ヴェネツィアいち愛らしい、 サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会に行ってきました！

女性らしい丸みを帯びた優美な外観と、淡い色合いが、訪れる人たちを惹きつけて止まない「サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会」。その、更なる魅力を詳しくご紹介します。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会とは？行くべき理由ベスト３

「サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会（Chiesa di Santa Maria dei Miracoli/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ）」は聖母マリアに捧げられた教会。曲線を巧みに使った外観や、淡い大理石の色合いが見るものを魅了してやみません。正面と後ろ姿とで、雰囲気がガラっと異なる点も特徴的。半分運河に突き出したヴェネツィアらしい教会は、館内の静寂も心地よく、いつでも幸せな気持ちにさせてくれます。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会 押さえておくべき魅力とは？

パステルカラーの正面姿

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会は、15世紀後期につくられた教会。クリーム色の大理石の中に、パステルカラーの丸や十字架が散りばめられ、なんとも可愛らしいのが特徴です。軽快な華やかさが特徴の、初期ルネサンス建築の代表格。石はトスカーナやイストリア（現クロアチア）などから取り寄せたもので、特にイストリアの石はヴェネツィアの多くの建物で採用されている、ヴェネツィアの象徴的な存在です。

背中美人な一面

こちらは、サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会を後ろ側から撮影した一枚。一瞬「こちらが正面?!」と思ってしまうほど、後ろ側にも、美しい大理石の世界観が続きます。この先には「ミラーコリ広場（Campiello dei Miracoli）」という、ちょっとした広場もあり、春～秋はレストランのテラス席も設置され、さらに華やかに…。是非中に入る前に、後ろ姿もチェックしてみてください！

扉の上から見守る、聖母マリア

「サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ」は日本語にすると「奇跡の聖母マリア」の意味。サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会では、聖母マリアに捧げられたことを象徴するモニュメントを入口上にはっきりと捉えることができます。これはジョヴァンニ・ジョルジョ・ラスカリス（Giovanni Giorgio Lascaris）の代表作のひとつ。優しげな表情が、さらに教会全体を、柔らかな雰囲気へといざないます。

教会横を流れる運河

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会の大きな特徴の1つが、教会の一部が運河にせり出している点。運河は「ミラーコリ運河（Rio dei Miracoli）」という名前で、教会前にある「ミラーコリ橋（Ponte dei Miracoli）」から写真を撮ると、運河×教会の見事なコラボレーションを1枚の写真におさめることが出来ますよ！ヴェネツィア旅行気分をさらに盛り上げてくれること、請け合いです。

教会内の天井画

ヴェネツィアの他の教会と比較すると、どちらかというとシンプルですっきりとした印象のサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会内部。大きなバラ窓（丸い窓）から差し込む光が、さらに神聖な雰囲気を増長させてくれます。教会内での見所が、唯一？豪華絢爛な天井画。金箔をあしらった50枚の正方形のパネルから構成されており、中には預言者や司教さまが描かれています。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会 是非食べてほしい逸品

Fritole

「フリトレ（フリッテレ）」は沖縄の郷土菓子、サーターアンダギーのような揚げドーナツ。サーターアンダギーよりは油っぽさは少なめで、代わりに粉砂糖がたくさんかかっている点が特徴です。味の種類も豊富。最近ではチョコレート味のものやナッツが入ったものなど、種類がどんどん増えてきているので、お好みに合わせてチョイスしてみてください。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会 ワンポイントアドバイス

「ヴェネツィアの地区」
ヴェネツィア本島は、大きく6つの地区に分かれており、”6つ”を意味する「セスティエーレ（Sestiere）」という名で呼ばれています。。サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会があるのは「カンナレージョ（Cannaregio）」地区。旅行中、看板で目にしたり、聞こえてくるイタリア人たちの会話の中で、耳にする機会があるかもしれません。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会観光での注意点

運河沿いにある サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会は、冬は川辺から寒さが足元を伝わってやってきます。防寒対策マスト。駅からも離れているので、しっかりあたたかくして出かけましょう。周辺は小路が多いので、少しでも迷子リスクを減らせるように、教会外観の画像（名前入り）をスマホに保存して置くと安心です。

まとめ

ヴェネツィアは、島の中に網の目のように細い道がいくつも通っています。現地ガイドさんですら、うっかりすると迷子になりかけてしまうこともあるのだそう！安全に留意しながら、猫になった気分で細道がを進んで、ぜびサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会まで行ってみてください。その道中でも、また、思いがけず素敵なモノに出会えるチャンスがあるかもしれません。