ローマで青色の世界に浸りたい!聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会

ローマで青色の世界に浸りたい!聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会|イタリア観光ガイド

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会 に行ってきました!

「聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会」はローマでは珍しいネオ・ゴシック様式でつくられた美しい教会。ローマ・テルミニ駅からのアクセスも良く、初めてのローマ観光でも立ち寄りやすいスポットです。

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会 とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ローマ・テルミニ駅から約10分の好アクセスである点。
  2. 館内がコンパクトな為、短時間で観光しやすい点。
  3. サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂等、周辺にも有名観光スポットがたくさんある点。

「聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会(Chiesa di San Alfonso De Liguori/キエーザ・ディ・サン・アルフォンソ・デ・リゴリ)」はローマの陸の玄関口、ローマ・テルミニ駅の近くにある可愛らしい教会。ローマでは珍しいネオ・ゴシック様式の外観は、遠くから見てもとても華やかで、目を引く存在です。館内の美しい装飾も必見。

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会 押さえておくべき魅力とは?

可愛らしい「外観」

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂から伸びるサンタ・マリアメルラナ通り(Via Merulana)とヴィート通り(Via san vito)の交差点沿いに建つ、聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会。2つの道路に面している為、周りが少し開けており、遠くから見てもとても目立つ存在です。まずは、館内に入る前に全体のショットを1枚、撮影しておきましょう。

ティンパヌムの「装飾」

1855年から1859年にかけて整えられた聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会。スコットランド人のジョージ・ウィグリー(George Wigley)によって整えられた教会は、”ネオ・ゴシック様式”という、ローマの教会の中では珍しい建築スタイルを取り入れています。手前の階段を上がって正面まで来たら、扉の上にご注目。ティンパヌム(入り口の上の三角形の部分)に天使と聖母子の美しい装飾が見て取れます。

外観を彩る「バラ窓や彫像」

外観の装飾の中で最も見るべきポイントは聖母子(絶えざる御助けの聖母*後ほど詳しくご紹介します)のモザイク画ですが、その上に設置された大理石のイエスさまの彫像、優雅なバラ窓(丸窓)なども見逃せません。元は、メルラナの聖マタイ教会(Chiesa di San Matteo in Merulana)が建っていた場所に建てられた、聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会。館内に進むと、外観の装飾と内装との繋がりをさらに感じることが出来ます。

祭壇上の「イエスさま」

館内は主に19世紀にレデンプトール会(カトリックの修道会のひとつ)に所属するドイツ人画家によって装飾されたものが中心。どこか異国情緒の漂う、美しい青の世界が広がっています。特に中央祭壇上部(アプス)に描かれた作品はオーラ抜群。1964年に追加されたもので、聖母マリア(左)聖ヨゼフ(右)の間に贖(あがな)い主(イエスさま)の姿が見られます。

「絶えざる御助けの聖母」

祭壇画はこの教会の中で最も見るべき宝物。15世紀に描かれたレデンプトール会の重要な信仰対象である”絶えざる御助け(おんたすけ)の聖母(Madre del Perpetuo Soccorso)が飾られています。絶えざる御助けの聖母は、長らく行方不明になっていたのですが、1863年に発見され、元々所蔵していたメルラナの聖マタイ教会(Chiesa di San Matteo in Merulana)の跡地に建つ聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会で所蔵することとなりました。

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会 是非食べてほしい逸品

Panellaのザバイオーネ入りエスプレッソ

「パネッラ」は教会を大聖堂と逆方面に2-3分ほど歩くと見えてくるパンやさんカフェ。手頃な値段で気軽に食事が出来るのでオススメです。特にエスプレッソコーヒー(Caffè)にザバイオーネ(Zabaione・お酒の入ったカスタードクリームのようなもの)を垂らしたドリンクが珍しくてオススメ。苦みと甘みの絶妙なバランスがタマリマセン!

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会ワンポイントアドバイス

「聖アルフォンソ・デ・リゴリとは」
教会の名前にもなっている「聖アルフォンソ・デ・リゴリ」はレデンプトール会の創立者。イタリアではクリスマスの定番ソング”Tu scendi dalle stelle(トゥ・シェンディ・デッレ・ステッレ/あなたは星から降りてくる)」の作曲者としても知られており、歌をきっかけに聖アルフォンソ・デ・リゴリを知る人も少なくありません。

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会観光での注意点

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会での注意点
  1. 毎日7時から19時半迄開いています。
  2. 夏季は13時から15時半迄教会はクローズしています。
  3. 車に注意して向かいましょう。

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会は交通量の多い通り沿いにあります。ローマっ子はイタリアの中でも運転がちょっと荒め…。特に平日のラッシュ時などは、いつも以上に車やバスに注意して現地に向かってください。

まとめ

聖アルフォンソ・デ・リゴリ教会は悠久の歴史を誇るローマの中で、比較的新しく出来た教会です。しかしながら外観も内装もとてもセンスよくまとまっており、どこを切り取っても写真映えします。館内が狭く、入口手前に小さな階段があるので、車椅子などでの見学には適していませんが、ローカルな教会巡りをしたい方にはもってこい!是非立ち寄ってみてください。

関連記事

  1. ナルド真紀

    昨日たまたま通りかかり、詳しいことが知りたくてこちらの記事にたどり着きました。
    解説をありがとうございます♡
    他の記事も興味津々の記事ばかりで、ブックマークさせていただきました、これからも記事を楽しみにしています。
    ヴィトルキアーノ在住です

    • アコアコ

      あたたかなコメントありがとうございます♡ヴィトルキアーノ、素敵な街ですね!落ち着いたらチヴィタ・ディ・ヴァニョレージョに行ってみたいなぁと思っているので、その時に立ち寄りたいと思います!私はトリノ近郊に住んでおります。後ほど、アメブロ遊びに行かせてください^^