この広場に行かずしてフィレンツェは語れない!シニョリーア広場

この広場に行かずしてフィレンツェは語れない!シニョリーア広場|イタリア観光ガイド

シニョリーア広場に行ってきました!

「シニョリーア」という言葉が珍しく、覚えにくいフィレンツェきっての観光名所「シニョリーア広場」。しかしながら、ここに行かずして、フィレンツェの都は語れません!名前の由来や、広場の魅力を詳しくご紹介します。

シニョリーア広場とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 観光スポット密集エリアにある広場である点。
  2. 有名彫刻作品がそろい踏みな点。
  3. フィレンツェらしい写真が撮れる広場である点。

「シニョリーア広場(Piazza della signoria/ピアッツァ・デッラ・シニョリーア)」はフィレンツェの有名観光スポットが一堂に会する場所。いわば、ニューヨークのタイムズスクエアや、中国の天安門広場のようなもの!?シニョリーア広場さえ押さえておけば、まずは、胸を張って「フィレンツェに行った」と言えるハズです。壮観な眺めの中に、重要遺産、芸術作品がざっくざく。何百年もの間、色あせない魅力を放ち続けています。

シニョリーア広場 押さえておくべき魅力とは?

Palazzo Vecchio

シニョリーア広場を探す際の目印といえばコレ!高さ約95メートルの大きな時計塔が存在感抜群の「ヴェッキオ宮殿(パラッツォ・ヴェッキオ)」です。同じような色や形をした統一感のある街並みが続くフィレンツェ旧市街は、目が慣れるまでは、あっという間に道に迷ってしまうもの…。そんな時、この時計塔が、助けとなってくれるでしょう。

Statua equestre di Cosimo I de’ Medici

フィレンツェを旅行するにあたって「メディチ家」というキーワードは欠かせません。メディチ家とは、フィレンツェを長い間支配していた大貴族(この、メディチ家による支配体制を”シニョリーア”と言い、広場の名前もこの名に由来します)。中でも華の都フィレンツェの発展に大きく寄与したコジモ1世は三本の指に入るほどの重要人物です。シニョリーア広場には「コジモ1世の騎馬像(スタトゥア・エクエストレ・ディ・コジモ・プリモ・デメディチ)」があるのでお顔を拝見していってくださいね!

David

正直私たち日本人にとって、コジモ1世の騎馬像よりも見応えがあるのは、この「ダヴィデ像(ダヴィド)」ではないでしょうか?ヴェッキオ宮殿の前にどーん!と鎮座するダヴィデ像は、当時他国からの脅威に脅かされていたフィレンツェが、英雄の像をつくることで気運を高めようとミケランジェロに依頼したもの。レプリカではありますが、見るとなんだか、元気をもらえる存在です。

Loggia dei Lanzi

「ランツィの回廊(ロッジア・デイ・ランツィ)」は学校や体育館の1階にあるピロティのような屋根付きの小スペース。そこにびっくりするほどの芸術作品が大集合しています。美術館等に行く時間のない方は、ここだけでもチェックチェック!無料で鑑賞することが出来、ヴェッキオ橋の真ん中に胸像があることでも有名な、ベンヴェヌート・チェッリーニの傑作も見ることができます。

Fontana del Nettuno

イタリアの広場に欠かせない「噴水(伊:フォンターナ)」。もちろんシニョリーア広場にもバルトロメオ・アンマナーティの手がけた傑作があります。場所はヴェッキオ宮殿の目の前。モチーフはネプチューン(伊:ネトゥーノ)で、ローマやボローニャなどの「ネプチューンの噴水」も有名ですが、フィレンツェのものも2019年に修復が終わり、さらに見応えあるものとなりました。

シニョリーア広場 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

トスカーナ版ミートソース

ミートソースはイタリアでは「Ragù(ラグー)」と呼ばれています。文字通り「ミート」が入っていれば良し!のメニューなので、作り方は地方によってさまざま。ここフィレンツェでは、いのしし(チンギアーレ/Cinghiale)や野うさぎ(レプレ/Lepre)を使ったミートソースが好んで食べられます。気になる方は是非チャレンジしてみてください。

シニョリーア広場 ワンポイントアドバイス

「レプリカ」
シニョリーア広場には有名彫刻作品、まるで美術館のように所狭しと並んでいます。但し、雨風による劣化を避けるため、本物は美術館等に移されていることもしばしば…。そんな時、屋外にある作品には「Replica(伊:レープリカ)」の文字が書かれています。日本でも「レプリカ」と言いますが、これはイタリア語が語源となったもの。是非、綴りを頭の片隅に入れておきましょう。

シニョリーア広場観光での注意点 押さえておくべき事項3選

シニョリーア広場観光での注意点
  1. 広場ごとに目印となるものを覚えておきましょう。
  2. 駅から少し歩きます。
  3. 道に迷わないようご注意を。

駅からは徒歩約15分。歩いて向かう方は、自分の覚えやすい目印を、頭の中に入れておくことをオススメします。フィレンツェは統一感のある街並みが美しい一方、似たような景色が続く為、思わぬところで道に迷ってしまうことが少なくありません。

まとめ

シニョリーア広場は「ここに行くぞ!」と意気込まなくとも、ヴェッキオ宮殿やウフィツィ美術館(シニョリーア広場の目と鼻の先にあります)、ヴェッキオ橋等に向かう際に、自然と通ることになる広場です。なかなか立ち止まってゆっくりする時間はないかもしれませんが、周辺を囲むお店やレストラン等も味わい深く、フィレンツェの歴史を感じます。是非素敵な写真をたくさん撮ってきてください♪

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