見所満載!ジェノヴァ、サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会

見所満載!ジェノヴァ、サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会|イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会に行ってきました!

「サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会」は、外観にも館内にも魅力がぎゅぎゅっと濃縮されています、いったいどこが見どころなのか!?ポイントを詳しくご紹介します。

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. 駅チカで好アクセスな点。
  2. 美しい宗教画の世界に触れることが出来る点。
  3. 館内だけでなく外観にも見どころがたくさんある点。

「サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会(Basilica di Santa Maria delle Vigne/バジリカ・ディ・サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ)」は、ジェノヴァの地下鉄サン・ジョルジョ駅から歩いて5分ほどのところにある教会。建物密集地帯にある為、ぼんやりしていると見逃してしまいそうになりますが、シンプルな正面口(ファサード)を抜けると、万華鏡のようなキラキラとした世界が眼前に広がります。

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会 押さえておくべき魅力とは?

目の前に広がる小さな広場

教会があるのは、ヴィーニェ広場(Piazza delle Vigne)。自転車を停めるのがやっと…というほどの小さな区画ですが、その分教会に辿りついた時は何とも言えぬ達成感があります。中に入る前に忘れてならないのが、正面右手の細道の先にあるオケ広場(Piazza delle Oche)。ここにはノーベル物理学賞受賞者の、アルベルト・アインシュタインが16歳の時に滞在した家(彼の叔父さんの家)があります(写真は記念のレリーフ)。

外観全体に点在する貴重な品々

現在私たちが見ることの出来るファサードは、1841年から1848年にかけて、新古典主義という様式で整えられたもの。この部分だけ見ると「新しい教会」という印象を持ちますが、実はその歴史は古く、10世紀迄さかのぼります。かなり細い道になりますが、教会左手の小道「Vico del Campanile delle Vigne」を進むと12世紀に建てられた鐘楼、根っこの部分には1304年につくられたお墓(写真)も見ることが出来ます。

美しい天井画

館内で最も多くの人の目をくぎ付けにしているのが、長い中央廊下の上に飾られた天井画。1476年から1495年にかけて描かれたもので、アレクサンドリアのカタリナにまつわる物語が描かれています。正面口の真裏には17世紀に描かれた「最後の晩餐」も。館内の宗教画の中でも、一番カトリック以外の人にも親しまれているテーマの一つかと思います。お見逃しなく。

館内を彩る彫刻たち

天井画ばかりに目が行きがちですが、地上部分にも見逃せない作品がたくさんあります。こちらは先ほどご紹介した最後の晩餐の絵画の下に飾られている彫像。17世紀にアントン・ドメニコ・パロディ(Anton Domenico Parodi)が手掛けた、イエスさまの洗礼の場面を表した作品で、反対側にはイエスさまと聖ペトロにまつわる作品(こちらは1896年に制作)も飾られています。

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会 是非食べてほしい逸品

Pietro Romanengo

「ピエトロ・ロマネンゴ」はサンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会から歩いて1-2分ほどのところ。ソジリア通り(Via di Soziglia)にあるジェノヴァきっての老舗のお菓子屋さんです。創業は1780年で、外観を見るだけで「いかにも!」といった圧倒的なオーラあり。店内には目上の人へのお土産にもよさそうな化粧箱入りのお菓子なども豊富にラインナップされているので、お土産購入にもってこいです。

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会ワンポイントアドバイス

「生神女進堂祭(しょうしんじょしんどうさい)」
サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会はジェノヴァの中で最も歴史ある教会の1つ。毎年11月21日にやってくる、カトリックの宗教行事のひとつ「生神女進堂祭」の日のミサでは、館内の照明がひと際輝きを放ち、その荘厳な風景は、テレビのニュースなどでも報道されるほどです。気になる方は動画などを是非ご覧になってみてください。

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会観光での注意点

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会観光での注意点
  1. 8時から19時迄開いています。
  2. 入場無料です。
  3. 場所がわかりにくいので、地図などでご確認の上向かってください。

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会の正面口は、ヴィーニェ広場(ピアッツァ・デッレ・ヴィーニェ)に面しています。わかりにくい場所にあるので、事前に地図などをしっかりチェックしておきましょう。

まとめ

サンタ・マリア・デッレ・ヴィーニェ教会は館内の風景も見逃せませんが、中に入らなくとも、外観・周辺にも見どころがたくさんあります。12世紀に整えらた鐘楼は50メートル超えのド迫力。その根元にあるお墓も興味深いですし、実は正面右手にも、15世紀に使われていた、美しい彫刻やフレスコ画があしらわれた元入口があります。館内が開いていてもいなくても、満足度の高い教会。ぜひ立ち寄ってみてください。

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