップルや家族連れがたくさん訪れます。垂直の森を手掛けた建築家のステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)さんの願いである”人と植物との共存”は、着実にこの地に根付いている…そう感じる風景がそこには広がっています。
遠くからみる垂直の森の魅力
写真は垂直の森の目と鼻の先にあるロンバルディア州庁舎(Palazzi della Regione Lombardia)。不定期で上に上がることが出来、ここからも垂直の森の風景を楽しむことが出来ます。入館可能日は公式HPでお知らせされますのでタイミングが合えば是非行ってみて!その他垂直の森の遠景は空港からミラノ市内へと向かうシャトルバス、電車などからも楽しむことができます。
垂直の森 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品
Pandenus
「パンデヌス」はミラノの方言で「くるみの木」を意味するチェーン系カフェレストラン。垂直の森の最寄り駅であるガリバルディ駅(Garibaldi)を降りてすぐのところに広がる、ガエ・アウレンティ広場(Piazza Gae Aulenti)の一角にあります。朝7時台から24時過ぎまでやっていて、とにかく便利!ちょっとした軽食からしっかりとしたお食事まで、さまざまなシーンで美味しいメニューを楽しむことができます。
垂直の森 ワンポイントアドバイス
「電車やバスからも見られます」
とにかく見どころだらけのミラノ。ドゥオーモ、最後の晩餐、スカラ座…王道の観光スポットだけでも山ほどあるのに、最旬スポットにまで時間が割けない!という方もいらっしゃると思います。そんな方はミラノ・マルペンサ国際空港からミラノ市内に来るまでの道中がチャンス!空港シャトルバス、電車(マルペンサ・エクスプレス)からも窓越しに垂直の森を見ることができます。
垂直の森見学での注意点 押さえておくべき事項3選
- 建物の中には入れません。
- マナーを守って写真撮影を楽しみましょう。
- 季節によって植物の雰囲気がガラリと変わります。
垂直の森は日本でいう六本木ヒルズレジデンスのような高級マンションです。中に入ることは出来ませんのでご注意を。周辺で写真を撮る際も、マナーを守って楽しみましょう。また季節によって植物の様子が変わります。お目当ての風景がある方は、事前にSNSなどで最新の垂直の森の様子をチェックしてから向かうと安心です。
まとめ
ミラノのこれからが詰まった垂直の森。ドゥオーモなどのあるエリアからは3キロほど離れていますが、お天気の日はゆっくり散歩しながら向かうのも良いでしょう。歴史的地区を抜けると突然眼前に現れるミラノの超高層ビル群は、イタリアのエッセンスが絶妙に盛り込まれていて、東京のビル群とはまた違った感動を味わえます。是非足を延ばしてみてください。
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