城と博物館の最強コラボ。ヴェローナ、カステルヴェッキオ博物館

城と博物館の最強コラボ。ヴェローナ、カステルヴェッキオ博物館|イタリア観光ガイド

カステルヴェッキオ博物館に行ってきました!

ロミオとジュリエットの物語の舞台となったことでも知られるヴェネト州の都市ヴェローナ。街で最も有名な観光スポットのひとつ「カステルヴェッキオ博物館」をご紹介します。

カステルヴェッキオ博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 城と博物館が合体したユニークな博物館である点。
  2. 名橋、スカリジェロ橋をセットで見学できる点。
  3. ヴェローナきっての観光スポットである点。

駅から歩いて約20分(約1.5キロ)の所にある「カステルヴェッキオ博物館(Museo di Castelvecchio/ムゼオ・ディ・カステルヴェッキオ)」。「古い城の博物館」という意味を持つ観光スポットは、その名の通り、昔のお城を利用してつくられた博物館です。目の前に架かる名橋「カステルヴェッキオ橋(Ponte di Castelvecchio)」からの風景も必見。

カステルヴェッキオ博物館 押さえておくべき魅力とは?

元お城の博物館

元々は「スカリジェロ城(Castello scaligero/カステッロ・スカリジェロ)」というお城だったカステルヴェッキオ博物館。1924年にアントニオ・アヴェナ(Antonio Avena)とフェルディナンド・フォルラティ(Ferdinando Forlati)によって修復。その後、市内の宝物たちが集められ、博物館へと生まれ変わりました。お城時代の名残を感じながら、館内へ向かいましょう。

見晴らしの良い塔

スカリジェロ城は、長年城塞として使われていたものの、後に新しいお城(サン・ピエトロ城とサン・フェリーチェ城)が出来た為「古いお城(カステルヴェッキオ)」と呼ばれるようになりました。ここはお城の見張り塔の部分。ドアの向こうには、アディジェ川やそこに架かるスカリジェロ橋、その手前と向こう側に広がるヴェローナの街が、あなたを待っています。

緑豊かな中庭

こちらはヴェローナも属するヴェネト州の州都、ヴェネツィアが生んだ巨匠、ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母子」です。とにかくたくさんの聖母子像を残したジョヴァンニ・ベッリーニ。イタリアの主要都市では、ブレラ絵画館(ミラノ)やボルゲーゼ美術館(ローマ)などで彼の聖母子像を鑑賞することが出来ますので、イタリア周遊予定の方は是非、違いを楽しんでみてください。

ピサネロの美しいテンペラ画

こちらは1420年頃にピサネロ(Pisanello)が描いた「うずらの聖母(Madonna della Quaglia/マドンナ・デッラ・クアリア)」です。実際目の前にすると金色が眩しい、なんともゴージャスな一枚で「国際ゴシック様式」という様式の、代表的な1枚と言われています。聖母マリアとイエスさまの横にちょこんととまったウズラたちがなんとも可愛いので、お見逃しなく。

橋から望む絶景

最後は、ヴェローナで活躍した画家、その名もステファノ・ダ・ヴェローナ(Stefano da Verona)の「バラ園の聖母(Madonna del Roseto/マドンナ・デル・ロゼート)」です。ピサネロと仲良しだったステファノ・ダ・ヴェローナ。本作は、博物館の壁ではなく、フロアの中ほどに細い棒を使って固定される形で展示されており、その点も、カステルヴェッキオ博物館ならではの魅力となっています。

カステルヴェッキオ博物館是非食べてほしい逸品

Pastissada de caval

「パスティッサーダ・デ・カヴァル」はヴェローナ周辺で食べられている、馬肉(Caval)を長時間煮込んで(Pastissada)つくった料理のことです。戦争中に飢えた兵士たちが、戦死した馬を使って考案したレシピ。もちろん現在ではちゃんとした良質の馬肉を使用していますので、苦手でない方は是非注文してみてください。ポレンタ(トウモロコシの粉を伸ばして作る料理)が添えられて出てくるのがお約束です。

カステルヴェッキオ博物館 ワンポイントアドバイス

「VeronaCard」
「ヴェローナカード」は、ヴェローナのミュージアムパス。24時間20ユーロ、48時間25ユーロで、市内の人気博物館や美術館を追加料金無しで、楽しむことが出来ます。市バスの乗り降りも自由。ジュリエットの家(Casa di Giulietta)やランベルティの塔(​Torre dei Lamberti)など人気スポットも対象ですので、興味のある方はチェックしてみてください。

カステルヴェッキオ博物館観光での注意点

カステルヴェッキオ博物館観光での注意点
  1. 火曜から日曜の10時から18時迄開いています。
  2. 最終入場可能時刻は17時半です。
  3. 入場料は6ユーロです。

カステルヴェッキオ博物館は月曜休み。お城全体や、お城から伸びるスカリジェロ橋は、レンガがとにかく凸凹しているので、見学の際はヒールのない靴で行くようにしましょう。

まとめ

一時は第二次世界大戦の影響で、衰退しかけたカステルヴェッキオ博物館。戦後、カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa)によって1958年から1974年にかけて整えられ、現在では市内きっての人気観光スポットとなりました。館内はご紹介した絵画作品以外にも、古代の武器、陶器、彫刻、金細工などが約30にもわたる部屋の中に飾られています。是非ゆっくりと時間を取ってお越しください。

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