これぞイタリア王国の真骨頂!トリノ王宮のススメ

これぞイタリア王国の真骨頂!トリノ王宮のススメ | イタリア観光ガイド

トリノ王宮に行ってきました!

イタリアトリノの世界遺産「トリノ王宮」。高貴な雰囲気ただようイタリアの聖地に行ってきました。ここではその魅力をたっぷりとご紹介します♡

トリノ王宮とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. イタリア王国の歴史の、はじまりの場所である点
  2. まるで絵に描いたような優雅な宮殿である点
  3. 周辺一帯も麗しの世界遺産が広がっている点

イタリアの現在の首都はローマですが、イタリア王国が出来た時は、ここ、トリノが首都でした。時の王様が住んでいたトリノ王宮(Palazzo Reale di Torino/パラッツォ・レアーレ・ディ・トリノ)の豪華さは、イタリア随一といっても過言ではないほど。室内はもちろん、外観や王宮前の広場、周辺もとても優雅で上品です。中近世ヨーロッパの豪華な雰囲気が好きな人には、たまらないひとときとなること間違いなし!詳しくはこの後ご紹介します。

トリノ王宮観光 押さえておくべき魅力とは?

青空に映える「白亜の外観」

世界遺産にも認定されているイタリアきってのエレガントなトリノ王宮。隣国フランスのエッセンスも感じられる白亜の宮殿は、16世紀末から建設が進められ、約200年かけて現在の姿となりました。晴れた日に青空の下で輝く白亜の外観は、本当にキレイ。1つ手前のサンカルロ広場(ピアッツァ・サン・カルロ/Piazza San Carlo)からでも、ひと際光る白色を確認することが出来ます。

入口入ってすぐに広がる「大広間」

王宮内は、現在博物館になっています。じっくり見ていると1日かかりそうな程とにかく広い!そんな中でも是非見てほしいのが、入口入ってすぐに眼前に広がる「名誉の階段(Scalone d’onore/スカローネ・ドォノーレ) 」と、その先の「スイス衛兵の控えの間(Salone delle Guardie Svizzere/サローネ・デッレ・グアルディエ・ズヴィッツェレ)」です。士気を高める巨大な絵画や大理石でできた暖房設備…あまりの美しさに、目眩がしそうでした。

いにしえの「居城としての面影」

館内を進むと、ダイニング、ベッドルーム…次々と美しい部屋が登場します。中でもひと際明るくて華やかだったのが「ボールルーム(Sala da ballo/サラ・ダ・バッロ)」。ボヘミアンクリスタルの大きなシャンデリアからたくさんの光が降り注ぎ、金箔をあしらった調度品が華やかに室内を彩ります。イタリア語や西洋史がわからなくとも、感覚的に楽しめる王室内の様子は必見です。

周辺にも続く「城(白)の世界」

トリノ王宮は周辺一帯も統一感のある景観形成がされています。写真は王宮前のカステッロ広場から南東にのびるポー通り(Via po/ヴィア・ポー)。左右に並ぶ建物はすべて白色で塗られ、高さも統一されています。トリノ王宮がもっとも美しく映えるように計算され尽くした周辺一帯の街並みは圧巻!王宮見学の際は、是非まわりの建物にもご注目ください。

周辺にもたくさんある「宮殿群」

実はトリノの中心部には、トリノ王宮を中心として、たくさんの宮殿が構えられています。王宮から最も近く、セットで観光しやすいのが「マダマ宮殿(Palazzo Madama/パラッツォ・マダマ)」。王宮スグ横の、王妃たちが暮らしていた宮殿で、こちらも中を見学することが出来ます。入口先の大階段までなら無料で覗くことも出来るので、時間がない方も、是非立ち寄ってみてください。

トリノ王宮、 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

ビチェリン

ビチェリン(Bicerin)はトリノ名物のひとつ。温めたチョコレートの上にエスプレッソ、生クリームを、きれいな3層になるようにデコレーションした飲み物です。これを混ぜずに飲むと、温度の微妙に異なる3種の液体が、やわらかく口内と喉を通り抜け、最高!市内のいたるところで飲むことが出来ますが、もし時間があれば、王宮から10分ほど歩いたところにビチェリン発祥の店「アル・ビチェリン(Al Bicerin)」があるので、覗いてみてください。

トリノ王宮観光、ワンポイントアドバイス

「世界遺産特集の本をチェック!」
トリノはイタリア第4の都市。しかし、残念ながら一般的なイタリアのガイドブックなどでは、あまり多くのページを割いて特集されていません(涙)。ということで、もしトリノ王宮の情報を事前にチェックしたい場合は、世界遺産特集の本やDVDがオススメ。トリノ王宮についての基本情報や写真が充実していることが多いです。

トリノ王宮観光での注意点 押さえておくべき事項3選

トリノ王宮観光での注意点
  1. 館内はとにかく広くて複雑です。
  2. 事前に見学のスケジュールを組んでおきましょう。
  3. 荷物は少な目が◎

トリノ王宮はとにかく広い!周辺の世界遺産も含め、どこを中心に巡るか、どこにどのくらいの時間を割くか、事前にスケジュールを練っておきましょう。スーツケースや大きなバッグは持っての入館は出来ません。無料のクロークがありますが、基本的には荷物は少なめで行くのが正解です。

まとめ

トリノへは日本からの直行便はないものの、ミラノから高速電車で約1時間で、簡単に遊びに行くことができます。駅に着いた瞬間から「ここイタリア!?」と思うほど、エレガントで上品な街並みが魅力。駅からトリノ王宮までも歩いて15分ほどで行くことが出来ます。是非、機会があれば足を伸ばしてみてください。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。