お洒落して行きたい!ローマ、ドーリア・パンフィーリ美術館

お洒落して行きたい!ローマ、ドーリア・パンフィーリ美術館|イタリア観光ガイド

ドーリア・パンフィーリ美術館に行ってきました!

ローマの宮殿の一部を展示スペースとして開放している「ドーリア・パンフィーリ美術館」。ここは、程よいスペースの中に、思わず目を疑ってしまうほどの偉人たちの芸術作品がたっぷりと飾られているのです!

ドーリア・パンフィーリ美術館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ローマの名門貴族の館に潜入出来る点。
  2. 教科書でおなじみの巨匠たちの芸術作品を観賞できる点。
  3. 適度なスペースで、無理なく観光出来る点。

「ドーリア・パンフィーリ美術館(Galleria Doria Pamphilj)」はローマの超名門貴族、ドーリア・パンフィーリ家のお屋敷の一部を、一般向けに公開しているもの。広すぎず、狭すぎず適度な空間の中で、ゆっくり芸術鑑賞できる為、ご高齢の方との旅行や、荒天時の観光スポットとしても魅力があります。豪華な内装とともに、世界の偉大なる芸術家たちの作品が飾られている点も見逃せません。

ドーリア・パンフィーリ美術館 押さえておくべき魅力とは?

絢爛豪華な「部屋たち」

ドーリア・パンフィーリ美術館は、広いお屋敷の中に、絵画や彫刻がちょこちょこ飾られており、それらを観賞し進めていくスタイルです。ゆえに、美術品に興味がない方も「豪邸訪問」として十分楽しむことが出来ますよ!写真は最も有名な「鏡の間(Galleria degli Specchi)」。天井にはパンフィーリ家にとって祖先だと考えられている、ヘラクレスの見事なフレスコ画が飾られています。

こだわりが詰まった「絵画の展示方法」

美術館を見学し始めるとまもなく、他の一般的な美術館、博物館とドーリア・パンフィーリ美術館とが、ちょっと違う点に気付きます。それは…絵画の展示方法。一般に美術館では、絵画を横並びにずらっと飾ることが多いですが、こちらでは当時の展示方法を守り続けており、絢爛豪華な部屋の壁じゅうに、まるでフォトアルバムのようにざっくばらんに自由に絵画が展示されています。

見逃せない!巨匠たちの「傑作」①

ざっくばらんに飾られた絵画、彫刻作品を前に「どれが見逃せないものなのか、わからない…」と途方に暮れる方もいらっしゃるでしょう。大丈夫!特に有名な作品は、ちゃんと部屋の随所に案内板が出ています。し・か・も!この美術館ならではなのが、有名アーティストの作品が、一部屋に何枚も並べられているということ。写真はカラヴァッジォの「懺悔するマグダラのマリア( Maddalena penitente)」で、これを含む3枚が連続して同じ部屋に展示されています。

見逃せない!巨匠たちの「傑作」②

飾られている美術品は、イタリア人アーティストだけにとどまりません。写真はバベルの塔などでも有名な、ブラバント公国(現在のオランダとベルギー)出身の画家ピーテルブリューゲル(父)の「ナポリ港の海戦(Battaglia nel porto di Napoli)」。こんな風に、日本にいたら、その人物の1作品だけで、十分展示会が開けてしまうほどの巨匠たちの絵画がのんびりみられる点も、ドーリア・パンフィーリ美術館の魅力です。

これだけは必見「ベラスケス」

「ラス・メニーナス」などの傑作を世に放った、スペインの超有名芸術家、ベラスケス。そんな彼の傑作とも言われる作品が、なんとこんなところ(失礼!)にあるのです。タイトルは「ローマ教皇インノケンティウス10世の肖像(Ritratto di Innocenzo X)」。彼がもともとパンフィーリ家の出身であるがゆえに、現在も大変貴重な一枚が、ドーリア・パンフィーリ美術館にて所蔵されています。

ドーリア・パンフィーリ美術館 是非食べてほしい逸品

Caffè Doria

「カッフェ・ドーリア」は日本でいう”美術館カフェ”のようなところ。館内に入場しなくても利用できるので、さいあく、ドーリア・パンフィーリ家のお屋敷の外観だけ堪能したのち、こちらに立ち寄るのもアリですよ!写真はトレードマークの噴水。有名絵画のレプリカ等が飾られた上品な店内では、スイーツの他、軽食もオッケー。お土産っぽいアイテムも扱われているので、様々な用途で利用することができます。

ドーリア・パンフィーリ美術館ワンポイントアドバイス

「最新の開館日、開館時間を来館前に再度チェック!」
ドーリア・パンフィーリ美術館は現在も、ドーリア・パンフィーリ家の住まいとして使われています。基本的には美術館の開館日、開館時間は固定されているのですが、時々変則的になる場合があります。その場合、インターネット上に情報が掲載されるので、気になる方は来館前にHPを確認しておくと安心です。

ドーリア・パンフィーリ美術館観光での注意点

ドーリア・パンフィーリ美術館での注意点
  1. 入場料の中にオーディオガイド代が含まれています。
  2. オーディオガイドは伊・英・仏・西・独のみ対応しています。
  3. ROMAPASS(ローマパス)の対象外施設です。

入場料(14ユーロ)の中にオーディオガイド代が含まれています。聞き取れそうな言語がある方は是非使ってみてください♪また、私立の美術館ゆえ、ROMAPASSは対象外となります。

まとめ

ドーリア・パンフィーリ家の住まいとして現在も使用されている美術館。ローマのど真ん中に住んでいるなんてすごすぎる…。というか、家の一部を一般開放出来るほど広いなんて、さすがローマの名門貴族…。美術館の概要を聞くだけで、そのスケール感に眩暈がしそうですが、館内に入るとさらなるサプライズが待っていますよ!他の観光地に比べ、人が少なめな点も◎是非ローマ旅行の行き先の一つとして検討してみてください!

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