塔が目印!ジェノヴァ、サン・ピエトロ・イン・バンキ教会

塔が目印!ジェノヴァ、サン・ピエトロ・イン・バンキ教会|イタリア観光ガイド

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会に行ってきました!

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会は、地下鉄サン・ジョルジョ駅(San Giorgio)の目と鼻の先にある教会。階段を上がって一段高いところにそびえる暖色系の可愛らしい姿は、誰しもが興味をそそること請け合いです。

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 地下鉄からスグの好アクセスである点。
  2. サン・ジョルジョ宮とセットで巡りやすい点。
  3. 外観と内装の色彩のギャップが見事な点。

「サン・ピエトロ・イン・バンキ教会(Chiesa di San Pietro in Banchi/キエーザ・ディ・サン・ピエトロ・イン・バンキ)」は地下鉄サン・ジョルジョ駅からスグのところにある教会。すぐそばにはジェノヴァの有名観光スポット「サン・ジョルジョ宮」もあるので、セットで観光することも出来ます。ジェノヴァらしいフレスコ画がきれいな外観と、白基調の凛とした館内とのギャップは必見。

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会 押さえておくべき魅力とは?

隠れ家的な広場に建つ、教会

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会があるのは「バンキ広場(Piazza Banchi)」という小さな広場。港のすぐそばにも関わらず、周りに高い建物が密集している為、日中でも日が差す時間が少ないような、隠れ家的な場所に佇んでいます。目印は、教会正面の建物の外壁にあしらわれたレリーフ(写真)や、教会に設置されているウサギの耳のような鐘楼やクーポラ(ドーム屋根)!冒険家気分で楽しみながら探してみてください。

気分がアガる!フレスコ画の外観

教会の外観はとっても華やか!壁じゅうに暖色系のフレスコ画があしらわれていて、なんだかとっても陽気なムードです。フレスコ画を担当したのはジョヴァンニ・バッティスタ・バイアルド(Giovanni Battista Baiardo)。17世紀に描かれたものなのですが、実は未だ完成に至っておらず、ところどころ石膏だけの部分も見受けられ、逆にそれが味わい深く感じます。

礼拝堂を彩る名画 その①

館内で最も多くの人を集めている場所のひとつが、通路左手、2番目の礼拝堂に飾られた、アンドレア・セミーノ(Andrea Semino)の宗教画「聖母の無原罪の御宿り(Immacolata)」です。中央に立つ聖母の優しそうな表情が、美しく、吸い込まれそうな一枚。1579年のペストの終焉を記念し、約10年後の1588年に設置されました。

礼拝堂を彩る名画 その②

先ほどの礼拝堂の正面、通路右手の2番目の礼拝堂に飾られている、ベネデット・ブランディマルテ(Benedetto Brandimarte)の「洗礼者聖ヨハネの斬首」も人気の一枚です。近くで見るとかなり生々しく、不気味な印象ですが、色彩豊かで迫力あり。設置されている場所自体も大変美しく、タッデオ・カルローネ(Taddeo Carlone)とダニエーレ・カゼッラ(Daniele Casella)が手掛けた彫刻類にも心奪われます。

祭壇上を彩る彫刻たち

彫刻と言えば、絶対見逃してはならないのが中央祭壇の上!”アプス”と呼ばれる丸いくぼみの部分にあしらわれた見事な彫刻は、マルチェッロ・スパルツォ(Marcello Sparzo)の傑作と言われています。 見れば見るほど、人間業とは思えない緻密さに感動。作品は、イエスさまの受難のシーンや、教会のシンボルである聖ペトロらがモチーフとなっております。

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会 是非食べてほしい逸品

Cremeria Buonafede

「クレメリア・ブォナフェーデ」はサン・ピエトロ・イン・バンキ教会から200メートルほどのところにあるジェラートやさん。1913年創業の小さなお店なのですが、ざっくばらんな雰囲気が立ち寄りやすくて◎ジェラートを買うと付いて来るサブレや生クリームも美味しくて、お得感があります。観光地ど真ん中にあって、立ち寄りやすいので、是非覗いてみてください。

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会ワンポイントアドバイス

「ジェノヴァと第二次世界大戦」
実はイタリアは、全土的に見ると空襲によるダメージを受けた都市はいくつも存在します。工業地帯だった北イタリアのジェノヴァもそのひとつ。サン・ピエトロ・イン・バンキ教会も1942年に空襲によるダメージを受け、2つの鐘楼が大破。(そのためよく見ると、色味が他と異なります)。戦後、先人たちが描いた絵画や版画、写真などをもとに復元作業が進められ今日のような美しさを取り戻しました。

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会観光での注意点

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会観光での注意点
  1. 毎日9時から19時迄開いています。
  2. 入り口前の階段にご留意ください。
  3. 入場無料です。

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会は、入口前に大きな階段があります。段数は少ないですが、小さなお子様やご高齢の方と一緒に観光予定の方、足の悪い方はご留意ください。

まとめ

サン・ピエトロ・イン・バンキ教会は小さい教会なので、わずかな時間でもしっかり見学することが出来ます。毎日入館可能で、開館時間も長め。立ち寄りやすい場所にあるので、是非覗いてみてください。ご紹介しきれませんでしたが、入口上のポルティコ(軒下)にあしらわれたフレスコ画や、館内のクーポラの装飾もとっても優雅!チェックしてみてください。

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