ミラノの街の秘密の庭園、アリスティーデ・カルデリーニ庭園

ミラノの街の秘密の庭園、アリスティーデ・カルデリーニ庭園|イタリア観光ガイド

アリスティーデ・カルデリーニ庭園に行ってきました!

アリスティーデ・カルデリーニ庭園はミラノの街のど真ん中にある憩いの場。四季折々の花が咲き誇る美しい庭園の先には…あっと驚く不思議なスポットも出迎えてくれます。

アリスティーデ・カルデリーニ庭園とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 24時間365日いつでも見学できる点。
  2. 春~秋にかけて美しい花々が咲き誇る点。
  3. ヨーロッパらしさ満点の美しい遺跡を見学できる点。

「アリスティーデ・カルデリーニ庭園(Giardino Aristide Calderini/ジャルディーノ・アリスティーデ・カルデリーニ)」は、ミラノ中心部にある美しい庭園。春から秋にかけて美しい花々が咲き誇る庭園は、ヨーロッパ情緒満点の遺跡と、現代アーティストによるモニュメントが2大名物です。屋外施設なので、時間を気にせず訪問出来る点も魅力。

アリスティーデ・カルデリーニ庭園 押さえておくべき魅力とは?

賑わいのある周辺エリア

アリスティーデ・カルデリーニ庭園があるのは、ミラノ中心部を走るニローネ通り(Via Nirone)とサンタニェーゼ通り(Via Sant’Agnese)の間。目と鼻の先には、ヨーロッパ最大のカトリック系大学である「サクロ・クオーレ・カトリック大学(Università Cattolica del Sacro Cuore )」のキャンパスがあり、一年中活気で満ちています。

自然豊かな園内

庭園は春夏秋冬異なる表情を投げかけてくれる素敵な場所。特に春から秋にかけては、様々な草花が私たちを出迎えてくれます。ちょっと覚えにくい庭園の名前の由来は、アリスティーデ・カルデリーニ(Aristide Calderini)という人物に由来するもの。彼は先ほどご紹介したサクロ・クオーレ・カトリック大学の教授(考古学の分野等でも有名)で、1968年にミラノで亡くなりました。

庭園のシンボルである遺跡

庭園の中で最も見逃せないものの1つが、こちらの遺跡です。遺跡の正体は、ミラノ出身の歴史家、ベルナルディーノ・コリオ(Bernardino Corio,1459ー1519)の家。イタリアを代表する芸術家、ドナト・ブラマンテ(Donato Bramante)によって建てられたものと言われており、第二次世界大戦中の爆撃の影響で、今日では玄関付近しか残っていませんが、それでも壮大なロマンを感じます。

現代アーティストの作品

遺跡と並んでもう一つ園内で見逃せないのが、アルナルド・ポモドーロ(Arnaldo Pomodoro)の作品です。アルナルド・ポモドーロは世界的に有名な現代アーティスト。本作は目の前の通りで交通事故で亡くなったフランチェスコ・カステッリーニ(Francesco Castellini)という17歳の少年ら、道路交通事故で命を落とした人たちに捧げられたもので、1996年に設置されました。

近くにある道しるべの塔

庭園のすぐ近くには「Torre di Ansperto(アンスペルトの塔)」という塔があります。3世紀から4世紀頃出来たものと言われており、当時、周辺を囲んでいた城壁の名前(Ansperto da Biassono/アンスペルト・ダ・ビアッソノ)からこの名が付きました。高さは約16.6メートル。ユニークな形、かつ、周辺の景色と一線を画す存在なので、庭園へ向かう際の道しるべとしても有効です。

アリスティーデ・カルデリーニ庭園 是非食べてほしい逸品

Taleggio

「タレッジョ」はミラノのあるロンバルディア州のご当地チーズ同州のタレッジョという谷で作られていたことから、この名が付きました。そのまま食べたりリゾット、パスタ、ピザなどに合わせて食べたり、美味しいレシピがたっくさん!熟成させてつくるので、そのまま食べる場合は、外側の固い部分を少し削って、柔らかい中の部分を食べてみてください。

アリスティーデ・カルデリーニ庭園 ワンポイントアドバイス

「ミラノ市内で楽しめる、アルナルド・ポモドーロの作品たち」
世界的に有名なアーティストであるアルナルド・ポモドーロ(Arnaldo Pomodoro)。彼の作品はここ、アリスティーデ・カルデリーニ庭園以外に「ポルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi Pezzoli)」や「フィリッポ・メダ広場(Filippo meda)」「地下鉄ランザ駅(Lanza)前」などで見ることが出来ます。機会があれば是非チェックしてみてください。

アリスティーデ・カルデリーニ庭園での注意点

アリスティーデ・カルデリーニ庭園での注意点
  1. 入場無料です。
  2. いつでも見学可能です。
  3. 最寄り駅は「S. Ambrogio」です。

平日の日中は近くに大学があるため、学生さんたちが遺跡をベンチ替わりにして、おしゃべりや休憩をしていることなどがあります。写真撮影をしたい場合は声をかければすぐに場所を譲ってもらえると思うので話しかけてみてください。

まとめ

日本でいう東京のような現代的なムード満点のミラノでは、アリスティーデ・カルデリーニ庭園の遺跡のようなモニュメントは、意外にも珍しく、街歩きの際、思わず二度見してしまうこと間違いなしのスポットです。すぐ近くにあるアンスペルトの塔と合わせて、ちょっと変わった風景を写真に収めることが出来る場所。是非街歩きの際は立ち寄ってみてください。

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