ジェノヴァの駅チカ物件をご案内。ヴィラ・デル・プリンチペ

ジェノヴァの駅チカ物件をご案内。ヴィラ・デル・プリンチペ|イタリア観光ガイド

ヴィラ・デル・プリンチペに行ってきました!

ジェノヴァの​ピアッツァ・プリンチペ駅からスグの好立地にある「ヴィラ・デル・プリンチペ(プリンチペ宮殿)」。「プリンチペ」の意味とは⁉お屋敷の正体とは⁉詳しくご紹介します。

ヴィラ・デル・プリンチペとは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 駅から徒歩5分の好立地である点。
  2. ジェノヴァの中でも特に広大な庭園を持つお屋敷である点。
  3. 絢爛豪華なドーリア家のお屋敷を見学できる点。

「ヴィラ・デル・プリンチペ(Villa del Principe)」は、ジェノヴァへ陸路で向かう方の玄関口、ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ駅から徒歩5分のところにある大きなお屋敷です。絢爛豪華なお屋敷の中は貴重な美術品がたくさん。広大な庭園も有名で、特に春から秋にかけては季節毎に美しい花々が咲き誇ります。駅チカなので、途中下車して立ち寄るのにも最適。

ヴィラ・デル・プリンチペ 押さえておくべき魅力とは?

駅からスグのところにある宮殿

ジェノヴァの陸の玄関口、ジェノヴァ・​ピアッツァ・プリンチペ駅(Stazione Genova Piazza Principe/スタツィオーネ・ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ)の目と鼻の先にあるヴィラ・デル・プリンチペ。「プリンチペ」とは「王子様」を意味するイタリア語で、ヴィラ(お屋敷)の初代オーナーであった、貴族、アンドレア・ドーリア(Andrea Doria)のことを指しています。

宮殿の中は博物館

ヴィラ・デル・プリンチペは現在でも、ドーリア家の末裔が所有していますが、一部は博物館として一般公開されています。お屋敷の中にはセバスティアーノ・デル・ピオンボ(Sebastiano del Piombo)の描いたアンドレア・ドーリアの肖像があるので要チェック。この姿はちょうど還暦の頃に描かれたものですが、若々しく、凛々しい顔立ちが印象的です。

ドーリア家の居住スペース

館内では貴重な芸術作品と合わせてドーリア家の住まいの様子も見学することが出来ます。こちらは「黄金のギャラリー(Galleria Aurea)」と呼ばれる広間。元々金メッキがあしらわれていた為「黄金の」という名前が付いているそう。ジャナンドレア・ドーリア(Gianandrea Doria)によって16世紀末に整えられた部屋で、他にも彼の代にいくつかの広間が追加されています。

栄光の回廊

「栄光の回廊(ロッジア・デッリ・エローイ/Loggia degli Eroi)」はお屋敷の中でも特に有名な場所。いわゆる主要なフロアへと続く廊下のような場所なのですが、天井を飾る化粧しっくいや壁を彩るフレスコ画がとにかく華やかで美しく、かの有名なジョルジョ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari)も自身の著書の中で絶賛しているほどです。

庭園を彩る噴水

お屋敷の外には広大な庭園が広がっています。こちらは、庭園のシンボルであるネプチューンの噴水(Fontana del nettuno)。すぐ近くにはトリトンの噴水(Fontana del Tritone)もあり、かつてはこれらの噴水に安定的に水を供給できるよう、上流に人工池まで設けられていたそうです(ちなみに、人工池のあったエリアは、現在でも小さい湖というイタリア語に由来した”ラガッチョ”という名前で呼ばれています)。

ヴィラ・デル・プリンチペ 是非食べてほしい逸品

Trippe alla genovese

「トリッパ・アッラ・ジェノヴェーゼ」は「ジェノヴァ風トリッパ」という意味のイタリア語。日本ではローマの郷土料理として有名なトリッパ(牛の胃袋、いわゆるハチノス)ですが、実はジェノヴァでも古くより愛されており、独特のレシピが存在します。スープ状に仕上げて最後にバジルやジェノヴェーゼソースを投入するのが主流。見かけたら是非試してみてください。

ヴィラ・デル・プリンチペ ワンポイントアドバイス

「大往生だったアンドレア・ドーリア」
1521年に55歳でヴィラ・デル・プリンチペを購入したアンドレア・ドーリア。軍人だった彼は、イタリアきってのご長寿としても有名で、なんと93歳(94歳目前)にしてこの世を去りました。アンドレアは長きにわたり、ジェノヴァの発展に尽くしたため、現在でもジェノヴァにはゆかりのスポットがたくさんあります。ジェノヴァ観光の際は、是非探してみてください。

ヴィラ・デル・プリンチペでの注意点

ヴィラ・デル・プリンチペでの注意点
  1. 毎日10時から18時迄開いています(最終入場時刻は17時)。
  2. 元旦、イースター、クリスマスはお休みです。
  3. 入場料は9ユーロです。

ヴィラ・デル・プリンチペは稀にオーナーであるドーリア家が私用で使う為、休館となる場合があります。開館日が気になる方はご来館直前に現地観光案内所やHPにて、最新情報をご確認ください。

まとめ

なお、ヴィラ・デル・プリンチペの入り口はプリンチペ広場(Piazza Del Principe/ピアッツァ・デル・プリンチペ)にあります。案内版やのぼり旗があるのでわかるハズ。広場には可愛らしい噴水があり、ヴィラ越しに大きな時計塔が見えるので、それらを頼りに向かいましょう。駅チカの美しいジェノヴァの邸宅。特にお庭が広くて見ごたえがあるので、お天気が良い日に是非足を運んでみてください。

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