ミラノ市立近代美術館はここを要チェック!オススメ5選
ミラノ市立近代美術館 に行ってきました!
「ミラノ市立近代美術館」はミラノ中心部、パレストロ(Palestro)駅からスグの所にある近代(近現代)美術館です。建物自体も美しく、一度で様々な「美」に触れることができちゃいますよ!今回は展示品に的を絞って、オススメを5つご紹介します。
ミラノ市立近代美術館 とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 芸術作品と瀟洒な邸宅を一気に鑑賞できる点。
- 誰もが知っている有名芸術家の絵画が多数展示されている点。
- 駅チカでミラノに初めて来る方でも行きやすい点。
「ミラノ市立近代美術館(Galleria d’Arte Moderna/ガレリア・ダルテ・モデルナ)」は、頭文字を取って通称「GAM」と呼ばれている、ミラノ市内にある近現代美術館です。美術館があるのは元伯爵のお屋敷「Villa Reare(ヴィッラ・レアーレ)」の中!イタリア国内外の、誰もが知っている有名芸術家の作品もたくさん展示されている為、普段あまり美術館などに行く機会のない方にも、楽しんでいただけることと思います。
ミラノ市立近代美術館 押さえておくべき魅力とは?
近現代美術といったら、パブロ・ピカソ
日頃、絵画にほとんど触れる機会が無くても、ピカソの絵だけは、見た瞬間に「これ、ピカソの絵じゃないかなぁ」とわかるのだから、不思議です。20世紀最大の芸術家、パブロ・ピカソの絵画は、イタリア人にも大人気!写真は肖像画を描いたシリーズ作品のウチのひとつ「Tete de femme (La Mediterranée)」で、ピカソのキュビズム(ピカソらがつくり上げた絵画様式)が存分に味わえます。
日本でも人気のロートレック
こちらはロートレック(アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック)の「アリスティド・ブリュアン 彼のキャバレーにて/Aristide Bruant (dans son cabaret)」。ロートレックの作品は日本にもファンが多く、展示会などに足を運んだことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?ポスターの数々はいつも、どこか愉快。楽しみながら鑑賞することが出来ます。
イタリア近現代画家たちの名画
パキっとした雰囲気のピカソヤロートレックとは対照的なオーラに心惹かれたのが、イタリアの画家、ジョヴァンニ・セガンティーニ(Giovanni Segantini)の作品。ミラノにもゆかりのある画家で、アルプスの風景画をたくさん残したことで有名です。写真は、亡くなる数年前に描き上げた「異教の女神・愛の女神(Dea pagana o Dea d’amore)」。どこか神秘的で不思議な世界観は、一目見たら思わず吸い込まれそうになります。
絵画に引けを取らぬ彫刻作品たち
館内は想像以上に心奪われる彫刻作品が多く、絵画と同じか、それ以上に見ごたえがありました。こちらはピエトロ・マーニ(Pietro Magni)の「La leggitrice(ラ・レッジトリーチェ/読書をする女性)」。ピエトロ・マーニといえば、ミラノではスカラ座の前にあるレオナルド・ダ・ヴィンチ像の作者として有名。本作は、たおやかな美しさや照明の入り方などが美しく、レオナルドの像とはまた違った魅力を感じます。
ミラノで観たい、ミラノの風景
こちらはアンジェロ・モルベッリ(Angelo Morbelli)が1889年に描いた、ミラノ中央駅の様子。ミラノ中央駅は、ミラノに旅行に来る方のほとんどが一度は通るハズ。今と変わらぬ駅の風景の中に、今と違う車両(汽車)が並ぶ姿は、誰しも興味をそそるハズです。近現代の絵画作品は、今からそう遠くない昔に描かれている為、どこか親しみを覚える情景がたびたび登場します。
ミラノ市立近代美術館 是非食べてほしい逸品
Alessandro Servida
「アレッサンドロ・セルヴィーダ」はミラノ市立近代美術館から10分ほど歩いた所にあるお菓子屋さん。イートインスペースも完備されていて、店内に並ぶスイーツやチョコレートは、どこかフランス菓子を思わせる、艶やかなオーラを纏っています。イタリアの自動車メーカーのような、カッコイイ「A」の文字をアレンジしたお店のロゴが、ミラノっぽくて◎是非、足を運んでみてください。
ミラノ市立近代美術館 ワンポイントアドバイス
「GAMのとなりにPAC」
ミラノ市立近代美術館のお隣にはもう一つ美術館があります。それが通称「PAC」と呼ばれる「Padiglione d’Arte Contemporanea(パディリオーネ・ダルテ・コンテンポラーネア)」。GAMのオープンから30年後の1951年にオープンしたもので、現代アートのみにフォーカスした展示を行っています。通り沿いに入口が2つ並んでいるので、気になる方は2つハシゴしてみてください。
ミラノ市立近代美術館 観光での注意点
- 入場料は5ユーロです。
- 庭園のみの来園は無料です。
- PACは別チケットでの入場となります(8ユーロ)。
ミラノ市立近代美術館は、1つのチケットで美術館と邸宅の両方を楽しむことが出来ます(庭園はそもそも無料)。但し、PACは別の施設となりますので、その点ご注意ください。
まとめ
ミラノ市立近代美術館は本当に時間がない方は、中庭にまわって無料で外観のみ鑑賞するだけでも、心癒されます。しかし、時間があれば是非館内へ行ってみて下さい!邸宅自体も美しく、その中で観る近現代美術は、さらに迫力を増します。ご紹介しきれませんでしたが、5名以外にも超有名芸術家の作品がたくさん!気になる方は早速公式ホームページをチェック!
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