イタリアワインの聖地「グリンツァーネ・カヴール城」の魅力

イタリアワインの聖地「グリンツァーネ・カヴール城」の魅力 | イタリア観光ガイド

グリンツァーネ・カヴール城に行ってきました!

ちょっと穴場だけど、是非行って欲しいイタリアの名城「グリンツァーネ・カヴール城」。イタリア史やワイン好きの方必見の美しいお城の世界を、この後詳しくご紹介してまいります♪

グリンツァーネ・カヴール城とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. イタリア史に登場する重要人物の居城である点
  2. 世界遺産の仲間入りを果たした絶景に出会える点
  3. ワイン好きの方にとっての聖地である点

「グリンツァーネ・カヴール城 (Castello Grinzane Cavour/カステッロ・グリンツァーネ・カヴール)」 は、北イタリアのピエモンテ州グリンツァーネ・カヴール地区という所にあります。ここは美味しいワインの聖地。特にお城の周辺は、良質なワイン用のブドウが採れるため、わざわざこれらを求めてグリンツァーネ・カヴール地区を訪れる人も少なくありません。世界遺産にも指定された壮大な自然の織りなす風景を楽しみながら、のんびりとしたイタリア旅行が出来る点も魅力です。

グリンツァーネ・カヴール城観光 押さえておくべき魅力とは?

イタリア史に残る偉人の居城

グリンツァーネ・カヴール地区は日本でいう「村」にあたる、とても小さな集落で、現在でも人口は2,000人ほどしかいません。そんな場所が、どうしてこれほどまでに、有名になったのか!?その理由のひとつが、城の主にあります。ここは19世紀、初代イタリア王国首相となったカミッロ・カヴールが住んでいた場所。イタリアを代表する偉人の居城だったとだけあり、イタリア人観光客も一年を通じて、多く見受けられます。

グリンツァーネ・カヴール城の前に広がる絶景

1832年から49年にかけて、グリンツァーネ・カヴール城に住んでいたカミッロ・カヴール。この頃はまだ首相ではなく、この地の村長でした。任期中は海外にて見聞を広め、自身の領土であるグリンツァーネ・カヴール地区にて、イタリア産ワインの品種改良に専心。保存性を高めて、イタリアンワインを、世界を代表する一級品へと生まれ変わらせました。今日、城の前に広がるブドウ畑の絶景はカミッロ・カヴールが苦労してつくりあげた傑作。是非じっくりと御覧ください。

カミッロ・カヴールの銅像

さて、カミッロ・カヴールとはいったいどんな人だったのか?その答えはグリンツァーネ・カヴール城の内外でたっぷりと確認することができます。写真はお城の外にある胸像。イタリア人であればこの姿を見た瞬間に「カミッロ・カヴール!」と答えられるほどの有名人ですので、イタリアファンの皆さまは、滞在中に是非、彼の名前と顔を覚えてしまいましょう!

グリンツァーネ・カヴール城の前ある、ブドウ畑たち

ワイン好きな人にとってはたまらない光景、かつ普段、ワインを飲まない方にとってはなかなか見る機会のない光景…それが、ワイン用のブドウ畑です。グリンツァーネ・カヴール城では、お城のすぐ目の前の丘陵地からたくさんのブドウが栽培されています。せっかくなのでお城を見学する際は、庭から丘陵地の方に向かい、近景からも自慢のブドウ畑をチェックしてみましょう。

博物館(Museo Etnografico)

グリンツァーネ・カヴール城は、現在館内が民族博物館(ムゼオ・エトノグラフィコ)になっています。率直に言うと、日本でいう郷土資料館+地方の名士にまつわる展示…といった雰囲気。正直、多少イタリア語が理解できる方や、イタリア史に強い興味がある方でないと内容が難しいかもしれません。しかしながら、お城としての雰囲気は抜群で、城から見る景色も100点満点です!時間があったら是非博物館にも立ち寄ってみてください。

グリンツァーネ・カヴール城 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Marc Lanteri

「マーク・ランテリ」はグリンツァーネ・カヴール城の中にあるレストラン。実はグリンツァーネ・カヴール城は、毎年白トリュフのオークションが行われる場所としても名高く、世界の美食家たちにとっての、聖地としても知られています。レストランはミシュラン星付きのため、気軽に利用できる施設ではないのですが、せっかくの旅行。気になる方は是非、HPから予約してみてください。

グリンツァーネ・カヴール城 ワンポイントアドバイス

「Enoteca」
さて、これまでお城の中にある博物館やレストランについてご紹介してまいりましたが…お土産物やさんも、ちゃんとあります!名前は「エノテーカ」。「ワインを扱う店・場所」といった意味のイタリア語ですが、たくさんのワインとともに、地元ピエモンテ産のヘーゼルナッツやハチミツなどの郷土品も、たくさん置いてあります。是非、足を運んでみてください。

グリンツァーネ・カヴール城観光での注意点 押さえておくべき事項3選

グリンツァーネ・カヴール城観光での注意点
  1. 車でのアクセスが◎
  2. 乗り物酔いしやすい方は道中ご注意ください。
  3. 飲酒運転は禁止です。

グリンツァーネ・カヴール城は近くに電車の駅がありません。レンタカーやバスを使ってのアクセスとなりますので、不安な方はツアーでの見学もオススメです。また道中、曲がりくねった道が続くので、乗り物酔いしやすい方はご注意ください。飲酒運転は禁止。買ったワインは一日の終わり、旅の終わりに楽しみましょう。

まとめ

グリンツァーネ・カヴール城周辺一帯は「ピエモンテの葡萄畑の景観」として、2014年に世界遺産に登録されました。ワイン好きな方はもちろん、普段ほとんどワインを飲まない方も、心の底から満足できる自然の風景が広がっています。イタリアらしいお城の風景×ワイン畑の風景は一生に一度は見るべき絶景!是非機会があれば足を運んでみてください。

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