美術館のようなドゥオーモ！ベルガモ、聖アレッサンドロ教会

聖アレッサンドロ教会に行ってきました！

「聖アレッサンドロ教会（ベルガモ大聖堂）」は北イタリアの都市、ベルガモのドゥオーモ（街で最も重要な教会）。観光スポット密集地帯に設置された、控えめな正面口を抜けると、まるで美術館のような、絵画と彫刻作品との共演が楽しめます。

聖アレッサンドロ教会とは？絶対行くべき理由ベスト３

「聖アレッサンドロ教会（Cattedrale di Sant’Alessandro/カテドラーレ・ディ・サンタレッサンドロ）」は世界遺産・ベルガモ旧市街にある古い教会。今でも街の人たちに常に寄り添う現役の施設で、館内に入れば、その深い歴史を存分に感じることが出来ます。また、特筆すべきは絵画の量！特に中央祭壇奥と、その上には大作が並んでおり、さながら美術館に来たかのような気分にさせてくれます。

聖アレッサンドロ教会 押さえておくべき魅力とは？

白く輝くファサード（正面口）

聖アレッサンドロ教会は街で最も重要な教会（ドゥオーモ）でありながら、旧市街の奥まった所にあるため、どの建物かわかりにくいことでも知られています（涙）。見つける為のポイントは、真っ白な大理石の正面口！聖アレッサンドロ教会よりもゴージャス?!とも囁かれる、ラジオーネ宮殿（写真左）と、サンタ・マリア・マッジョーレ教会（写真右）の間に、ぎゅっと押し込められるような形で佇んでいます。

金色に輝く聖アレッサンドロ

何とも控えめで奥ゆかしい聖アレッサンドロ教会ですが、上を見上げると綺麗なドーム屋根、その上にはベルガモの守護聖人である聖アレッサンドロの金色の像が、街一番の輝きを放っています。真下から見るとわかりにくいですが、すぐ傍にある時計塔（カンパノーネ/Campanone）に上がるとキレイに見渡せますよ！時間があれば是非、上ってみてください。

まるで美術館！名画だらけの館内

教会の中に入ると「さすがはドゥオーモ」と、感嘆のため息を漏らしてしまうこと請け合い！というのも、まるで美術館のように、壁一面に大きな絵画がたくさん飾られているからです。特に、祭壇後ろのスペース（後陣）の絵は、どれも大きくて迫力満点！加え、イタリアが誇る名建築家、フィリッポ・ユヴァラが、ベルガモに立ち寄った際に設計したというスペース自体にも魅力があります。

ずっと見ていたくなる天井画

聖アレッサンドロ教会の中で最もレンズを向けられているものの1つが、こちらの天井画です。場所は金色の聖アレッサンドロの像があるドーム屋根のちょうど裏側。手がけたのがフランチェスコ・コゲッティ（Francesco Coghetti）という地元出身の画家で、ベルガモの守護聖人・聖アレッサンドロが天使さまに導かれながら、天国へと向かう栄光のシーンが描かれています。

洗礼堂（Battistero di Bergamo）

聖アレッサンドロ教会の付属施設である洗礼堂（キリスト教の儀式の1つである洗礼を行う場所）。見通しの良い場所にあればすぐにわかるのですが、聖アレッサンドロ教会の場合は、周辺にたくさん建物が建っている為、わかりにくい！、広場を挟んで教会の向かいにありますので、洗礼堂にも立ち寄ってみてください。こちらはてっぺんに、天使さまの可愛らしい像が設置されています。

聖アレッサンドロ教会 是非食べてほしい逸品

Caffè del Tasso 1476

「カッフェ・デル・タッソ・ミッレ・クワトロチェント・セッタンタセイ」は文字通り、1476年に創業したベルガモの老舗カフェ。聖アレッサンドロ教会のすぐ横にあり、緑の外観が目印です。目の前は旧市街の中心、ヴェッキオ広場！古都の風景を愛でながら、お食事やお酒を楽しむことができますよ♪人気店ですので気になる方はネットや電話等で、予約を取っておくことをオススメします。

聖アレッサンドロ教会 ワンポイントアドバイス

聖アレッサンドロ教会は、ベルガモのドゥオーモ（伊：Duomo di Bergamo/ドゥオーモ・ディ・ベルガモ）。にも関わらず、多くの人が、ベルガモのドゥオーモは「サンタ・マリア・マッジョーレ教会（聖アレッサンドロ教会横の瀟洒な建物）」の方だと思っています。日本のガイドブックでも、しばしば混同しているケースが散見されますので、街歩きの際はご注意ください！

聖アレッサンドロ教会観光での注意点

ベルガモはミラノ等、同じロンバルディア州の都市と比べると、まだまだ観光地化が十分にされていません。現地での混乱を防ぐべく、聖アレッサンドロ教会のイタリア語の名前や、外観の写真を手元に控えておくと安心です。また、教会は平日は12時半～15時まではお昼やすみとなります。

まとめ

聖アレッサンドロ教会は良い意味で、ローカルな雰囲気が残っており、すぐ隣にある有名な2つの観光スポット、サンタ・マリア・マッジョーレ教会＆コッレオーニ礼拝堂と比べて、リアルなイタリア人と教会との関わりを知ることが出来る場所のように思います。観光客が少ない点も◎是非、3つセットで足を運んで、それぞれの良さを感じてみてください。