まるでプラネタリウムみたい!アルバ、サン・ロレンツォ大聖堂

まるでプラネタリウムみたい!アルバ、サン・ロレンツォ大聖堂|イタリア観光ガイド

サン・ロレンツォ大聖堂に行ってきました!

ピエモンテ州の街、アルバのドゥオーモ(街で最も重要な教会)こと「サン・ロレンツォ大聖堂(Cattedrale di San Lorenzo)」。駅からも近く見応えたっぷりの大聖堂の中へ、皆さまをご案内します♪

サン・ロレンツォ大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 世界的に有名なトリュフの産地を巡れる点。
  2. 美しい星空のような天井画が楽しめる点。
  3. 駅から約10分!徒歩で巡りやすい点。

北イタリア、ピエモンテ州の街アルバは「トリュフの産地」として世界的に有名です。そんなアルバの街の、ど真ん中にあるサン・ロレンツォ大聖堂。慎ましやかな正面口からは想像がつかないほど奥行が広く、特に美しい天井画は満足度200パーセントです。歴史ある建物ならではの貴重な美術品も必見。外の広場の賑わいと、中の神聖な雰囲気とのギャップにも癒されること間違いなしです。

サン・ロレンツォ大聖堂 押さえておくべき魅力とは?

星空のような「天井画」

サン・ロレンツォ大聖堂の中で最も印象的なのは、プラネタリウムのような美しい天井画。カルロ・コスタ(Carlo Costa)という画家によって1870年に美しい夜空が描かれました。ネオゴシック様式ならではの高い天井に、深い青色と、金色の星たちがよく映える!クリーム色基調の寄木細工のようなアーチと縞模様も、館内全体を一層華やかな雰囲気へと引き立ててくれています。

外観にあしらわれた「バラ窓」

大聖堂の建設開始時期は15世紀後半から16世紀前半頃と言われていますが、その後地震などの被害に見舞われ、現在私たちが見ることの出来るサン・ロレンツォ大聖堂の姿は主に19世紀につくられたものです。美しい天井画と同年に設置されたのが、正面口にまるで「眼」のように設置されたバラ窓(丸窓)。元々は両サイドにあるような普通の窓だったものが、1970年の改修にて美しいバラ窓へと付け替えられました。

銅像に込められた「深いメッセージ」

サン・ロレンツォ大聖堂の外観を俯瞰して見ると、中段付近に4体の小さな銅像があることに気付きます。設置されているのは、イエスさまの教えを記した、4人の福音書記者を象徴するモチーフたち。左から「Angelo(天使)」「Leone(獅子)」「Bue(牡牛)」「Aquila(鷲)」が並んでいて、なんと、頭文字を順番に読むと「ALBA(アルバ)」となります。

祭壇を囲む「聖歌隊席」

館内の長い通路を進むと、突き当りに荘厳な中央祭壇が設置されています。祭壇のすぐ手前に小さな階段があって、少し高い位置に祭壇がある為、全体が一層神聖な雰囲気に…。祭壇自体も美しいのですが、それを囲むように並べられた聖歌隊席(木製の椅子)も必見。35脚の椅子は、それぞれが異なるデザインでつくられていて、背もたれ部分の柄が違うのがポイントです。

MuDi – MUSEO DIOCESANO ALBA

「アルバ司教区博物館(ムゼオ・ディオチェザーノ・アルバ、通称”ムディ”)」はサン・ロレンツォ大聖堂に関する博物館。大聖堂の裏手、塔のふもとあたりに入口があります。基本的にはこ難しい内容なのが中心なので、荒天時や建物の歴史に高い興味がある方向け…ですが、時々鐘楼(写真右)にあがれるイベントが開催されており、45メートルからのパノラマビュ―を楽しめます!イベントと観光日程が重なった方は必見。

サン・ロレンツォ大聖堂 是非食べてほしい逸品

Tartufo bianco

「白トリュフ(タルトゥーフォ・ビアンコ)」は世界三大珍味のひとつ、トリュフの中でもさらに希少価値が高い一品として知られています。人工栽培方法が確立されておらず、採れる場所等についても未だ謎な点が多いことから、イタリア国内でもとても貴重な食べ物。アルバはこの白トリュフの産地の1つで、10月中頃から街のレストランで頂くことができます。決して安くはないですが…日本で食べるよりはかなりお安いです!興味がある方は是非ご賞味ください。

サン・ロレンツォ大聖堂ワンポイントアドバイス

「Piazza Risorgimento」
サン・ロレンツォ大聖堂の前に広がる「リソルジメント広場(ピアッツァ・リソルジメント)」。ここは、アルバの街の人たちの憩いの場として、週末を中心に様々なイベントが催されています。特にアルバのトリュフ祭りが行われる10月~11月頃は、毎週末たくさんのテントが張り出され、地のものや、ストリートフードの屋台がたくさん出店します。気になる方は是非、(クレジットカードが使えないことが多いので)小額紙幣をもってアルバに遊びに行きましょう♪

サン・ロレンツォ大聖堂観光での注意点

サン・ロレンツォ大聖堂での注意点
  1. 大聖堂は無料、博物館は有料です。
  2. 博物館は午前は閉まっています。
  3. 大聖堂は終日開いています。

博物館(Mudi)は有料、3ユーロ/人です。午前中は閉まっているのでご注意。(月~金は15時から、土日は14時30分からオープンです)。大聖堂は終日開いています。

まとめ

アルバは電車の便もよく、空港がある州都のトリノからも電車で約1時間半。駅からサン・ロレンツォ大聖堂までも、歩いて10分ほどでアクセスできます。大聖堂の周りに観光スポットが密集しているので、徒歩で十分散策を楽しめる点も◎トリュフ祭りの時期は日本人観光客もたくさん遊びにきていますので、気になる方は是非ツアー等をチェックしてみてください。

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