ナニこの絶景!フィレンツェ、バルディーニ庭園
バルディーニ庭園に行ってきました!
フィレンツェの丘の上にある「バルディーニ庭園」。名前こそ日本ではややマイナー!?ではありますが、庭園からの絶景を見たら「あ、ここ知ってる!」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか⁉
バルディーニ庭園とは?絶対行くべき理由
- フィレンツェの絶景を独り占めできる点。
- イタリアの四季折々の自然を楽しめる点。
- 言葉がわからなくとも感覚的に楽しめる場所である点。
「バルディーニ庭園(Giardino Bardini/ジャルディーノ・バルディーニ)」は、フィレンツェの高台にある元、バルディーニ家の庭園。街中からでも歩いて簡単に行くことの出来る場所にあり(ヴェッキオ橋から徒歩約5分)、園内では四季折々の草花を楽しむことが出来る&フィレンツェナンバーワンとも言われる絶景も楽しむことが出来ちゃう場所なんです!
バルディーニ庭園押さえておくべき魅力とは?
道しるべとなるサン・ジョルジョ門
「サン・ジョルジョ門(Porta San Giorgio)」はバルディーニ庭園の南東にある中世時代に建てられた門。1324年に当時、フィレンツェの街をぐるりと囲んでいた城壁の出入口の1つとして整えられたものです。この門が見えてきたら、バルディーニ庭園の入口はすぐソコ!門の下を走る、コスタ・サン・ジョルジョ(Costa San Giorgio)通りを150メートルほど進むと、入口が見えてきます。
入口の先に立つ邸宅
入場料を払って、バルディーニ庭園への入口(住所:Costa San Giorgio 2/コスタ・サン・ジョルジョ通り)を抜けると、まもなく「ヴィラ・バルディーニ(Villa Bardini)」というお屋敷が見えてきます。1913年にステファノ・バルディーニ氏が庭園とともにこのお屋敷を購入したことにより、今日の名前に…。決して華美な建物ではありませんが、サン・ジョルジョ門と同様に、園内を巡る際の道しるべとして有効ですので要チェック!
ヴィラ・バルディーニの先に広がる眺望
こちらは、ヴィラ・バルディーニの東側(正面)前に広がるテラスから望むフィレンツェ市内の絶景!ご覧の通り、まるで絵画のような風景を独り占め出来ちゃうんです。目の前に見えるクーポラ(ドーム屋根)は、ご存じ、フィレンツェのドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)。左側には高さ約70メートルのアルノルフォの塔(ヴェッキオ宮殿付属の塔)の姿が見えます。フィレンツェ旅行のおさらいをするのにもぴったり!
Scalinata barocca
先ほどの絶景で満足することなかれ。バルディーニ庭園で最も美しい眺望が楽しめるのはヴィラ・バルディーニから南東側に伸びる小路を進んだ先にある「バロックの大階段(スカリナータ・バロッカ)」です。前項でご紹介した場所よりも。一段高い位置から街並みを見渡せるので、爽快感抜群!すぐ後ろに目印としても最適な、ロッジア(Loggia,縁側のような場所、後ほど詳しくご紹介します)があるので、そこを目指しましょう。
ヨーロピアンムード満点の庭園
眺望のみならず、庭園自体も魅力溢れるバルディーニ庭園。特に春~初夏にかけて楽しめる、藤棚(Pergolato del glicine)とバラ棚(Pergolato delle rose)に定評があり、これを見る為だけにフィレンツェ旅行を計画する人も少なくありません。ヨーロピアンムードたっぷりのモニュメントもたくさん!写真は16世紀につくられたヴィーナスの噴水(Fontana venere)で、ヴィラ・バルディーニの前の緑地の中に設置されています。
バルディーニ庭園 是非足を運んでほしい食事スポット
La Loggetta di Villa Bardini
「ラ・ロジェッタ・ディ・ヴィラ・バルディーニ」は、バロックの大階段のすぐ後ろに控えるロッジアを利用したお食事処。ご覧のようにちょっとしたオープンカフェのような仕様になっていて、軽食やドリンクを楽しむことが出来ます。営業期間が4月~10月迄と限定されていますが、期間中はバルディーニ庭園の開館時間に合わせて毎日営業しているので、是非立ち寄ってみてください。
バルディーニ庭園 ワンポイントアドバイス
「美術館としての顔も持つヴィラ・バルディーニ」
ヴィラ・バルディーニの中は現在「アンニゴーニ美術館(Museo Annigoni/ムゼオ・アンニゴーニ)」として一般公開(有料)されています。火曜から日曜の10時から18時迄オープン。土日は事前に申し込めば、無料で行われている館内見学ツアーに参加することも出来ます(但し美術館への入館料10ユーロが、別途必要。特別展が行われている場合は、同じチケットでそちらも見学可能です)。
バルディーニ庭園での注意点
- 入場料は6ユーロです。
- 出入口が2か所しかないので事前に最寄りの出入口を確認しておきましょう。
- 広いのではぐれた時のルールをあらかじめ決めておきましょう。
バルディーニ庭園へのチケットで、西側に広がる「ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)」の見学も可能です。庭園内はアップダウンが多いので、歩きやすい靴で行くようにしましょう。
まとめ
ちなみに、バルディーニ庭園の出入口は住所「Costa San Giorgio 2」と「Via dei Bardi 1 rosso」の全部で2か所。ヴェッキオ橋からお越しの方は、後者の方がが便利。一方、車でお越しの方は、サン・ジョルジョ門の先に駐車場があるので、前者の方が便利です。個人的に、フィレンツェに行った時は絶対に立ち寄りたい、最高の眺望が楽しめるバルディーニ庭園。特に夕刻に行くと街中から鐘の音が聞こえてきて、ロマンチックなムードは最高潮になります!ぜひ足を運んでみてください。
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