ど迫力スケール!ミラノ、サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂に行ってきました!
ミラノ中心部にある「サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂」。広い緑地の前に面した聖堂は、ドゥオーモから歩いて10分弱のところにあるにもかかわらず観光客も少なく、ゆっくりと観光を楽しむことが出来ます。
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂とは?絶対行くべき理由
- ドゥオーモから徒歩10分以内でアクセスできる点。
- 広場、教会が隣接しているので一気に3か所観光出来る点。
- 世界的に有名な画家、カラヴァッジョゆかりの地である点。
「サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂(Chiesa di San Marco/キエーザ・ディ・サン・マルコ)」はミラノいちの観光スポット、ドゥオーモから歩いて10分弱のところにある聖堂です。目の前には大きなサント・ステファノ広場、左手にはサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会が控えているので3か所一気に観光出来る点も特長です。
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂 押さえておくべき魅力とは?
彫刻が美しい外観
サント・ステファノ広場(Piazza Santo Stefano)に建つ、サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂。美しい装飾で彩られた外観は、広場の中でも圧倒的な存在感を放っています。聖堂の起源はなんと5世紀にまで遡るのですが、現在私たちが見ることの出来る外観は17世紀半ばに整えられたもの。正面口の裏手に設立当時のレリーフが飾られていますので、興味がある方は中に入った折に、くるりと後ろを振り返ってチェックしてみてください。
デコラティブな鐘楼
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂の外観を、より華やかなものへといざなう鐘楼。こちらも、元々は12世紀につくられたものですが、1642年に倒壊。現在のものはジェロラモ・クアドリオ(Gerolamo Quadrio)によって17世紀後半に再建されたものです。見れば見るほど優雅な鐘楼。ふもとには聖堂にまつわる案内板も設置されており、1571年9月30日にカラヴァッジォがこの聖堂で洗礼(カトリック教徒になるためのお清め)を受けたことが記されています。
絢爛豪華な中央祭壇
白基調の明るい館内。中央祭壇はそれまで違う形状だったものを19世紀に入ってからジュゼッペ・レヴァティ(Giuseppe Levati)の手によって、現在のお堂のようなものが付いた形へ修復されました。その後、ガエターノ・ベスティア(Gaetano Bestia)によって1832年に再度修復。ということで、全体的に新しい雰囲気で、日中見学すると、後ろにあるステンドグラスから光が差すので最高に華やかです。
通路左右に並ぶ礼拝堂
美しいステンドグラスは聖堂の通路左右にある礼拝堂の中にも飾られています。礼拝堂は奥にステンドグラス、手前に絵画が吊るされている(写真ご参照)ちょっと珍しいスタイルの礼拝堂。絵画の下のプレートには作者などが書かれているので、絵画ファンの方にはたまらないことと思います。ミラノで活躍した画家のフランチェスコ・デル・カイロ、フェデリコ・ビアンキなどの作品は必見。
ちょっと不気味な納骨堂
聖堂の正面左手にはサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会(Santuario di San Bernardino alle Ossa)という別の建物があります。1269年につくられた納骨堂付きの教会が起源。ということで、館内はガイコツだらけ。人によっては入るのを控えた方が良いかもしれないですが…ご興味がある方は是非足を運んでみてください。
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂 是非食べてほしい逸品
Margy Burger
「マージー・バーガー」はサント・ステファノ広場の一角にあるハンバーガー専門店。かなりローカルな雰囲気満点のお店なのですが、500円ちょっとでお腹いっぱい美味しいハンバーガーが食べられるので、ついつい匂いに誘われて立ち寄ってしまいます。平日でも学校が終わる時間帯は若者でいっぱい!ミラノで手軽にリーズナブルなローカルフードを食べてみたい!という方は是非チェックしてみてください。
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂ワンポイントアドバイス
「サント・ステファノとは」
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂は聖ステファノ(サント・ステファノ)に捧げられた聖堂。聖ステファノはキリスト教における最初の殉教者で、記念日にあたる12月26日はイタリアは祝日です。ほとんどの人はクリスマスの後の連休…という感覚ですが、熱心なカトリック教徒は聖ステファノの日ならではの儀式を行います。12月26日にイタリア旅行に来る予定の方は、お店やレストランがお休みになっていることも多いのでご注意下さい。
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂観光での注意点
- 毎日8時から20時迄開いています。
- 入場無料です。
- サン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会は納骨堂にご注意。
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂左手のサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会も入場無料。但し、壁じゅうにガイコツが並ぶ場所があるため、ニガテな方は観光をお控えください。
まとめ
サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂は2007年、司教区博物館にて保管されていた文書の中から、カラヴァッジョの洗礼証明書(サント・ステファノ・マッジョーレ聖堂にて洗礼を受けたことを証明するもの)が発見されたことで、改めて注目されるようになりました。館内は修復作業が追い付いておらず、若干文字や絵画が見にくい所もありますが、聖堂の持つ荘厳なオーラは素晴らしいものがあります。是非立ち寄ってみてください。
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