ローマの名門貴族の館といえばココ!バルベリーニ宮
バルベリーニ宮に行ってきました!
ローマの中心部にある貴族の館、バルベリーニ宮。館内は現在一部美術館として開放されており、誰でも見学することができます。ここでは有り余るほどの魅力の中から、宮殿自体の魅力にフォーカスをあてて、ご紹介します★
バルベリーニ宮とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 名画のロケ地としてもお馴染み、優雅な白亜の外観。
- 栄華を感じる、美しい天井画。
- 競演する二大巨匠の、螺旋階段。
ローマの名門貴族、バルベリーニ家のお屋敷「バルベリーニ宮(Palazzo Barberini/パラッツォ・バルベリーニ)」。現在は住人はおらず、一部を市が絵画館等に使用しています。絵画館の魅力もさることながら、お屋敷自体も見所がたっくさん!当時の売れっ子芸術家たちの競演も見もので、館内の螺旋階段では、イタリアきっての2大アーティストの奇跡の競演が楽しめます。
バルベリーニ宮 押さえておくべき魅力とは?
あの名画の「ロケ地」
バルベリーニ宮の中でまず見逃せないのが「入口」。理由は、あの、不朽の名作「ローマの休日」の名シーンで使われたロケ地だからです!作品を観たことのある方は、Via delle Quattro Fontane(クアトロ・フォンターネ通り)沿いに面したこの門を見るだけで、テンションアップ間違いなし!館内に入らずとも見学出来るので、少しでも時間があれば是非立ち寄ってみてください。
バルベリーニ家の紋章
入口を抜けると、まもなく眼前にバルベリーニ宮が見えてきます。注目は入口上部にあしらわれたバルベリーニ家の紋章。3匹の蜂がポイントで、この紋章はローマを歩いていると、これからしょっちゅう目にすることでしょう。もちろん館内にもたくさん!是非、宮殿に到着したら中に入る前に、建物上部にあしらわれた蜂の紋章を1枚写真に収めておいてください。
栄華を映した「天井画」
贅をつくした館内は、見所を上げればキリがありません。が、その中で特に有名なのが、ピエトロ・ダ・コルトーナ(Pietro da Cortona)が手掛けた天井画です。題名は「Trionfo della Divina Provvidenza(神の摂理の勝利)」。とにかく華やかな1枚で、栄華を極めたバルベリーニ家の様子がイヤッというほど伝わる一枚です。先ほどご紹介した蜂も絵画の中に大きく描かれています。ぜひ探してみてください♪
ボッロミーニの「螺旋階段」
階段ですら、バルベリーニ宮では立派な芸術作品!決して見逃してはなりません。こちらは宮殿の西側にあるイタリアの有名芸術家、ボッロミーニの手がけた螺旋階段。1ターンあたり12本の柱がキレイに並べられた渦巻き状の階段で、頂上から光が差すさまは「これぞ貴族の館!」というオーラを感じます。もちろん、実際に上ることもできますよ!ここにも蜂の紋章がちゃんとあるので、そちらもお見逃しなく。
ベルニーニの「螺旋階段」
館内にはもうひとつ有名な螺旋階段があります。それが、北側にある「四角の階段(Scalone quadrato)」。ボッロミーニと双璧をなす有名芸術家ベルニーニが手掛けた作品で、ボッロミーニのものより大きく、迫力があります。こちらも頂上から絶妙に取り込まれる光の加減が絶妙!途中を彩る、美しい彫像たちも必見ですので、是非上りながらお楽しみください。
バルベリーニ宮 是非食べてほしい逸品
Hard Rock Cafe
日本でもおなじみの、アメリカンダイナー「ハードロックカフェ」。ローマ店は、バルベリーニ宮から歩いて500メートルほどのところにあります。メニューは一般的なハードロックカフェとほとんど変わりませんが、内装がローマのエッセンスを効かせているので必見!ファンにはたまらないローマ限定アイテムもたくさんラインナップされており、お土産購入スポットとしてももってこいです♪
バルベリーニ宮ワンポイントアドバイス
「ウルバヌス8世の墓(Sepolcro di Urbano VIII)」
バルベリーニ家に大きな栄華をもたらしたマッフェオ・ヴィンチェンツォ・バルベリーニ(後のローマ教皇ウルバヌス8世) 。彼は現在バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に眠っています。ベルニーニが手掛けた美しい彫像とともに、見学することが出来るので、サン・ピエトロ大聖堂に行った際は是非チェックしてみてください。
バルベリーニ宮観光での注意点
- バルベリーニ宮の館内は有料です。
- 月曜休館です。
- 絵画館のイタリア語名も控えておきましょう。
バルベリーニ宮の中へは、国立古典絵画館への入場チケットで行くことができます(10ユーロ)。月曜休館。国立古典絵画館はイタリア語で「Galleria Nazionale d’Arte Antica」と言いますので、念のため控えておきましょう。
まとめ
バルベリーニ宮は、映画「ローマの休日」のファンの方にとっては、目の前にするだけで一生の思い出となることでしょう。それ以外の方にとっても、イタリアきっての名門貴族のお屋敷を見学出来る貴重な機会。素敵な思い出となることと思います。国立古典絵画館も絵画ファンにはたまらない傑作がそろい踏みですので、機会があればまた、改めてご紹介します★
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