ミラノで気軽に美術鑑賞しよう!ガッレリア・デイタリア
ガッレリア・デイタリアに行ってきました!
「ガッレリア・デイタリア(ガッレリア・デイタリア美術館)」は、ミラノの中心部にある18~19世紀の絵画・彫刻作品が多数ラインナップされた美術館。初めてのミラノ観光でも必ず立ち寄るであろう好立地にある点が魅力です。
ガッレリア・デイタリアとは?絶対行くべき理由ベスト3
- アクセス抜群のミラノの観光スポットである点。
- 親しみやすい作品が多くラインナップされている点。
- 建物自体が美しく、魅力的な点。
ミラノの中心部にある美術館「ガッレリア・デイタリア(Gallerie d’Italia)」は、正式名称を「Gallerie di piazza della Scala(ガッレリア・ディ・ピアッツァ・デッラ・スカラ)」と言います。場所は「Scala(スカラ)」の名前からもお察しの通り、世界三大劇場の1つ「スカラ座」のすぐお隣!カトリックやイタリア史に明るくない方でも親しめる作品が多くラインナップされている点が魅力です。
ガッレリア・デイタリア 押さえておくべき魅力とは?
宮殿を利用した美術館
スカラ座の横に控えるアングイッソラ宮(Palazzo Anguissola)、ブレンターニ宮(Palazzo Brentani)といった邸宅を利用してオープンしたガッレリア・デイタリア。有名建築家、ルカ・ベルトラミ(Luca Beltrami)も携わった優雅な建物は、建物自体も見ごたえ抜群です。1階ホール(トップ画ご参照)は必見!
アントニオ・カノーヴァのレリーフたち
館内で人気のある展示のひとつが、イタリアを代表する彫刻家、アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova)が手掛けた13つのレリーフです。写真はギリシャ神話に登場する”プリアモス王”の死にまつわるレリーフ(Morte di Priamo)。ギリシャ神話を知らなくとも、大理石で出来ていることを忘れてしまうほどの柔らかな曲線美は、思わず心奪われるものがあります。
ミラノにまつわる絵画作品
こちらはミラノで19世紀に活躍した画家、カルロ・カネッラ(Carlo Canella)が描いたサンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会の様子。サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会は、ガッレリア・デイタリアから歩いて20分ほどの所にある教会。普段あまり絵画鑑賞する機会がない方も、ミラノの風景にまつわる絵画作品は、一昔前の風景写真を見るような気持ちで楽しめるので、オススメです。
イタリアのシンボルをモチーフにした作品
こちらはルイジ・ケレナ(Luigi Querena)が19世紀後半に手掛けた作品。ヴェネツィア出身で画家一族の家に生まれたルイジ。ローマの有名観光スポット、コロッセオを描いた本作(Processione all’interno del Colosseo/コロッセオの中の行列)は、世界中で知られる観光スポットとだけあって、多くの人々が2ショット写真を撮っています。
魅力満点の特別展示
さすがはイタリアきっての経済都市ミラノ。館内の特別展示も毎回、超目玉企画目白押しで見逃せません。写真はデンマークの彫刻家、ベルテル・トルバルセン(Bertel Thorvaldsen)に関する特別イベントの時の様子。彼はアントニオ・カノーヴァの弟子のひとりで、こちらも優雅な曲線美に思わずうっとりしてしまうこと請け合いです(※特別展示の詳細が気になる方は、ご来館前に建物の外に掲げられたバナーや、公式HPをチェックしてみてください)。
ガッレリア・デイタリア 是非食べてほしい逸品
Valà
「バラ(後ろにアクセント)」は、ミラノのサンタゴスティーノ駅(S. Agostino)近くにあるイマドキカフェ・レストラン。ベジタリアン向けの料理が充実していて、毎日深夜近くまでやっているので、ベジタリアンの方には特におすすめです。海なし州のロンバルディア州で気軽にシーフード料理が食べられる点も特長。気になる方は是非足を運んでみてください。
ガッレリア・デイタリア ワンポイントアドバイス
「イタリアに3か所ある”Gallerie d’Italia”」
ガッレリア・デイタリア(Gallerie d’Italia)は実はイタリアに計3か所あります。いずれもイタリア大手銀行”インテーザ・サンパオロ”が所有する美術館で、ミラノ以外の2つはナポリのゼヴァロス・スティリアーノ宮の中、ヴィチェンツァ(ヴェネツィア近郊の都市)のレオーニ・モンタナーリ宮の中にあります。機会があれば是非チェックしてみてください。
ガッレリア・デイタリアでの注意点
- 入場料は5ユーロです。
- 火曜から日曜の9時半から19時半迄開いています。
- オーディオガイドは1ユーロで借りられます。
ガッレリア・デイタリアは有料の施設ですが、1枚チケットを買うと、同団体が所有する他の9つの博物館、美術館にも入ることが出来ます。ラインナップは公式HPをご確認ください。
まとめ
ミラノにはブレラ絵画館(ブレラ美術館)等、イタリアを代表する美術館がたくさんあります。その中でガッレリア・デイタリアは、近代の作品が中心にラインナップされていて、宗教画が少なめ、館内もコンパクト(1時間ほどで巡れます)なので、普段あまり美術鑑賞をしない方にも馴染みやすい場所のひとつです。入場料がお手頃な点も◎ミラノ旅行の思い出作りに「美術鑑賞してみたい!」という方は是非気軽に足を運んでみてください。
この記事へのコメントはありません。