ナポリでいちばん古いお城「卵城」の魅力とは?一挙ご紹介!

ナポリでいちばん古いお城「卵城」の魅力とは?一挙ご紹介! | イタリア観光ガイド

卵城に行ってきました!

ナポリといったらグルメ…だけではありません!ここではナポリの観光スポットの中でも大好きな「卵城(カステル・デル・オーボ/Castel dell’Ovo)」について、皆さまにその魅力をご紹介します♡

卵城とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. あの「サンタルチア港」にあるお城である点。
  2. イタリアの海、空に映えるカッコイイフォルム
  3. 卵城から望む景色もとってもきれいな点。

南イタリア、カンパニア州の州都ナポリは、ナポリピザやパスタなど、イタリアきってのグルメ都市として有名です。が、観光スポットも見逃せませんよ!中でも「卵城(たまごじょう)」は、イタリア民謡「サンタルチア」の舞台でもあるサンタルチア港にあり、イタリアの青い空、海によく映える!卵城から望むサンタルチア港の景色もまた、息をのむものがあります。

卵城観光 押さえておくべき魅力とは?

ロールプレイングゲームに登場しそうな「外観」

当初は別荘として建てられ、その後要塞や倉庫として使われていた卵城。お姫様や王子様が住んでいそうな洒落た雰囲気こそ無いものの、ロールプレイングゲームに登場しそうなカッコイイ石造りの外観は、見れば見るほど味わい深いものがあります。海に突き出たところにあるので、手前の陸地から、まずはじっくりと外観をご覧ください。卵城に向かう道を進めば、気分はさながら物語の主人公です!

卵城の中で出会う「要塞の跡」

ナポリはその昔、スペインの統治下にあり、卵城はその時に要塞として活躍していました。現在でも屋上にあがると大砲などが設置されていて興味深く、中近世の煌びやかなお城、宮殿とは違った、イタリアの一面を知ることが出来ることでしょう。城内へは無料で入ることが出来ます。朝8時30分からオープンしているので、時差ボケで早く起きた日は、お散歩がてら、是非卵城の中も覗いてみてください。

要塞からみた「ナポリ湾の風景」

卵城から眺めるサンタルチア港(ナポリ湾)や市内の景色も、解放感抜群でおすすめ。この景色が無料で見られるなんて、行かない手はありませんよ!格言「ナポリを見てから死ね」や、ナポリ民謡「サンタルチア」でも取り上げられた美しい景色を、卵城の屋上に行けば、特等席から独り占めすることができます。お城は19時まで一般開放されているので、ぜひお城から望むナポリ名物の青い空、海の景色もお楽しみください。

ガラリと変わる卵城の「夜の姿」

卵城の中に入れるのは主に日中ですが、夜に周辺に立ち寄る機会のある方は、是非夜の卵城の景色もお楽しみください。正直ナポリ市内はあまり治安が良くないため、強くはオススメ出来ないのですが、タクシ―などを利用してサンタルチア港まで来れば、写真のような漆黒の湾に浮かぶ卵城の妖艶な姿や、ナポリ市内の灯りの煌めきを堪能することが出来ます。

ナポリの「古城くらべ」

ナポリには卵城以外にも2つの有名な古城「ヌオーヴォ城(Castel Nuovo/カステル・ヌォーヴォ)」と「サンテルモ城(Castel Sant’Elmo/カステル・サンテルモ)」があります。それぞれ卵城とは違った趣があるので、見比べてみるのも面白いですよ!写真は卵城から徒歩20分ほどのところにあるヌオーヴォ城。「新しいお城」という意味で、卵城の後に建てられたことからこの名が付けられました。

卵城で見つけたグルメ 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Pastiera napoletana

ナポリグルメはピザやパスタ、シーフードなどもおすすめなのですが、日本ではなかなか食べることの出来ないスイーツ「パスティエラ・ナポレターナ」もオススメです。タルト風のケーキで、中につぶつぶの麦や柑橘系のエッセンス入りクリームが入っています。優しい甘みの中に、南イタリア由来の柑橘系の香りがふわっと広がって、もう感動!本来はイースターの時期に食べるものですが、現在ではいつでも市内のいたるところで食べることが出来ます。

卵城観光に必要なアイテム・服装・その他ご紹介

「日焼け防止アイテム(夏)」
卵城周辺の港湾沿いは日差しを遮る高い建物がないので、春~秋はとにかく日焼け対策マストです。特に日焼け止めは、イタリアではあまり売られていないので、基本的には日本から持って行った方が良いでしょう。また、イタリアでは日傘をさしている人はまず、見かけません…。日焼け止めやUVカットウェア、帽子などでの日焼け防止対策が無難です。

卵城観光での注意点 押さえておくべき事項3選

卵城観光での注意点
  1. 見学は日が出ているウチに行いましょう。
  2. タクシーで向かう方は必ず専用乗り場やホテルから乗りましょう。
  3. 写真撮影はなるべく自分たちだけで行いましょう。

卵城周辺はナポリ中心街と比べると、多少治安は良いと言われています。しかし、スリ、置き引きなどは毎日起こっていますので、見学される方は、できるだけ日が出ているうちに行きましょう。タクシーで向かう方は、流しのタクシーは絶対NG!また、現地では写真撮影時、カメラなどを渡して撮ってもらうのは、基本的には控えた方が安心です。

まとめ

ちなみに「卵」城という可愛らしいネーミングは、このお城にまつわるちょっとした伝説から生まれたと言われています(諸説アリ)。別荘、倉庫、要塞…、数奇な運命を辿ることで、現在の姿へと変化していった名城。遠くから眺めるだけでもかなり存在感のあるお城ですが、時間があれば是非、近景や城中からの街、海の景色も楽しんでみてください。

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