オレンジ合戦が名物!ピエモンテ州イブレアの名城「イブレア城」

オレンジ合戦が名物!ピエモンテ州イブレアの名城「イブレア城」| イタリア観光ガイド

イブレア城に行ってきました!

近年、オレンジを投げ合うお祭り「オレンジ合戦」の開催地として、じわじわ知名度を上げつつある街イブレア(イヴレア)。ここではイブレアに行ったら絶対に見て欲しい、街のシンボル「イブレア城」についてご紹介します。

イブレア城とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 世界遺産の街イブレアのシンボルである点。
  2. 街の中心地にあり電車+徒歩で観光出来ちゃう点。
  3. イタリアきっての詩人も愛した美しい風景が見られる点。

北イタリア、ピエモンテ州の中都市イブレア。人気テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」で街のお祭りが取り上げられたことで一気に日本での知名度を上げました。また、2018年にはイブレア初の世界遺産も誕生!電車と徒歩で楽々観光出来てしまうこの町のシンボル「イブレア城(Castello di Ivrea)」は観光に行った際は見逃せません!

イブレア城 押さえておくべき魅力とは?

詩人も絶賛した、赤の外壁

イブレア城は「赤い塔を持つ城(Castello dalle rosse torri/カステッロ・ダッレ・ロッセ・トッリ)」の愛称で親しまれています。これはイタリアで最初にノーベル賞文学賞を受賞したジョズエ・カルドゥッチ(Giosuè Carducci)によって付けられた名誉あるニックネーム。彼が詠んだ詩の風景に、是非会いに来てください。

壮観な佇まい

イブレア城が建てられたのは14世紀。当時この地を治めていた「アメデオ6世(Amedeo VI di Savoia/上の写真はトリノにある彼の銅像です)」の指揮のもと、建設が進められました。ちなみにこの方、実はあだ名が「緑の伯爵」。緑色が好きで、緑色の服をよく着ていたことからこの名が付いたのですが、19世紀に、赤色が美しいと評されたお城をつくったのは緑好きの伯爵だなんて…なんだかおもしろい話です。

目の前を通るアオスタ通り

イブレア城の建設の目的の1つはピエモンテ州のお隣ヴァッレ・ダオスタ州や、その先に続く、フランスからの攻撃に備えるというものでした。ゆえにお城は現在でもヴァッレ・ダオスタ州へと続く長い長い州同道沿いに建っています。道の名前は州道26号線(Strada statale 26 della Valle d’Aosta)。全長154,396キロの長い通りですので、お手元に地図などがある方は是非チェックしてみてください。

高台のお城ならではの絶景

城塞としての機能も持っていたイブレア城。当然、抜群の見晴らしも期待できます。現在お城の中はメンテナンス中のため入ることが出来ませんが、お城のふもとや隣にあるサンタ・マリア・アッスンタ教会(Cattedrale di Santa Maria Assunta)の先からも美しい眺望が望めますよ!お城へと続く上り坂は緩やかなので、会話を楽しみながらでも楽々向かえちゃいます♪

4つの塔の秘密

イブレア城のトレードマークは、四隅にある塔。約34メートルの高さを誇る、大変立派なものです。しかーし!よく見ると頂上部分の様子がちょっといびつ!王冠のようなギザギザが一部欠けたものや、そもそも全くない塔まで存在します。これ、実は1676年に起こった雷による影響なのだそう。当時、火薬庫として使用されていた塔は落雷により現在のような姿になってしまったそうです。

イブレア城 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Pasticceria talmone

「パスティッチェリア・タルモーネ」はイブレア駅からイブレア城へ向かう時に通る大通り「Corso Costantino Nigra(コスタンティーノ・ニーグラ通り)」沿いにあるお菓子屋さんです。お土産にもってこいの日持ちする焼き菓子から、その場で食べたいジェラートまで、幅広くラインナップされていて便利。観光の前後にぜひ立ち寄ってみてください♪

イブレア城 ワンポイントアドバイス

「一般公開していません(伊:Non è aperto)」
イブレア城は少し前までは2ユーロで中を見学することが出来たのですが、現在、改修工事の(見学再開日程は未定)のため中に入ることが出来ません。ホームページ等によっては「見学可能(伊:Aperto)」と書いてあることもあるのでご注意。最新情報は公式HP、もしくは旅行代理店等、現地の情報に明るい方にご確認ください。

イブレア城観光での注意点 押さえておくべき事項3選

イブレア城観光での注意点
  1. お城までの道は上り坂になります。
  2. オレンジ祭りの日は混雑注意!
  3. 現地の方はイタリア語しか話さない人も大勢います。

お城までの道は少し上り道となります。また、観光客は増えつつあるものの、まだまだ現地の人は外国人観光客にあまり慣れていません。イタリア語しか話さない方もたくさんいるので、困った時は英語が出来る方(若い方のことが多いです)に助けてもらいましょう。一方で、オレンジ祭りのシーズン(2月頃)は観光客でごった返すのでご注意ください。

まとめ

イタリアの城塞は郊外に建てられていることも多いですが、イブレア城は街の中心地にあり、イブレア駅からも歩いて15分ほどで行くことができます。イブレア城自体の美しさもさることながら、街全体も北イタリアの凛とした美しさが濃縮されており、大変見応えがあります。近景、遠景、是非さまざまな角度からイブレア城や周辺の景色をご堪能ください♪

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